氷室京介のBD-BOXです。とりあえず、bhoから。
「beat haze odyssey」ツアーの横浜アリーナ公演です。「オレはおまえの兄貴じゃねぇ」って、このライブだったのね(笑)。
この頃のヒムロックは声も出てるし、アクションもキレキレだし・・・ONSからこの頃が、ライブパフォーマンスとしての全盛期かもしれません。
スティーブ始め、バンドメンバーもカッコいいですね。全員のプレイぶり、ビート系もバラードやミディアム系も、どれをとっても圧巻。
「SLEEPLESS NIGHT」、やっぱかっけぇよな。イントロのスティーブによるギターとホッピーさんによるキーボードからして、かっけぇ(笑)。2度目の視聴はこれを書きながらなんですが、手を止めて見入っちゃったもん(笑)。
この辺のアクションも、めちゃめちゃカッコいい。
「LOST WEEKEND」は、やはりスティーブが映える。「この曲のメインギターは彼に限る」というか。「NATIVE STRANGER」「DRIVE」はDAITAやYTでも、それぞれの味があるけど、「LOST WEEKEND」はやっぱスティーブでしょうね。
「幻想と真実」も、ライブでやったんだね。そして、何気にカッコいい「HYSTERIA」! 氷室の曲でサックス使うのは珍しいかもね。「RE-BORN」や「PLESURE SKIN」のホーンはSEであって、生演奏ではなかったし(あれ? 『RE-BORN』はサックスだけ、大島さん辺りがプレイしてたかな?)。
「BELIEVE」などのバラード系は、氷室のたしかな歌唱力が楽しめますね。ただ、「BELIEVE」はスタジオ盤――アルバム「MELLOW」のアレンジでやってほしかった気も(笑)。このときのバージョンも好きだけどね。
「GIRLS BE GLAMOROUS」は、2回やったんだね。1回目のときもそうだったけど、
氷室とスティーブは音楽、ライブを楽しんでるよなぁ。
いや、ほかのメンバーも楽しんでるけどさ(笑)、このふたりは「とくに」ね。やっぱ、氷室とスティーブは華がある。
「幻想と真実」から「GIRLS BE GLAMOROUS」にかけては、レアなんじゃないかな、いまとなっては。
この頃の氷室はまだBOφWYやソロ初期の、若々しい声とそう変わってないかもね。歌声も喋ってる時の声も。
で、まだちょっとヤバい匂いやヤンチャなオーラも漂わせてた頃でさ。このライブは丁度、ネットが普及した頃のもので、氷室が「インターネットやってる奴は、どれくらいいる?」って、客席に聞いてね。その直後の、
「公式ページのBBSで、『今回のツアーのセットリストが、ONSと大差ない』みたいな意見があったりして」
といった発言の瞬間、直前まで盛り上がってた客席が静まり返って(笑)。まだ眼光鋭い頃の氷室に、そんなこと言われたらね(笑)。
で、前述の「おまえの兄貴じゃないぞ。オレはタメだぞ」発言と、「『再結成しないんですか?』って意見が多かったりするんだけど――」
「(ソロになってから)10何年になるけど、『昔のファンのほうが熱くてよかったな』なんて思うこと、一度もないんだよね」
「それ、答えになってるよな」
といった趣旨のMCが。氷室ファンの中に、「BOφWY再結成」を望む声がまだ多かった最後の時代、最後の時期なんでしょうね。bhoの頃は。ライブのHTH、アルバムFTW辺りから、「再結成はないわな」というのが支配的な雰囲気になったような気がします。
少なくとも、オレ自身はそうでしたね。それまでは、「再結成を望みはしないけど、あったらあったで、見てみたい」って感じだったかな。それがHTH辺りから、「まあ、ないよな」「ってか、再結成する必要ないかな」って感じになってましたかね。
ってかね、氷室の活動を長年、追いかけてれば、その辺のことは何となくわかってくると思う。
1stアルバムのFFAは「BOφWYっぽい」いわれてもしょうがない部分もあるけど、2ndの「NEO FASIO」からは、試行錯誤の連続でしたもんね、ヒムロック。アルバムSTFも没にしたかった、みたいなこといってたし(このライブのキーボード・ホッピー神山がアレンジを直してくれて、ようやく日の目を見ることができたそうです)。
それが、シングルでいえばNATIVE、アルバムなら「I・DE・A」、ライブはONS辺りから(すなわち、97~98年頃)、「ソロアーティスト・氷室京介の音楽性」というものが確立して、それは明らかにBOφWYとは異なるものだった(いや、その後も、BOφWYっぽい曲もなくはなかったけど/笑)。
オレもその頃から、BOφWYより氷室ソロのほうが好きになってたからね。
で、bho(映像)のほうに話を戻すと――。
アンコールは、サマゲ→「SHAKE THE FAKE」で〆。サマゲとSTFは、曲順が逆でもよかったかも。
それにしても、ホントにいいライブですよね。どこをどう取っても、カッコいい。
このライブ盤CD、出してくれませんかね(笑)。絶対、買いますよ。BDは時間ないと楽しめないけど、CDならウォークマンに落としておけばね。
ほかのディスクのこともちょっとだけ。
まずは1枚目。
STF(94,5年の東京ドーム)辺りから、ツインギターだったんだ。「KING OF ROCK SHOW」のチャーリーはゲストなので、ノーカンとして。
それと、「火遊び」発言も収録してくれたんだね(笑)。
で、「Birth Of Lovers」(2枚目)。
この頃にBOφWYのナンバーやるの、珍しかったんじゃない? ハイウェイはともかく、イメダンであっても。
それはそうと、若い頃の氷室はやっぱ男前だね(笑)。
ステージングも、とくに「LOVE & GAME」がカッコよかったな。
4枚目、5枚目は、ラスギグのダイジェストと、リハーサルの様子など。
4枚目が大阪、名古屋、福岡の、5枚目は東京ドーム初日の映像ですね。
ってか、ヒムロック、ホントに「DREAMIN’」が好きだな(笑)。それとも、歌いやすいのかな?
前にも書いたけど、「MISS MYSTERY LADY」は大好きな曲だったんで、このラスギグでやってくれたときはうれしかったな。また、「LOVER’S DAY」も、こちらは過去のライブで何度か見ることはできたけど、それでも「大好きな曲なんで、うれしかった曲」ですね。
「The Sun Also Rises」なんかはね、氷室の歌唱力が圧巻ですよね。
そんなわけで、氷室のBD-BOX「QED」のレビューでした。
どうでもいいけど、
グラサン姿の氷室、意外と貴重かも。
「ステージ上では」「ライブにおいては」ね。
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