時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

〈ジウ〉サーガ4 国境事変 131

2010-12-17 | 読書
何か
不穏な空気が漂う長崎県対馬

新宿で発生した
殺人事件を巡り対立する
警視庁捜査一課と公安外事二課
己れの「信じるもの」を求め
男たちは国境の島へ向かった…

新宿で在日朝鮮人が殺害された
‘G4’の存在を隠匿しようとする公安は
独自捜査を開始するが
捜査一課の東弘樹警部補は
不審な人脈を探り始める
刑事と公安
決して交わるはずのない男達は
激しくぶつかりながらも
国家と人命の危機を察し
銃声轟く国境の島・対馬へと向かう


『ジウ』に登場した
東弘樹が登場~
‘新世界秩序’による
‘歌舞伎町封鎖事件’から早2年が経過しております
門倉美咲は今何処!
伊崎基子はどうなった!?
生まれたであろう子供は!?
気になるところです
っとそれは置いといて

これまで読んだ
誉田哲也氏の描く警察モノに比べると
グロクないしエロくもないです

北朝鮮・在日・警察・公安
四つどもえ

誰が味方で
誰が敵!?

何が正しくて
何が違う

平和ボケした
国境の島・対馬に始まり
対馬で終わる「国境事変」
それぞれの立場・主観・思想が入り乱れとります

日本で生まれ
日本で育った三世
呉英夫(オ・ヨンナム)こと若松英夫
彼の心の叫び・苦悩が
胸を打つ

エンターテイメント作品としては
ドラマ化もってこい
って感じです

‘在日’って聞くと
=韓国・朝鮮籍外国人と言うイメージが
思い浮かんでしまいますが
日本に存在する日本国外の人は
みんな‘在日’なんですよね
ある意味
洗脳されてる自分…

フランスに住んでた自分は‘在仏’
中途半端な‘異邦人’だった
あの時期をふと思い出してしまいました
嫌だったなぁ~あの立場

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