【登 山 日】2016年1月7日
【メンバー】丸屋博義、丸屋三輪子、芳村嘉一郎、芳村和子
【コースタイム】東塔本坂登り口 09:35…鉄塔 10:15…坂本分岐 10:55…亀堂 11:05~11:10…法然院 11:15~11:20…根本中堂 11:30…大比叡三角点12:20~12:45…ケーブル駅 13:30…無動寺谷分岐14:10…日吉東照宮 15:10
JR南草津駅で丸さんの車にピックアップして貰い、近江大橋を渡って坂本へ。先程までの小雨が上がったばかりの大宮川観光駐車場へ車を置く。日吉大社東受付前を通り、東塔本坂の長い石段を登る。始業式が行われている比叡山高校横の車道になり、車止めの横に「三丁」の標石があるところから比叡山参道が始まる。急な登り道は所々で中央が窪んだり、ガラガラの石屑がむき出しになったりして、12年前に登った時よりも、かなり荒れた感じである。
見覚えのある送電線鉄塔のある場所を過ぎると傾斜が緩んで、右手に琵琶湖の青い湖面が見えた。30分ほどで三体の石仏の並ぶところに来る。以前にあった坂本への道は通行できなくなっていた。右手に高い石垣が見えて亀堂への石段横を通る。亀堂の前まで右手から舗装の道が伸びてきていた。
すぐに法然院の前に出て、石段を降りて参拝した。
まもなく左手に延暦寺会館の大きな建物が見えて、延暦寺境内に入る。根本中堂にお参りして大講堂の前を通り、阿弥陀堂と法華総持院東塔を結ぶ回廊の下を潜る。回廊沿いに左に折れて坂道を登ると見覚えのある墓地に出て、小さな矢印が左の斜面を登るように指示している。はっきりした道で車道に出て、更に登り、右に折り返すと智辯大師御廟半町の石標の立つ尾根に出た。吹き上げてくる風が冷たく感じる。右に登ると読売や朝日などのTV中継塔がいくつか並んでいる前を通り、見覚えのあるコンクリート製給水設備の前に出た。
大比叡848一等三角点は、その先の小高い丘の上にある。記念写真を撮り合ううちに、激しく粉雪が舞うようになったが、幸いすぐ止んで日も差しだした。給水施設の後ろで、風を避けて慌ただしく昼食を済ませる。
下山は尾根を南へ直進して智辯大師御廟に手を合わせて、下に見えるドライブウエイに向かって急坂を降り、最後は墓地を抜けてドライブウエイにでる。琵琶湖が美しく眺められた。ケーブル駅に着くと発車寸前で、切符がないなら次にしてくれと駅員に言われ、30分も待つくらいならと歩いて下山することにした。前の記憶を頼りに、大乗院の方に下り出すと背負子姿のお坊さんが登ってきた。道を聞くとケーブル駅の方へ橋を渡った方にも道があるというので、今日はそちらを通ることにする。ケーブル線路に沿った道は少し急な下りで「もたて山」駅に出た。ここからは線路を離れて、緩やかに山腹を捲く道になり、無動寺谷分岐を過ぎると再び急な下りになり、蟻ヶ滝の架かる谷を左に(滝へは通行不能になっていた)見て、林を抜けるとまもなく急に開けた場所にでる。スコアボードがある比叡山高校グラウンドの真横だった。
朝登った道と校舎を挟んだ反対側の車道を下っていくと、右手に日吉東照宮が見えた。終日快適に歩けて楽しかった山行を終え、日吉大社に参拝して帰途についた。