たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

東西 食文化の違いについて 「うどんとそば」

2005年02月08日 11時05分44秒 | 東西 食文化の違い
「ヒガシマルうどんスープ」・・・粉末のインスタントうどん出汁。
うすくち醤油で有名なヒガシマル醤油の製品です。
西日本の家庭で簡単にうどんを楽しむための必須アイテム、
醤油の味よりも出汁の味を大切にしたい うどんのためのスープです。
最近では東日本のスーパーマーケットでも簡単に手にはいる様になりました。

西はうどん 東は蕎麦・・・
確かに24年前上京した頃は蕎麦屋の醤油っからいうどんに閉口したものですが
いろんな土地の人間が集まる東京圏 昨今の讃岐うどんブームも手伝って 
色々なところで うどんも美味しく食べられる様になりました。

それに反して西日本では まだまだ蕎麦に対する馴染みが薄いようです。
兵庫の義母も「あかんでぇ~ あんな黒い黒い出汁は」と言っていました。
確かに出雲の様に西日本でも蕎麦と関わりの深い地域もありますし
実家のある広島も 大本営が移ってきた事があるせいかどうか・・・
それは定かではありませんが 蕎麦も納豆も食べる地域のようです。
ただ 蕎麦屋というと あまり見かけなかった様に思います。

では 近畿以西では外食で蕎麦は食べられないのかというと
うどん屋で 食べる事は出来るのです。
ところが これがいけないのです。
「黒い出汁」を嫌っての事でしょうが なんとナント!
うどんの出汁で蕎麦を供するのです。

これはやっぱり なんというか どちらかというと 不味い。

うどんにはうどんの 蕎麦には蕎麦の それぞれに相応しい出汁があるのよねぇ。
麺自体の個性が強い蕎麦には やはり甘辛く濃い出汁が良く合います。

つまり「関西人は蕎麦が嫌い」というのは 蕎麦を美味しく食べる方法を
知らないからだと思うのです。
「黒い出汁はダメ」→「蕎麦をうどん出汁で食べる」→「蕎麦は不味い」
この構図は どうすれば打破する事が出来るのでしょうねぇ・・・。

取り敢えず義父と義母は 最近では私の作る甘辛い年越し蕎麦を
喜んで食べてくれています。

こういう草の根運動しかないですかねぇ・・・。

さて「ヒガシマルうどんスープ」ですが うどん出汁としてだけでなく
おでんも美味しくできるという触れ込みですが
粉末の中には乾燥青ネギも入っています。
これは おでんの中で ど・どうすればいいのでしょう・・・?


          ヒガシマル醤油

ってことで(?) シリーズ次回は「葱」・・・つ・づ・く・・・

因みに近畿で「納豆」といえば かつては「甘納豆」を指しました。
さすがに 健康ブームも手伝ってか「納豆」も市民権を得ているはず。

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3 コメント

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ヒガシマルうどんスープは (mayumi)
2005-02-09 18:45:01
子どもの頃は気にならなかった事だけど(当然といえば当然)

天然だし100%じゃないのが玉に瑕。

味覚としても 化学調味料は感じます。

うちでうどんをするときは どちらかというと自分で出汁を取って うすくち醤油で仕上げる方が多いのですが 「ヒガシマル・・・」と同じくらいのコクを自分で作るのはなかなか難しい。
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TBありがとうございます (悠雅)
2006-05-24 09:32:24
mayumiさん、こんにちは。

先日はTBとコメントありがとうございました。

食文化の違いというのは、長い年月が経っても変化しないものでしょうね。

わたしは、ずっと関西に住んでいるので、

黒いだし汁がダメ、とは思わないけれど、甘辛い味で麺類を食べることが馴染まないのですね。

ところてん(自体が苦手だけど)を関東では酢醤油で食べることが理解できないのと同じでしょうか。



昨年、関東で「日清どんべえ・天ぷらそば」を食べて、

やっぱり関西風のどんべえのほうが好きだと思いました。

醤油よりは、だし味を好むせいなのでしょうね。
返信する
お呼び立てしたみたいでスミマセン (mayumi)
2006-05-24 10:12:38
食の話は、地域性や個人の好みもあって どんどん枝葉が伸びますね。

わたしは、どうも...

うどんは 醤油っ辛いのは苦手ですし

蕎麦の場合は 出汁の勝った透き通ったおつゆだと

物足りないというか 蕎麦の味におつゆが負けてしまう気がして

こちらは 関東風の味でいただくのが好きなのです。



年末、夫の実家がある兵庫に帰省した折

関西風どん兵衛をどっちゃり買い込み その場で発送、

親しい仲間へのお土産にしました。
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