かっきーの独り言

自転車通勤で実業団レースに挑むガンダム大好きイクメン、かっきーのブログです。遊んで行って下さい。

ゲド戦記

2006年08月04日 | 映画
スタジオジブリの最新作、ゲド戦記を見てきました。
宮崎駿監督の長男で、三鷹の森ジブリ美術館の前館長、吾朗氏の初監督作品です。

子供のころ原作が好きで何度も読み返していました。もうあんまり内容覚えていませんが、今回実家に帰ったらまだあったので最初だけ読んでみました。
面白いです。読み返さねば。

私が子供の頃には原作は3巻まででしたが、1990年と2001年に4巻、5巻が刊行されています。

原作者のル=グインは元々SF作家で、SF界の2大文学賞とも言えるヒューゴー賞とネビュラ賞を取っています。
その為か、ファンタジーであるゲド戦記も非常に論理的というか、理知的な部分が多いです。
この世界での魔法は言ってしまえば科学なのです。
魔法には雨雲を避ける力はあるが、避けられた雲はどこか別の場所で雨を降らせる。石を持ち上げ、動かすことはできても、地球からその石を消すことは出来ない。というのが基本的な考え方。
クーラーを使えば外が暑くなる、といった話と通じますよね。

で、映画です。
いかに御大の息子とはいえ、デビュー作でたくさんの制作費は使えなかったのか、画面の書き込みがアマアマです。
まあそれはしょうがないとして、一番の問題は長大な原作の要素を一緒くたにして、2時間強の映画にしてしまったこと。
1巻「影との戦い」だけを忠実に映像化して、シリーズ化すればよかったのにと悔やまれます。無理ありすぎで、説明不足です。

光るところもたくさんありましたが、、、歌とか。。。

見にいく方は「宮崎駿」を期待して行っちゃダメですよ。

さ、原作読み返すかな・・・


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今回のゲド戦記は原作読んでる人には特に??だと... (たなこ)
2006-08-05 19:24:08
今回のゲド戦記は原作読んでる人には特に??だと思う。原作が面白いので色んな意味で今回の作品が失敗?みたいな感覚をおこさせます。宮崎息子さん。オリジナルでデビューとかすればこんな酷評うけなくて良かったのでは?
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ゲド戦記はオヤジの原点だし、まだ無名時代に一度... (かっきー)
2006-08-07 11:06:25
ゲド戦記はオヤジの原点だし、まだ無名時代に一度映画化したくて打診したが断られた経緯がある。

そんな話があって、避けて通れなかったのかと。。。
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