たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

楽しみですね アカデミー賞

2007年01月23日 16時46分40秒 | 観る
先週土曜日に観てきました。
『硫黄島からの手紙』(1/20 劇場にて)
制作国:アメリカ(2006年)
監督/音楽:クリント・イーストウッド
原作:栗林忠道、吉田津由子
脚本:アイリス・ヤマシタ
出演:渡辺謙、二宮和也、
   伊原剛志、加瀬亮、
   松崎悠希、中村獅童、
   裕木奈江 他

予告編で 二宮君が妻に宛てた手紙を聞いただけで 涙はらはらだったし、戦争映画もーやだやだ症候群でもあったので、当初は この作品はスルー...と決めていたのですが、普通アメリカ人が描かないであろう題材を選んだクリント・イーストウッドって とても聡明な感じがするし、そのクリントに賭けて行ってきました。てなわけで、ちょっとした覚悟を決めて映画館に向かったわけですが、意外にサラッとした感じの仕上がりだった様な気がします。

サラッと..というのは 語弊があるかも知れませんが、これって 日本人とアメリカ人の描き方の違いなのじゃないかしら...。あのね、『硫黄島からの手紙』には、ドキュメンタリー的な 記録部分の描写がほとんど無いのです。つまり、5日で堕ちると言われていた硫黄島が どのくらい持ち堪えたとか、何月何日 地下要塞がどの程度掘れたとか戦況はどうだとか...そういう描写や字幕が一切入らないのです。それよりも、登場人物(渡辺謙とか 二宮君とか 伊原剛志とか)の背景に重点を置いた描き方...つまり 戦況の悲惨さを強く訴えるより、兵士一人ひとりに人生があり大切な人が居たというドラマ性を重視した作りになっているわけです。少なくとも、戦争や根性の様なものを美化した作りにはなっていないところが 私には受け入れやすい作品ではありました。

本場アメリカ アカデミー賞のノミネート発表も秒読み☆
今年も、日本人が賑わせてくれそうで 楽しみ楽しみ♪


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王子、熱 下がるも 胃痛あり。ウィルス性胃腸炎の模様。
コメント (14)
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