元々は テレビシリーズがあったのですね
『ダーク・シャドウ』(5/25 劇場にて)

原題:DARK SHADOWS
制作国:アメリカ(2012年)
監督 ティム・バートン
脚本 セス・グラハム=スミス
原案 ジョン・オーガスト / セス・グラハム=スミス
出演:ジョニー・デップ(Barnabas Collins)
エヴァ・グリーン(Angelique Bouchard)
ミシェル・ファイファー(Elizabeth Collins Stoddard)
ヘレナ・ボナム=カーター (Dr. Julia Hoffman)
ジョニー・リー・ミラー(Roger Collins Stoddard)
クロエ・グレース・モレッツ(Carolyn Collins Stoddard)
ガリバー・マクグラス(David Collins Stoddard)
ジャッキー・アール・ヘイリー (Willie Loomis)
ベラ・ヒースコート(Victoria Winters / Josette duPres 二役)
1966年~1971年 ABC(America's Broadcasting Company)で放送されたTVドラマが下敷きになっていますが、TV版をダイジェストしたものではなく 映画としての組み立てやオリジナリティーが感じられて、そこここで 巧いなぁ... と 感心しながら観ました。やっぱり、映画は 映画の為の しっかりとしたオリジナルストーリーが必要なのだと実感。導入部分で これまでの経緯を語らせるという件は、『スウィーニー・トッド...』を彷彿とします。
屋敷や工場を修復する場面で ♪Top of the World♪が流れます。大工仕事にカーペンターズ!! 笑いました。もちろん、時代考証に則ったものですし、1970年頃の時代に対するオマージュでもあるのでしょう。ティム・バートンの仕掛けた全てをチェックするのは 私には無理だけど、ちょっと面白いブログも見付けたので こちらも参考にどうぞ。
終盤の闘争シーンでは、『永遠に美しく』や『エクソシスト』『ローズ家の戦争』を思い起こさせるモチーフはあるし、全てを失ったあとのエリザベス(女主人)の台詞は、殿曰く「『風と共に去りぬ』を意識してるョね」... というわけで、色んなパロディが散りばめられていたり 憧憬を感じる作品であろうと思います。ところで、家庭教師としてやってきたヴィクトリア・ウィンターズは 本名が エヴァンスという名字なのですが、私にとって ヴァンパイア物で「エヴァンス」というと、萩尾望都の『ポーの一族』
むむむ... もしかしたら『ポーの一族』を知っているのか?ティム・バートン!! ...なんて思ったけど、どうやらこれは 共に、『吸血鬼の接吻(1964)』『吸血 狼男(1961)』に主演の クリフォード・エヴァンスに由来しているのではないかと。更に、どうでもいい感想で 恐縮ですが、エリザベス役のミシェル・ファイファーが 秋山菜津子そっくりだな... とか、あの肖像画 白井晃にそっくり!! とか... 兎に角、見所満載の作品でした
そうそう、「パーレイ」なんて言葉も出てきましたョ
【家訓】家族こそが財産
ジョニー・デップが とってもキュート
家族再生の物語です

『ダーク・シャドウ』(5/25 劇場にて)

原題:DARK SHADOWS
制作国:アメリカ(2012年)
監督 ティム・バートン
脚本 セス・グラハム=スミス
原案 ジョン・オーガスト / セス・グラハム=スミス
出演:ジョニー・デップ(Barnabas Collins)
エヴァ・グリーン(Angelique Bouchard)
ミシェル・ファイファー(Elizabeth Collins Stoddard)
ヘレナ・ボナム=カーター (Dr. Julia Hoffman)
ジョニー・リー・ミラー(Roger Collins Stoddard)
クロエ・グレース・モレッツ(Carolyn Collins Stoddard)
ガリバー・マクグラス(David Collins Stoddard)
ジャッキー・アール・ヘイリー (Willie Loomis)
ベラ・ヒースコート(Victoria Winters / Josette duPres 二役)
1966年~1971年 ABC(America's Broadcasting Company)で放送されたTVドラマが下敷きになっていますが、TV版をダイジェストしたものではなく 映画としての組み立てやオリジナリティーが感じられて、そこここで 巧いなぁ... と 感心しながら観ました。やっぱり、映画は 映画の為の しっかりとしたオリジナルストーリーが必要なのだと実感。導入部分で これまでの経緯を語らせるという件は、『スウィーニー・トッド...』を彷彿とします。
屋敷や工場を修復する場面で ♪Top of the World♪が流れます。大工仕事にカーペンターズ!! 笑いました。もちろん、時代考証に則ったものですし、1970年頃の時代に対するオマージュでもあるのでしょう。ティム・バートンの仕掛けた全てをチェックするのは 私には無理だけど、ちょっと面白いブログも見付けたので こちらも参考にどうぞ。
終盤の闘争シーンでは、『永遠に美しく』や『エクソシスト』『ローズ家の戦争』を思い起こさせるモチーフはあるし、全てを失ったあとのエリザベス(女主人)の台詞は、殿曰く「『風と共に去りぬ』を意識してるョね」... というわけで、色んなパロディが散りばめられていたり 憧憬を感じる作品であろうと思います。ところで、家庭教師としてやってきたヴィクトリア・ウィンターズは 本名が エヴァンスという名字なのですが、私にとって ヴァンパイア物で「エヴァンス」というと、萩尾望都の『ポーの一族』





家族再生の物語です