ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

虎、寅、とら

2010-01-21 16:35:43 | 四方山話
干支の話題も少々、時期外れになりそうですが…
画像を整理していると、こんなものが見つかりました。



お鉢めぐりの途中で見た富士山の虎岩。背後は剣ヶ峰です。



トラだらけの信貴山ですが、このトラは夜になって出歩かぬように檻に入っています。



このトラの口を入ると長~~い胴体は薄暗い通路になっていて、尻尾の方にでます。
悪い病気を食べてくれるトラです。



正月になると、なぜか「寅」から始まるこの本の「その年の干支」を読み返しています。
「博覧強記」というのは、この人のためにあるような言葉で、生まれ育った紀州熊野の
話しから仏教説話まで、古今東西あらゆるトラに関する話題が詰め込まれています。
もう三度は読んだ本ですが、読み応えどころか疲れるので、次の「ウサギ」の項は
来年までお預けです。

二度目のキナバル山 (2007年)

2010-01-21 16:33:34 | 過去の今日
*写真が中心です。詳しい登山レポートはこちらをご覧ください



2007年の今日、二度目のキナバル山の頂に立ちました。
今回は千日山歩渉会の仲間10人に義弟を含めたパーティのリーダーです。
19日、山麓のホテルで一泊し…
20日、登山手続きをしてIDカードを受け取って、いよいよ山へ。



登山道は固い木(IronWood)枠で土止めした階段や手すりで良く整備されているが、
私たち小柄な日本人には段差が大き過ぎるのが難点である。まるでハシゴを登るよう
な急勾配に、たちまち額から汗が滴り落ちてくる。



この山ではガイドの雇用が義務づけられている。先頭を行くJAMOLは若年ながら
週に二度はこの山に登っているといい、経験は十分である。



午後も厳しい登りが続く。食事中から曇ってきた空から小雨が降り出し、雨具とザック
カバーをつけて登る。
15時15分、標高3,272mのラバンラタ・レストハウスに到着。部屋に落ちついてしばらく
すると激しい雨になった。



1月21日。2時30分、出発。外に出ると無風快晴で満天の星空だ。
ゆっくりゆっくり高度を上げて頂上部のプラトゥ(頂上高原)に来る。
登山口から8㎞地点、すでに高度は4000mである。東の空が明るんできた。



ロウズピーク頂上で義弟と。
会としても個人としても、この山に登るためにトレーニングを重ねてきただけに、
みんなの顔は大きな満足で輝いていた。



西に光る海面、目の前にセント・ジョンズ・ピーク、背後にロウズ・ガリーと、
ぐるり360度の大展望である。山頂滞在20分、ゆっくり景色を眺めて下山する。
山頂がもう、あんなに高くなった。



ラバンラタ小屋で荷物整理のために長めの休憩をとり、出発は11時前になる。
下りとはいえ、ここからが6㎞近くにわたる長丁場である。
15時過ぎ、無事、登山口に帰り、登山証明書を貰った。
この日は、コタキナバルのホテルに泊まり…



翌日、ホテルの船着き場から15分のSapi島へ高速のモーターボートで渡る。



大トカゲのいる無人島でシュノーケルをつけて熱帯魚の泳ぐ海に潜り、バーベキュー
を楽しみました。

この山行は現地ガイドに会うまで添乗員の役割もこなして、ちょっとハードワークでした。
しかし全員無事登頂でき、何とかリーダーの役割を果たせてホッとしました。
今になれば熱帯の山と海の楽しい思い出です。