マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

るろうに剣心 最終章 The Final

2021-04-24 21:52:45 | 映画



ネタバレ注意。


ネタバレが嫌な人は読まないでね。

ってわけで、るろ剣映画最終章です。
まあ、ある程度は予測してましたが、






斎藤はあくまで、冒頭の導入部分担当なのね。



彼が警官隊を引き連れて捜査を行うことで、物語が始まる、っつーか。
京都編も志々雄のアジトに斎藤らが乗り込んだトコから始まったし、最初の映画も、鳥羽伏見で剣心と対峙してたトコからだったし。
まあ、今回の冒頭部分も、斎藤はカッコよかったですけどね。
列車内で、確保しようとした雪代縁が暴れて、警官たちをなぎ倒し、ホームを駆けたり、列車の屋根を走り回ったりしてたんですが、縁が最後に駆けこんだ車両のドアをぶっ壊して、飛び散るその破片と同時に縁の懐に駆け寄って、彼に斬りつけていたシーンは、燃えましたね。
縁としては、斎藤の斬撃をかろうじてかわしたんですが、「オレを逮捕したいんだろ」と、中国語で呟き、とりあえず観念してね。
まあ、縁は後々、ある種の政治力で釈放されるんですが・・・「自分としては、それが可能である」「一方で、斎藤の戦闘力を考えると、人誅の前に自分が殺されてしまうこともあり得る」ってことで、斎藤との戦いを避けたんでしょうね。リスクが高すぎるというか。
もちろん、縁としては斎藤に勝つ自信もあるけど、それはあくまで「自分視点」だからね。少なくとも、斎藤という相手は、「自身が敗れてもおかしくはない相手」ではあるんで。

一方、剣心とその仲間たちは、束の間の日常を楽しんでいました。
花嫁行列を見て、左之や弥彦に剣心とのことを冷やかされたときの薫殿の反応が、かわいかったです(笑)。
まあ、剣心は「オロッ?」いって、「どういう意味でござるか?」みたいなことをいってたんですが、恵さんに「自分で考えなさい」いわれてね(笑)。
ってか、映画版の恵さんは、剣心に恋愛感情はないのかも。代わりに、終盤で左之と微笑ましいやりとりをやってましたね。そっちはそっちで、「ヤンチャな弟をからかう感じ」かもしれませんが。
で、赤べこで牛鍋を楽しんだあと(燕ちゃん役のコ、美少女だったな)、帰路に着いたところを・・・鯨波による、赤べこ砲撃。
あ、この鯨波、





原作よりも男前になってました(笑)。



って、イケメンとか美男子といったタイプではなく、体育会系とか格闘家的な男前ね。
それにしても、宇水さんといい、この鯨波といい、実写のほうがカッコよくなるなんて、ある意味、稀有なキャラたちかもしれんな。
そんなこんなでね、途中、蒼紫(伊勢谷友介が続投でした)やも加わったり、剣心が自身の過去を明かしたり・・・
やっぱりね、





有村架純の巴さん、儚げな美しさが表現されてましたね。



女優さんって、やっぱり凄いな。有村架純、オレの中では明るい女性が多いイメージなんでね。そんな彼女が、巴さんという「儚いながらも、武家の娘らしく、芯はしっかりしている女性」を演じきってたもんなぁ。

で、まあ、縁一行とのバトルに移っていきます。
まずは不満点を。





映画版では、左之が噛ませ犬すぎる(苦笑)。



オレ、斎藤の次に好きなのは左之なんでね(笑)。
まあ、原作でもそういう傾向はあるけど、それでもネームド・キャラも倒しているなど、見せ場もちゃんとあるんですけどね。
前作では蒼紫にボコられてたし(原作でいうと、京都へ行く前に斎藤にボコられるシーンなんですが、映画版では一作目で、斎藤と左之は出会って共闘してるんでね)。
代わりに、操が活躍してたけど・・・もちろん、土屋太鳳の運動神経は大したもんだと思いますが、操というキャラはそこまで戦闘に特化してるわけでもないんでね。
で、左之の場合、原作の人誅編で戦った戌亥とは、映画版では一作目に戦っているからね。まあ、今作でも戌亥みたいな奴は出てきたけど、斎藤の牙突の餌食になってました。
あ、今回の牙突は、ちゃんとカッコよくなってましたよ(笑)。まあ、本来は、普通の突きに突進を加えただけのシンプルな技ですからね。江口さんを飛ばさなきゃいいんです! (笑)
それと、剣心が心神喪失し、貧民街でうなだれているシーンがないのは・・・これは尺の問題もあって、無理かな。薫殿の偽の死体を用意できた外印は、一作目に出ちゃったし。
逆によかった点としては、前述の牙突と、





「宗次郎、登場!」



ってトコですかね。もちろん、神木隆之介で。
まあ、縁の組織の幹部である呉黒星(ウー・ヘイシン)に雇われたんですが、彼を裏切って、剣心と共闘してね。
「多分、ボクのほうが、あなた方よりも強いですよ」みたいな物言いがね、宗次郎らしくて、よかったです。
あとはやっぱ、アクション・シーンですよね。剣心役の佐藤健はもちろんのこと、縁役の新田真剣佑も、大したもんです。
ってか、真剣佑の二の腕、凄かったなぁ。

で、まあ、ラストは・・・収監された縁が、姉の巴の手紙を読んで・・・このシーンの真剣佑の演技、オレはよかったと思います。
その後、剣心と薫殿が、巴の墓参りをして、また日常へ、と。
ただ、この最終章、今回で終わりではありません。6月に「最終章 The Beginning」が上映されます。
幕末編ですね。抜刀斎時代の剣心、新選組時代の斎藤などが出てきます。あるいは、藤原竜也演じる志々雄真実も出るかもしれませんね。
ってか、新選組が出る以上、沖田総司も出るかもしれんので、その場合、沖田役は神木隆之介がやるかもね。「宗次郎のモデルは沖田」ってこともあるんで(笑)。
ともかく、「The Beginning」も楽しみです。

今作上映後、ライブビューイングで、舞台挨拶もありました。
佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高と、監督の大友啓史が出てたんたですが、「二択で選ばねばならない」的な企画で、「Finalの舞台である明治と、Beginningの舞台である幕末、どちらに生きる」みたいなお題で、武井さんが「明治。幕末だと、巴さんと(剣心を)取り合うことになっちゃう」なんていってたのが、かわいかったですね(笑)。
あと、佐藤健が「剣心の『オロッ』は、マンガやアニメでいってたから再現しているのではなく、(自分が演じる剣心としては)『重く暗い過去の記憶を少しでも排除したい』といった心持ちで、口にしているつもり」みたいなことを言ってたのが、印象的でしたかね。


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