ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

春眠を破られて(2013.04.13)

2013-04-13 10:12:27 | 今日の大和民俗公園

早朝の地震で目を覚まし、6時過ぎから大和民俗公園を歩いてきました。

今朝も気温が低く、手袋を忘れた手がかじかみそうです。ヒョウタン池近くのサトザクラが見頃を迎えています。


多目的広場のサトザクラ。同じ八重咲きですが上の関山と色が違います。


謎の空中回廊出現!
公園西側の矢田山麓に、こんな構造物を見かけました。展望台のようでもありますが…??
顔見知りの人たちと挨拶を交わしながら、早足で二周して帰りました。


里山の花(2013.04.10)

2013-04-11 11:06:53 | 矢田だより

春の花を訪ねて矢田丘陵を歩きました。足元にはウマノアシガタ、カラスノエンドウを始め、色んなスミレ、キランソウ、ムラサキサギゴケなど春の花が咲き誇っています。


こんな花を咲かせる木がありました…名前をご存知の方お教えください。
カリンでした。あじさいさん、ありがとうございました。


満開のクサイチゴ


サルトリイバラの花。秋になると真っ赤な実がよく目立ちますが、花はいたって地味です。


モミジ(名前不詳)の花


ギンリョウソウ。めっきり数が減って僅かにこの一株だけ目にしました。


ショウジョウバカマが咲き始めました。


本日一番の収穫は、このミツガシワ。花はピンボケですが、名前の由来の3枚の小葉はしっかり撮れました。


春らんまん美濃路(2013.04.08)

2013-04-09 19:48:38 | 旅日記

二日間続いた春の嵐が吹き過ぎて、ようやく青空が拡がった週明けです。娘、孫と4人でH社の日帰りバスツァーに参加して美濃路の花の名所を訪ねました。

11時前、最初の観光地・国営木曽三川公園に着きました。「木曽三川」とは揖斐川、木曽川、長良川のことで、愛知、岐阜、三重の3県にまたがる日本一広い国営公園ですが、そのうちの岐阜県海津市にある木曽三川公園センターです。ここへは1987年の開園前に娘と三人で来たことがありますが、20数年前のことですっかり様子が変わっています。園内では四季さまざまな花が楽しめますが、この時期の主役はチューリップです。


先週末から「チューリップ祭り」が行われています。
少し風があり肌寒い感じが残る中、ベンチでお花見弁当を食べたあと、大花壇を歩きました。


初めて見る珍しいチューリップもたくさん…。


これがチューリップかと目を疑うような品種もあります。


ムスカリも妍を競う中、緩やかに斜面を登っていきます。


ここには13万球のチューリップが植えられています。約1時間、たっぷりと艶やかな花の饗宴を楽しんで次の目的地へ。
バスは揖斐川沿いに北上、上流で分かれると根尾川に沿って行きます。緑の堤防は菜の花の花盛り、残雪の伊吹山を見ながら川を離れて大谷トンネルを越えて揖斐川町へ。
午後は次第に気温が上がり、春真っ盛りのうららかなお天気になりました。ここでは川の堤にずらりと植えられたハナモモに目を奪われました。


西国三十三国霊場満願の寺・谷汲山華厳寺。ここでは「さくらまつり」の最中でした。バス駐車場を降りて参道に入ると、かって名鉄谷汲線が走っていた頃の車両を模した、パンタグラフを付けたバスが置いてありました。


九丁、約1キロの緩やかな登りの参道両側には50軒と言われる茶店や土産物屋などが並び、約300本のソメイヨシノの並木が続きます(サクラとカエデが交互に植えられいて、秋も楽しむことができます)。
残念ながら昨日の春の嵐のせいか、葉桜になったサクラも多かったです。


仁王門を潜り、境内に入ります。幾つもの塔頭や観音像などを見ながら参道を進むと…


最後はきつい勾配の石段を登り、本堂にお参りして般若心経を唱えました。その後、孫と本堂内の「戒壇巡り」。帰ってから聞くと、孫にはこの真っ暗な中を手探りで歩いたことが今日一番楽しかったそうです。うっかりしていましたが、この日はお釈迦様のお生れになった日で塔頭の一つで「仏生会」の行事があり、誕生仏様に甘茶を掛けご接待の甘茶を頂きました。
40代に夫婦で西国と新西国の札所巡礼をそれぞれ二度づつ終えています(ただしマイカーでの車巡礼)ので、ここ「谷汲さん」も久しぶりの参拝でした。


バスは正面に真っ白な能郷白山(これも懐かしい山です)の姿を見ながら本巣市根尾谷へ。
今日の観光のメイン、いよいよ♀ペン待望の「薄墨桜」とのご対面です。
この碑には大正11年に国の天然記念物指定を受けたことが記されています。


周辺は薄墨公園として整備され、大勢の人で賑わってました。薄墨桜は宇野千代さんの保護活動で有名ですが、継体天皇が都へ即位のために隠遁のこの地を離れるときに植えたものと伝えられています。樹齢1500年を超す老樹で、ご覧のように何本もの柱で支えられています。
保護柵の周りを逆時計回りに歩きました。右手、幟の並んでいる道の上には観音堂、更に上の斜面には不動堂が建っています。


上の画像の反対側から見たところ。左は二代目のサクラですが、それでもこんなに大きく育っています。
薄墨桜の品種はエドヒガン(彼岸桜)。




大分日が陰ってきました。正面、管理棟前から見た薄墨桜です。
「蕾の時はピンク色、満開に至ると白色、散りぎわには特異の薄い墨を引いた色になる」とパンフレットにありましたが、その意味ではちょうど見頃だったようです。いずれにせよ、一本の樹でこれだけ人を集めるのですから大したものです。

たっぷりと季節の花を愛でることができて大満足の一日でした。


春の嵐の前に…(2013.04.06)

2013-04-06 09:23:58 | 今日の大和民俗公園

午後から爆弾低気圧が通過するという予報に、6時過ぎから公園へ独りでウォーキングに出かけました。まだ駐車場が閉まっているので、出会うのは近くの顔見知りの人たちばかりです。

シダレザクラの並木も落花盛んです。


ソメイヨシノもオオシマザクラもハナモモも盛りを過ぎました。ヒョウタン池横に並ぶ、一番遅咲きのサトザクラが綻び始めています。急ぎ足で二周して公園を後にしました。


わが町のサクラとも来年までお別れです。雨は思ったより早く、9時過ぎから降り始めました。


お城まつり(2013.04.05)

2013-04-05 17:11:30 | 大和郡山歳時記

明日から雨の予報に、大和郡山城址のサクラを見に行きました。

朝9時を過ぎたばかりですが、駅からお城へ続く道には観光客らしい姿も何人か見えます。


花に埋まれた追手向櫓と追手門が内堀に影を落としています。


追手門には豊臣家の家紋・五三桐が金色に光っています。大和郡山城は筒井順慶の築城ですが、その後、秀吉の弟・大納言秀長の居城となりました。秀長が多武峰から移植した御殿桜が郡山城のサクラのはじめと言われています。


その後、享保9年に柳沢吉里が甲府から大和郡山に国替えになり、15万石で入封しました。その頃からサクラが補植されて家臣、町民ともに花を楽しんだといいます。背後の神社は本丸跡にある吉里を祀る柳沢神社です。


雪洞の下に小学生たちの描いた「お城まつり」の絵が掲げられています。樹の向こうに青い色が見えるのは、夜桜を楽しむグループの場所取りのシートです。


この上に天守閣がありました。この時期はぐるりを大きな数珠が取り囲んでいて登ることはできません。
筒井順慶が織田信長に命じられて大和郡山城を築くとき、大量の石材が必要なために奈良の寺院の石塔や石仏まで集められました。お城まつりには、その霊を慰めるために「数珠繰り法要」が行われます。この大数珠の長さは162m、1080個あります。


花を供えてある奥には頭を下に逆さに埋まった形の「逆さ地蔵」様が拝めます。


内堀を隔ててみた城跡会館(旧奈良県立図書館・明治時代の建築) と東隅櫓。現在、城址のサクラは約3000本といわれ「日本桜100選」に選ばれています。しかし、殆どが明治時代に植えられたもので近年は多くの木に衰えが見られます。そこで市では新しい樹を植え始めています。


今年は例年より開花が一週間早く、散り始めた花びらがお堀に浮かんでいます。1時間ほど城内を歩いて柳沢神社の正面鳥居から露店の並ぶ道に出ました。観光バスからのツァー客らしい団体などで次第に賑やかになったお城を後にしました。


春爛漫の大和民俗公園(2013.04.01)

2013-04-02 08:54:58 | 今日の大和民俗公園

遠方から里帰り中の娘と孫と一緒に公園へ行きました。駐車場の周囲もサクラ満開です。


公園入口のソメイヨシノが咲き誇っています。


その近くのモクレン。


シダレザクラの並木道を歩きました。


ヒョウタン池横のハナモモ


スイセンの黄色い花と緑が鮮やかでした。暖かい春の日差しを浴びながら、ゆっくりと園内を一周して帰りました。


今日から4月

2013-04-01 15:28:35 | 我が家の歳時記

小さい庭に次々と春の花が開いています。

鉢植えのツバキ。これは「津川絞り」という品種。数年前に小さい苗を買って、毎年、2~3輪しか開かなかったのですが今年は一杯蕾を付けています。

逆にこの「白六角」は今年は花の数が少ないようです。後ろに見える「湊の春」はまだ蕾です。


庭の隅で忘れられたようにひっそりと、ヒマラヤユキノシタが咲いていました。日の当たる場所の仲間はとっくに花期を終えました。


これも、あまり目立たないスノードロップ。


ムスカリの花は満開です。


モモの花も見頃になりました

*こんな句を見つけました。「四月馬鹿も永き無職の日に加ふ」安達真弓*