時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ドラゴン・タトゥーの女 4

2012-02-17 | 映画
スウェーデンを揺るがせた
財界汚職事件の告発記事を書きながら
名誉棄損裁判で敗訴した
ミカエル・ブルムクヴィストは
意気消沈の日々を送っていた

そんなある日
彼の元に
スウェーデン有数の財閥
ヴァンゲルの元会長
ヘンリック・ヴァンゲル老人から
家族史編纂の依頼が舞い込む

実は
ヘンリックの本当の目的は
40年前に起きた
親族の娘・ハリエット失踪事件の真相究明だった

ヘンリックは
ハリエットが一族の誰かに
殺害されたと信じていたのだ…



40年前
一族が住む孤島から
何の痕跡も残さず消えた少女
成功の陰に隠された
一族の血塗られた過去に気づくものの
手掛かりの掴めないミカエルは

一族の弁護士から
天才的な資料収集能力の持ち主であるとして
ある人物を紹介される

彼女の名は
リスベット・サランデル

顔色が悪く
拒食症患者のように
がりがりに痩せた女

殆ど喋らない小柄な彼女の肩口から背中にかけて
龍の刺青(ドラゴン・タトゥー)が
異彩を放っていた

意外なことに
彼女はこの事件に異様な関心を示す
そして彼女は
ハリエットの日記に記された
聖書にまつわる数字が
ロシアの国境付近で未解決のままとなっている
連続猟奇殺人事件と
関連があることを突き止めるのだった…



オープニングがですね
おおっ!


スタイリッシュと言うべきか
斬新と言うべきか
予想外のオープニングでございまして

冒頭から
完全に
デヴィッド・フィンチャー監督の世界感に
引き込まれてしまいました

R15指定…

納得の指定です

グロイ

これでもか!
と押し寄せるのは
女性に対する差別・暴力
そして蔑視
権力を握る人間の傲慢・横暴
も~
変質者の連鎖…

人間のあらゆる
‘闇’が登場します

ですが
それだけではない
‘仄かな光’も…

でも
あのラスト…



ミカエル・ブルムクヴィスト役の
ダニエル・クレイグは相変わらず良い役者ですが
今回
圧巻と言うか
圧倒的な異彩を放ったのは
リスベット・サランデル役の
ルーニー・マーラです

リスベットが
ミカエルを信頼し傾倒していくあたりは
原作を読んだ方が
理解できるのか?

と言うことで
早速
原作「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)」((ハヤカワ・ミステリ文庫)
読み始めました


2009年に
スウェーデンで既に3部とも映画化され
公開しているとか
実は
日本でも昨年
1部が公開
その後3部作総て
CSチャンネルAXNミステリーで
放送されてるそうです

スウェーデン映画と言えば
MORSE(モールス)(2009-03-01)
しか見たことない…

2部・3部
ダニエル・クレイグは出演契約が
既に決まっているそうですが
ルーニー・マーラは?




         

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