庭戸を出でずして(Nature seldom hurries)

日々の出来事や思いつきを書き連ねています。訳文は基本的に管理人の拙訳。好みの選択は記事カテゴリーからどうぞ。

板のリペア

2007-05-10 20:15:00 | 自然
その内やろうと思っていた、ショートボードのリペア・・・およその段取りができたので夕方時間見つけて取り鰍ゥった。ウィンドサーフィンの世界ではボードのことを板(いた)とも呼び、ロングボードは長い板、ショートボードは短い板となる。長い短いの分岐点はおよそ3m。

このセッションの285cmは、もう17年間も軒下で雨ざらしになっていた二昔前のスラロームボードだが、この板には遠い昔の海と風の思い出がぎっしり詰まっている。数ヶ月前に引っ張り出して泥を落し点検してみたら、フットストラップなどもまだ生きていて充分使えることが分かった。ただ、テールのレール部分とフィンボックスの周囲にガタが来たままにしてあったので、今回少し手を入れて復活させることにしたものだ。

修理の手順は、まずグラインダーで割れた部分を削り落とし、荒めのサンディングをざっと施す。ガラスクロスを小から大まで3枚用意して下から上に三層で積層する。後は硬化プラスチックを空気が入らないように刷毛(はけ)で丁寧に塗りこむだけの作業だ。随分久しぶりにガラス繊維を使ったのだが、思ったよりうまくいった。

日が暮れる前にサイドレールにも同様の処理をして、一晩置き、明日はタルク粉とパラフィン入りのパテで上塗りをして更に一日置き、サンディングとペイントスプレーで完了予定。





スプレー塗料で仕上げの段階。ベースカラーとかなり違うが仕方があるまい。




一応完了した。フィンを付けてガタを確認してみたら、ボックスとフォームとの剥離は重症ではなかったようで強度はとりあえず充分だ。いくぶん気の抜けた色合いになったので、サイドレールの塗装の際にまた考えることにする。