旧家・朝比奈家の長男であり
ルックスもさることながら
教養も知性も人間性も文句なしの幸宏と
才色兼備な結城苑香
圧倒的な輝きを放つ美男美女同士の結婚に
披露宴会場は盛り上がっていた
前途洋々順風満帆
しかし
華やかな披露宴会場で
憂鬱な気分に顔を曇らせる人間がいた
一人ではなく三人…
苑香が朝比奈家の一員となって以来
彼女がツキを運んできたかのように
朝比奈家は隆盛を見せる
しかしその一方で
祖母・加奈
母・咲枝の死
長年
朝比奈家に仕えてくれていた
鈴本夫婦の暇乞い
次々と起こる災難
しかも
彼らに共通するのは
‘苑香を快く思っていない人物だったこと’
幸宏の妹・真希は
披露宴の時から感じていた
苑香に対するいいしれぬ違和感を
日増しに募らせていった
祖母と母が
そろって亡くなる間際口にした
‘蛇’とは…
はたして彼女は何者なのか


‘ツキ’って
漢字で書くと‘憑き’なのだそうです
民俗学の領域である
‘憑き物信仰’がベースにあり
その辺りは個人的に好きなので
結構楽しめました
とは言え
「輪廻 RINKAI」に引き続き
救い様のない結末
憂鬱な気分に埋没してしまいました
神蛇を祭る山の自然が壊され
これにより神蛇が獰猛化したようです
本来あるべき神聖な神蛇に戻すために
神蛇の血筋である美輪一族が
聖地代えをする必要に迫られたのも
判らないでもない
ですが
何だか後味が悪い
本来この手のストーリーでは
敵対する人物なり組織が描かれるべきなのでは?
神蛇を封じ込めるような存在
本流れがそれたなら
それを正すべき‘陰’に対する‘陽’の存在…
朝比奈一族の祖霊が
真希に憑いているのなら
もう少し彼女が美輪一族に対して
何らかの戦いを挑む場面があって然るべき?
苑香の弟・玲なんて
肩透かしもいいところですよ
キャラクター自体
登場させた意味がわからん
明野照葉女史の作品って
みんな
救いのない陰湿な感じなんでしょうか…
ルックスもさることながら
教養も知性も人間性も文句なしの幸宏と
才色兼備な結城苑香
圧倒的な輝きを放つ美男美女同士の結婚に
披露宴会場は盛り上がっていた
前途洋々順風満帆
しかし
華やかな披露宴会場で
憂鬱な気分に顔を曇らせる人間がいた
一人ではなく三人…
苑香が朝比奈家の一員となって以来
彼女がツキを運んできたかのように
朝比奈家は隆盛を見せる
しかしその一方で
祖母・加奈
母・咲枝の死
長年
朝比奈家に仕えてくれていた
鈴本夫婦の暇乞い
次々と起こる災難
しかも
彼らに共通するのは
‘苑香を快く思っていない人物だったこと’
幸宏の妹・真希は
披露宴の時から感じていた
苑香に対するいいしれぬ違和感を
日増しに募らせていった
祖母と母が
そろって亡くなる間際口にした
‘蛇’とは…
はたして彼女は何者なのか


‘ツキ’って
漢字で書くと‘憑き’なのだそうです
民俗学の領域である
‘憑き物信仰’がベースにあり
その辺りは個人的に好きなので
結構楽しめました
とは言え
「輪廻 RINKAI」に引き続き
救い様のない結末
憂鬱な気分に埋没してしまいました
神蛇を祭る山の自然が壊され
これにより神蛇が獰猛化したようです
本来あるべき神聖な神蛇に戻すために
神蛇の血筋である美輪一族が
聖地代えをする必要に迫られたのも
判らないでもない
ですが
何だか後味が悪い
本来この手のストーリーでは
敵対する人物なり組織が描かれるべきなのでは?
神蛇を封じ込めるような存在
本流れがそれたなら
それを正すべき‘陰’に対する‘陽’の存在…
朝比奈一族の祖霊が
真希に憑いているのなら
もう少し彼女が美輪一族に対して
何らかの戦いを挑む場面があって然るべき?
苑香の弟・玲なんて
肩透かしもいいところですよ
キャラクター自体
登場させた意味がわからん
明野照葉女史の作品って
みんな
救いのない陰湿な感じなんでしょうか…
