時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

万能鑑定士Qの事件簿Ⅶ 136

2010-12-29 | 読書
凛田莉子の元へ持ちこれた鑑定品は‘純金’
かと思いきや
質の悪いただの合金だった

にもかかわらず
鑑定を依頼した人物は
確かに純金だったと主張

何かある…

合金が純金に変わってしまう
‘逆錬金術’でもあるのか!?

小説の盗作騒ぎを解決した莉子は
ひょんなことから
株式会社ステファニー出版に
第二秘書として勤務することになった
有名ファッション誌『イザベル』の
カリスマ女編集長・城ケ崎七海に接近し
潜入捜査ならぬ潜入調査が始まって
早4ヶ月
仕事納めの撮影日
5億円のペンダント紛失事件発生
そして
運命の12月27日がやってきた


Qシリーズも第7弾
有楽町西武のクローズ
電子書籍の普及
『プラダを着た悪魔』を彷彿させる
バリバリの女編集者
実にタイムリーなストーリーです

国税局からも
協力要請を受けるまでになるとは
恐るべし凛田莉子

お懐かしや嵯峨敏也先生!
今回は
ニセ嵯峨敏也じゃなかったです

岬美由紀さんとは
その後どんな感じになってますか?
なんてね~
そのうち美由紀も登場してきそうな…

事件と言うか
エピソードの関連性が
捻ってある感じかな?
人は死なないし
真っ当な人の有り様を示す作品なので
読んでて気持ちが荒まないのが良い

凛田莉子の魅力(能力)満載!
エンターテイメントの要素もあり
今回も楽しく
サクッと読めました