ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

今日から4月

2013-04-01 15:28:35 | 我が家の歳時記

小さい庭に次々と春の花が開いています。

鉢植えのツバキ。これは「津川絞り」という品種。数年前に小さい苗を買って、毎年、2~3輪しか開かなかったのですが今年は一杯蕾を付けています。

逆にこの「白六角」は今年は花の数が少ないようです。後ろに見える「湊の春」はまだ蕾です。


庭の隅で忘れられたようにひっそりと、ヒマラヤユキノシタが咲いていました。日の当たる場所の仲間はとっくに花期を終えました。


これも、あまり目立たないスノードロップ。


ムスカリの花は満開です。


モモの花も見頃になりました

*こんな句を見つけました。「四月馬鹿も永き無職の日に加ふ」安達真弓*


庭先の春(3月8日)

2013-03-08 13:22:22 | 我が家の歳時記

今の季節は啓蟄の初候で、「蟄虫戸を啓く(すごもりのむしとをひらく)」候というそうです。
留守をしていた5日間のうちに、わが家の庭もすっかり春めいてきました。


白梅や…


スミレや…


ヒマラヤユキノシタも咲き始めました。気温も上がり、ますます春の気配が濃くなりました。


新しい訪問者(2013.02.20)

2013-02-20 17:40:47 | 我が家の歳時記

今日も寒いなあ。


「あれ?新しいお友達」「ジョウビタキくんという鳥だよ。遠い北の国から渡って来るんだって」


「ギターを抱いて?」「それはジョウさんや無くてアキラさんやろ…日活の。古いなあ」


「でも、ミカンやリンゴは食べないんやなあ」「ジョウくんは虫を食べるんだよ」



私たちのご馳走とは別で良かったね。

どうも二匹の間で、Myミカン(自分の分)を決めているようです。リンゴも食べますが、今日もムクドリに横ドリされてしまいました。


若草山山焼き遠望(2013.01.26)

2013-01-27 10:05:24 | 我が家の歳時記

 

厳しい寒さに加えて、時々強い風が木々の梢を揺すります。矢田山麓から若草山の山焼きを見ようと車を走らせました。

10人近くの家族連れと一緒に、近くの高台に登って寒さをこらえて山焼きの始まるのを待ちます。18時15分、山焼きの始まりを告げる花火が打ち上げられました。次々に夜空に開く色とりどりの花火に、待ち焦がれていた子供たちの歓声が上がります。

真っ赤な火が夜空を焦がす様子が遠くからもはっきりと見ることができました。

雲が流れて真ん丸なお月様が顔を出して、山焼きを見下ろしています。

点火から30分経ちました。
山焼きはまだまだ続きますが、シャッターを切る手も冷たくなってきたので引き揚げることにしました。


今日は何の日(2012.11.24)

2012-11-24 06:00:00 | 我が家の歳時記

今日は私・変愚院にとって「初めて単独で積雪の山に登った記念日」です。

1959年11月21日、高校の恩師で山の先輩のY先生と初冬の八ヶ岳へ向かいました。ところが、列車の中で先生が急に激しい腹痛を起こされて上諏訪の日赤に搬送され、緊急手術、入院。22日、私の25歳の誕生日は先生の病室で過ごしました。
23日、一人で出発。快晴。ザイルなどは置いてきましたが荷物は大きいし、八ヶ岳農場からゆっくり左俣をつめて赤岳鉱泉で泊まりました。同宿 は僅か3 人でした。
 
 
24日、ガリガリの薄雪を踏んで赤岳登頂を果たしました。目の前に黒い富士が見えたのが印象に残っています。フォーカルプレーンのシャッターが凍りついて山頂での写真がありません。頂上滞在僅か5分余り。登りか下るときか…寒さで震えながら撮った貴重な一枚がこれです。落葉の裾野の道を、感傷的になりながらトボトボ下って病院へ帰りました。山を始めて1年後のことでした。

 
また、この日は変愚院夫婦の「最高標高点到達記念日」です。赤岳からちょうど40年後の1999年11月24日、私たちは山の後輩の男女二人とともに、カラパタール 5545m の頂上に立ちました。間近に見る世界最高峰のエベレストに比べると3,300mも低い標高ですが、私たちにとっては薄い酸素と高山病に悩まされながらの精一杯のトレッキング・ピークでした。


 手の届く近さに見えている頂上が限りなく遠い。鉛の塊を付けられたように重い足を引きずり、何歩か登る。立ち止まり、薄い空気を精一杯、肺に送り込む。再びのろのろと足を運ぶ。
 急に目の前が開けた。濃紺の空の下、神々が住まうという白銀の嶺が私たちをぐるりと取り囲んでいる。ケルンに結ばれた五色のタルチョー(祈願旗)がバタバタとはためく。とうとう、辿り着いたのだ。長い間の夢であった5545m、カラパタール頂上に! 
 
上はホームページ「カラパタールの蒼い空」の一節です。(宜しければ本文もお読みください
 

さて、明11月25日から二人で5度目のネパールへ行ってきます。今回はトレッキングではなく観光旅行ですが、初めてのサランコットの丘からの展望や、古都パクタブル散策。また旧知のカトマンドゥやパタン、ポカラの町がどのように変貌しているか…。最後に訪れた2006年でも乞食や野良牛は姿を消し、近代化が進んでいましたので、あの喧騒と混沌とした独特の街の雰囲気は味わえないかも知れません。(写真は1997年のカトマンドゥ・タメル)
 
10日間、BLOGをお休みしますが、帰ると詳しくレポート致します。では行ってきます。アバ ジャンチュ。