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久しぶりに、紹介したくなるようなマンガと出会いました。
まあ、1,2巻を表紙買いしましてね。って、絵柄が好みだっただけでなく、「日本史(武士の時代)が好き」ってのもあるんですが。
簡単にいっちゃえば、「元寇時に最前線になった対馬を舞台に、日本の武士たちと元、高麗軍が戦う話」ですかね。
まず、主人公の朽井迅三郎(くちいじんざぶろう)が、対馬に流罪になるトコから、物語は始まります。
この迅三郎は、元々は鎌倉の有力御家人で、義経(ぎけい)流という、源義経が祖とされている剣術の使い手であり、海賊討伐などで活躍した人なんですが、北条家の内紛に巻き込まれ、陣営としては北条時宗と敵対していたことから、流罪になったようです。
で、対馬へ移送中に嵐に見舞われたのをよいことに、ほかの流人たちが役人を殺して船を乗っ取ってね。迅三郎も、船を乗っ取った輩に、海に放り込まれそうになるんですが、咄嗟に太刀を奪って、持ち前の義経流を駆使し、返り討ちにしてね。それをきっかけに、今度は彼が流人船の長になります。
そのうえで、やがて嵐も去り、いよいよ対馬が見えてきたところで、巨大な白い鰐と、美しい姫君・輝日(てるひ)と出会います。
この輝日が、対馬の地頭・宗助国(そうすけくに)の娘で、「入水したはずが、対馬へと逃げのび、宗家に迎えられた安徳天皇の血を引いている」という設定があったりします。これが後々、何らかの形で物語に絡んでくるんでしょうね。少なくとも、現時点では、「源氏の剣術の継承者と、平家の血筋の姫君がともに戦う」ということにはなってますが。
で、輝日というヒロインですが、私、かなり気に入ってます(笑)。
まあ、基本的には、
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こんな性格、人格と、
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こんな性格、人格、
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そして戦闘時などはこんな感じであり、
それらを使いわけているような姉ちゃんだったりします。
やっぱいいっすよね、「高潔なお姫様でありながら、颯爽とした女武者でもある」ってキャラ。
そのように、一見、「女」をあまり感じさせない彼女ではありますが、いよいよ元軍が島に上陸し、散々、殺戮などを繰り返す彼らに対馬の軍勢(ってか、この時点で事実上、『朽井軍』)が立ち向かった際、夜襲に備えて仮眠を取っていた迅三郎に対し・・・
輝日(よくもまあ、この状況で、ここまで眠り呆けられるものだ・・・)
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輝日(そなたは危険だ。ひとたび戦を始めたら歯止めが利かぬ。皆を地獄の底まで連れ去ってしまう。いっそのこと――)
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輝日(そなたなど、呼び寄せるのではなかった・・・)
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オレは、こういう萌えも大好物だ。
いいっすよね、前述のような高潔な姫君、颯爽とした女武者が、こんな感じでデレるの(笑)。
いやさ、「迅三郎に惹かれていく描写がいまいち説明不足」とか抜かすバカもいそうだけどさ、そもそも迅三郎という男が、
・源平合戦期最強である義経流の使い手。そして、生粋の坂東武者。ゆえに、戦闘はバーサーカー、戦術はクレバーなリアリスト。
・一方で、元御家人であり、それも家格は低くないゆえに、じつは作法も弁えており、また、思慮深い。
・どっかとぼけた言動を見せる皮肉屋っぽさを見せつつも、かなりカラッとした性格。
――いや、惚れるだろ、普通に(笑)。そんな兄ちゃんと接してたら、「女武者兼お姫様」とあらば、ってか、そうでなくても惹かれるって(笑)。
迅三郎って、見た目も全然悪くないし、なにより上で挙げたような、
叩き上げとエリートのハイブリッド、両者のいいトコ取りのような男ですよ(笑)。
一目惚れではなさそうだけど、かなり早い段階から気になるって。
ストーリーとしては、輝日が裏切り者に刺されつつも(まあ、急所は外れているようですが)、迅三郎が寡兵でもって、元軍の先鋒部隊を急襲したところで、2巻は終わってます。
これ、続きが楽しみだなぁ。いわゆるwebマンガってやつですが、あえてアクセスしないようにしてんもん(笑)。
やはりwebマンガである「ReLIFE」も、単行本のサイクルが結構早いんで、そういう意味でも期待しています。
P.S.
そういや、「ReLIFE」がアニメ化されるようですね。
これも元々は表紙買いだったんだよなぁ。いや、読んでみておもしろいとは思ったけど、まさかアニメ化されるとは(笑)。