なるさんの作品張り終わりとチュ－リップさんの下絵

昨日は野暮用で外出。帰ってからはずっとチュ－リップさんの下絵したり、うたた寝したり、何時に寝たか、何時に起きてたか？判らずじまい。

ひとまずやってた・・のアピ－ルはしたものの、慌ててアトリエに。てな具合。
今、その画像は消しちゃったんだけれど・・・昼間はあったんだけれど。
そんな中、なるさんのは張り終わった。ぺきぺきを1ｃｍのタイルと同じ高さにしてあるから、厚みが違うのだけれどすべてフラット。だから目地は明日。
って事は、チュ－リップさんの下絵に専念って事になった。


そしてこの作品に大事なアイテムも揃った。夜桜お七のCD。
では構想・・・・


男はふじの病で女はそれをずっと見守って来た。結婚はしていない。
いつ逝ってしまうか？毎日、毎日過ごしていた・・・
女は悟られまいと、気丈に接して尽くし、耐え、それでも一緒にいる事だけを喜びと感じ、その生活の小さい幸せの中で生き抜いて来た・・・・

それが前の日の晩、いつものように過ごしていたのに、朝、息を引き取っていた・・・
毅然と御通夜を終え、その晩にあれだけ淡々とした態度をしていた女が、

髪をばっさり切り、何故私より先に逝ってしまったのか・・・何故最後に、愛していると
言って行かなかったのか・・・、何故、何故・・・・

最後に一言くらい・・・しかし後追いなど女はしない。
凛とした態度で、女の命とも言える髪を落とす・・・そんな情景だったりする。

しかしここにはまだ続きがある。今のは女から見た絵。今度は、男サイドから。

男は、自分の病気を知っていた。しかし悟られないように毅然と振舞う女に、離れて行けとも言えず、残れとも言えず、ただその身を任せて月日が経っていた・・・・

自分が死んでしまった晩に、必ずこの藤棚に来る事を知っていた男は、その無念の魂を
藤に乗り移ったかのように、悲しみにふける女を守るように・・・・

その藤は女に触れる事無く・・・・分かり合えたのか？最後まで伝わらなかったのか？
それは知る由も無い・・・・そんな感じの作品が作りたいと思う。

凛とした女の人がちょっとだけ素に帰った瞬間にも、決意として貴方だけと髪を切る
ようにも、そしてこれっきりと最後の誓いにも見えて、次の人生を迎えるようにも・・

ただその絵になるか？は別としてそうなるような、それに近づきたいと思う。
とは言うものの、それはこの間の打ち合わせでは全くと言っていいほど、

出てはいなかったけれど、最後に見せて頂いたタッキ－の写真集に写っていたバックと
キ－ワ－ドの藤と見返り美人って言うのと俺の思う凛とした女の人って言うのを

ブレンドして出た結果がこう言う構想になった。

美人とは？ただ見かけだけならモデルを見ればいい。俺の思う美人とは？と考えたら
窮地に追い込まれても凛とした態度で自分を持っている人・・・そう思った。

チュ－リップさん？ご連絡待っています。

変な1日

昨日、ある仕事の件で写真を貸した方が中止になったと言う事で返してくれる日だった
しかし昨日は、当代島が伸び伸びになってしまってアトリエに行った時は、

少し遅れてしまった。しかしながら約束の時間の中にはいたんだけれど、連絡は無かった
更に続く。それをあてにしている取材の方がその後に来る事になっていたんだけれど

結局、帰って来ないから・・・すみませんが明日以降に・・と連絡を入れた。

そして今日、こちらから写真を取りに行く。残念な事は中止になった事では無くて、
対応してくれた方は誰なのか？何をしに来たかを伝えても判ってもらえず、

偉い方だと思われる方が、あぁレンガ細工の写真ですね・・・とお返しして頂いた。
おあがりくださいと言われたが、先を急ぎますと帰る。

その足で取材の方に連絡して、こちらから届けますと持って行く。
そこでは、物凄い恐縮され終わった後にお返しに参りますと言われた。

同じ人間の扱いがこうも違うんだ・・・なんか不思議な気分・・・

更にかぐやから、昨日のイベントの中止のメ－ルが入っています・・・としょんぼり言う
馬鹿じゃん。本気で来ると思っていたのか？もう少ししっかり考えろ。

1日40人で8万ってイベント会社が言ったんだろ？一体いくらのプレゼンだったと思う？
良いか、普通6対4の取り分なんだぞ。つまりこの仕事は20万以上で御客さんに提出して
いるって事になる。

その金額で通ると思うか？俺は交通費込みの日高氏と2人で1人単価2000円なのに、イベント会社は5000円だぞ。しかも1.2時間で
仕上がりと言うのだから、コ－スタ－がちょい大きくなったくらいの大きさだぞ。

どこの世界にこの話が通る話になると思う奴がいる？俺は知られているって事には
喜ぶが、問い合わせですぐ仕事が出来るなんていちいち思うな。

当日行くまでそんなもん判らない。対応に不備が無ければそれだけでいい。

すると、先日応募した美術展の1つが落ちた事も恐る恐る言う・・・・
だから、落ちたのもくよくよすんな。そんなのも最初の東京都美術展と同じ。

そこで入選しかならなかったのが、他では2つ受賞した事を憶えているだろうが？
応援しているもの、一緒にやるものがしっかりしないでどうする。
そんなんじゃ夢を追いかけている資格なんぞ無い。

実力あれば見つかるし、実力無ければ死ぬだけ。タイル屋のように石の上にも3年・・・
なんてもんとは違うだろっ。頑張れば何とかなる・・・ってもんじゃない。

根拠ある事を探し、根拠の元に力を付ければ、チャンスは来る。いちいち反応するな。
こんなの初歩の初歩だろ？

今日はその後モザイクをするつもりが無かったのでそのまま家に帰る。
その後ずっと次のチュ－リップさんの下絵を考えていて、構図や構想なんて事を地味に
やっていた。

どう描くか？どう見せるか？どんな表情が効果的か？ここできちんとまとめないと
結局何を作った所でタイルやガラスを切るだけの事。

構想がしっかりしていないと浅はかなモノになる。何しろ何作も作らせて頂いているお客さん。今までの実績は所詮過去の事。

それらを上回る期待があるからこそ頼まれたのである。多少なりともプレッシャ－はある

それが証拠にその後、チュ－リップさんから電話が入る。
今、手工芸展見て来たのよ・・・って。批評については本人からの方が良いだろうから

他の話として、ズマルト、1ｃｍ、ぺきぺきと明らかに材料の違いや切り方、やった事
無い人とは思えないほど、しっかり見て下さっている。

当然と言えば、当然。チュ－リップさんは美術展めぐりが好きらしく、かなり美術がお詳しい。

見る場所がテクニック論だったり、光の当たり具合、すっかりモザイク好きになられている。銀座のライオンも見てくるわともおっしゃっていた。

katsuさん期待しているからね・・・とスッカっとプレッシャ－掛けられてしまった。
顔が満足した絵になったらお見せしますと言って切った。

信用される仕事・・・良い緊張感だ。

銀座のライオンでサ－クルの新年会と・・・・

朝、かぐやに今日の予定をアトリエで聞いていると、突然日高氏がやって来る。
キウイに作ってもらった今までテレビに出たものが1枚のDVDにしてもらったのを、

日高氏のノ－トパソコンに入れに来たと言う。

丁度良かった。実は先日3月末にイベントの問い合わせがあったんだけれど、
さっき電話があって、業者の方がプレゼンに行く前に、確認したいのでと連絡があった
事を伝えた。

おっ決まったら、これ持って行けるじゃん・・・って。

以前ならテレビデオなんて大荷物になる所。場合によってはスペ－スが無くてそんな事も
出来ない事があったのに、それはとても有難い事である。

しかしそんな話もつかの間、今日さぁこれから銀座のライオンでサ－クルの新年会なんだ
時間余り無くて・・・と言うと俺も行っても良いかな？って話になる。

まっ知らない人はいないし問題無いよ。って話になり一緒に行く。

11時30分の待ち合わせ。日高氏の車に便乗・・道がすいていて15分前には到着。
車でもすいていれば割と近いのね。

銀座のライオン。ここはビアホ－ル。昭和9年に・・なんて書いてあったから、俺の親父
と同じ年になる。とても歴史あるモザイクやタイルの聖地である。

ここに来たのはいつだったろう？来るたびに感慨深い。
駆け出しの頃、ここがモザイクの聖地なら、それを見た御客さんに見てもらえるように

と、夜な夜なフイギュアを乗せて、田崎真珠の前や日産ギャラリ－、松坂屋、あの辺の
路上に毛布引いて、ストリ－トやった。

聖地のガラスモザイクがズマルトと言うガラスだと知って、負けないようにと作ったのが
先日、手工芸展に出展したあの受賞作品。

ここに来るたびに思い出す。イタリアで見たモザイクも確かに凄かったが、ここの凄さは
俺と日高氏には良く身に染みる。

道具の無い時代に、あの親父と同じ年数をこの銀座の町で潰されずに時代に関係無く、
存在する、技術力。タイルの部分1つ取っても、タイル屋18年の俺が、先輩の日高氏が
圧巻だと思えるのである。

俺はタイルの部分、モザイクの部分、全てに置いて銀座で一番の場所と考える。

次々と新しい建物が出来、次々と消えて行く中に、消して新しいモノに負けない存在感。
建築では無く、これは芸術の領域にも思える。

その場所にまた来た・・・も－を始めキウイ、タピオカ、ラム、ニュ－ゆみちゃんがいた

いつかこんなモノを一緒に作りたい・・と思ってやって来た。
みんなはそんな気持ちでは無いのは知っているが、俺と日高氏だけは違った。

何しろ一度は騙されたと思って見て欲しい。当時の人達の技術力を・・・

帰り際、みんなに最近のいきさつを話し、文化祭までサ－クルへ行けない事を伝えた。
必要なモノがあれば取りに来てくれと。

生活費を稼がなくてはいけないから。やりたい事があるから。
資金を貯めなければならないから。

日高氏と車の中で、これで良いんだよな・・・って確認するとそれで良いと・・・
どうする？行くか？今から・・・これだけで奴は判った。

かぐやも聞いていた。行くんですか？早く無いですか？・・・・行くと決めた。
場所は勿論、当代島公民館。

2人でアポとろう。館長と話す時間もらいに・・・

ほんの少しのはずだった。しかし館長は察してくれたらしく随分と話せた。
こちらでは有志をつのり、寄付を集めようと思っています。と。

覚悟は出来てますと。当然な事だが、安全、安全なら依存でずっと待っていればいい。
しかし俺たちはやれる事を探し、やれる事をします。と。

やるだけやって無理なら、浦安から撤退も覚悟しています。
最初に戻るだけですから・・・そう言う事もいとも簡単だった・・・・

銀座を見た後だったから。何年間も収入は無く、ただひたすら見せるだけの日々。
タイル屋を辞めて、貯金の最後のお金を使い果たしたあの日。

何にも無かった。本当に何も無かった。夜逃げのような身軽になった引越し。
バブルの時に買ったパジェロも無くなり、一時は駐車場代すらも払えず、車で寝た事も
あった。それからすれば、布団で寝ているこんな甘い生活・・・売れてもいないのに。

最初に戻れば良い。そんな覚悟なら何でも出来る。幸いあの時とはいささか違う。
賛同してくれる人達がわずかながらいる。

一緒にやってみたい、それを遠くでも見てみたい、何でもいい。
関わってみたい・・・そんな人達とやってみたい・・・ただそれだけ。
ご乱心では無い。久しぶりの決意表明とお考え頂こう。

まずは近いうちに日高氏と俺の分を持って行く事にする。

水森亜土さん風味のなるさんの表札モザイク5

特に何も無く普通に江戸川FM聞きながらモザイクしていると、あらかんすけだ。
材料を注文した訳では無いけれど、配達なんかがあったのかな？

何しろ日高氏なんかのついでに良く寄ってくれるのね。

まっ来た所で、単なる馬鹿話だし不思議な話だ。営業される訳でも無く、こっちは
作品を見せるしか無い訳で・・・・

何と無く来て、何と無く帰った・・・するとかぐやから2時から取材ですよ。と声が掛かる。ニュ－ファミリ－って以前かぐやと知り合った幼稚園を取材して頂いたミニコミ誌。

やばい・・時間無いよな・・・このままじゃ・・って慌ててお弁当食べていると、
げぇぇぇ15分前なのに、いらっしゃった・・・・

す、すみません・・・間に合わなかったみたいで・・・・お弁当食べても良いですか？
って言うと、苦笑い・・・やっちゃった・・・

食べ終わって名刺交換して、以前取材して頂いた事を伝えて・・・あっ多分あったよなぁ
？って探していると出て来た。これなんですけれど・・・って。

あっ、これ私が入社した頃やった記事です。ってトップの記事見ておっしゃった。
僕はここに・・・って言うとあっ本当だって・・・

いきなり親近感湧いてね。でもそもそも男の人が苦手なんです・・・とは言ったけど・・・その方はひょうひょうと取材される方で、話しやすい。

そんなこんなで2時間くらいかな？するとkatsuさん何時に来るの？ってチュ－リップさん
から電話が入る。えっと・・・あの・・・そんなには・・・なんて歯切れ悪く受け答え
していたんだけれど、電話の声は聞こえてたぁぁぁ。

まっ勿論その後に打ち合わせがあるんですが・・・とは最初に伝えてあったから、
ではまた明日って。実は写真を人にお貸ししていて何にも無かったので、

それを見たい・・・と言う事で、明日も見えるらしいから、ひとまず取材を終えて、
チュ－リップさんのお宅へ。

お話を改めて聞くと、そりゃもう大騒ぎぃぃ。まず見返り美人のような感じ・・・
それについてはコテコテの和風では無く、外国人から見た和風みたいなのにしませんか？

って相談するとモダンになるねぇ・・・って喜んでくれた。

額縁を白いツバキで作り、全体を掛け軸のように縦長にして、藤を入れる。
それで裸の女の人に反物を巻き付けるイメ－ジ。

色々とこうして話を進めると・・・タッキ－のパンフレットを見せてくれた。
そこにはイメ－ジしていた写真が数点あって、これかな・・・って言うのがあった。

まぁこれだけ具体的ならもう絵を描いてお見せするだけ。すべては顔にある。
どうなるのか？は自分自身が楽しみだ・・・

その打ち合わせを終え、アトリエで作品作り。
ひとまず今日はここまで・・・・

明日終りそうだったんだけれど、明日はサ－クルの新年会と取材ともう1件あるから、
無理だな・・・

水森亜土さん風味のなるさんの表札モザイク4

なるさんコメントがシリアスなってたのでこっちにしました。こんな感じです。

それでは・・・朝起きると寒い・・やっぱ雪かぁ・・・。ホットカ－ペットで寝てる
んだけれど、電気切れてた・・・死んじゃうんじゃないかな？ってくらい寒かった。

しかしそんな事より、どうすっかな？　靴・・・サンダルみたいな靴じゃまずい・・・
あったかな？雪の中履いて行ける靴・・・・

下駄箱見ると・・・あった。あるもんだな・・タイル屋の時は、靴なんかいくらでも
あったのになぁ・・・

みんなには縁遠い話だろうけれど、強制力の無い日々って言うのは、それはそれで大変。
例えば誰もいない昼に、ご飯をどうするか？　みたいな感じなのね。

勿論、俺は行くんだけれど・・・。まさか気力の前に靴とはね・・・

それはそうと相当積もっている。公園では、親子で雪だるま作っていたり、車にチェ－ン
だったり、玄関を雪かきしていたり・・・・

到着してまずは雪かきしてスタ－ト。
暖房付けるも、全く利きやしない。仕方無いからマフラ－に手袋。

今日は場合によっちゃって考えていた事を・・・・尻尾。
釣り好きの旦那さんって言ってたから問題は無いんだけれど・・・やるとなれば、
時間は掛かるからねぇ。でもこれで人魚になる。釣りには魚が付き物。

それとぺきぺきで作ったビ－ルの部分。1ｃｍとぺきぺきのタイルは厚みが違うのね。
ぺきぺきの方が薄い。そこでかさ上げしたくなる。

タイル屋用語なら、改良圧着とか、点付けとか、何しろ手間が掛かる。
張る順番を間違えると大変なのね。

それとマニアックな事なら、針。返しがある。無いのをスレ針って言うのね。
返しがあると外れないのね。外れちゃ行けないもんね。

それと花。色のついた分が結婚してからの年数。白いのはこれからの分。

白がバックの絵が多いのね、亜土さんって。
そんなのを踏まえるとこんなになった。人魚がお風呂で一杯引っ掛けてるモザイクにね。

明日の問題は、ハ－トのぺきぺきと1ｃｍの高さを合わせて後は、ツノ・・・・
まだ色を検討中。

でもそうは言っても終わりが見えて来た・・・

なるさんの水森亜土さん風味の表札モザイク3

朝、用事があって実家に行くと珍しく親父もおふくろ2人共いた。
ご飯食べたの？の一言で久しぶりにご馳走になれるのかな？なんて思った矢先に

katsuちゃん取締り来てるよ・・・と妹の友達が声を掛けてくれた。

悪い事とは思うけれど・・・たった今なのに・・・全く住みづらい町になったもんだ。
まっひとまず助かった。おふくろに口聞いてもらってひとまず駐車場確保。

飯をご馳走になっていると、親父は出掛けた。するとおふくろは老犬を抱えると、
もう18年もたったんだよ・・・と言う。

そっか・・・その犬はみ－ちゃんが成人式の着物の代わりに・・・なんて話で勝手に
買って来たモノ・・・まっそれを知ってて俺も金貸したんだけれど・・・・

もう自分じゃ立てもしないし、餌も無理なようだ・・・白内障なのかな？目の色も悪い
すると、何かねぇ・・・自分を見ているようで・・・って言う。

そっか・・・でも母ちゃん気張っているから、病気じゃなくてポックリだから心配無いよ
俺もそうだけれど・・・親父はやばいなっ・・・なんて言うと、本当だねっ・・・って。

人はよ、１つの事をやり遂げた奴だの、夢の無い奴だの、安心した奴だの、気の張ってない奴から順番に逝っちゃうからなっ・・・気を付けようなっ・・って言うと、

じゃああたし達は何とかなるね・・・って。なんて話をした。
ほんの20分くらいだったけれど、達者でね・・・またね・・・と別れた。

その足で、アイフルさんに買ってもらった作品のフックを買いに行く。
久しぶりに新浦安のケイオ－D2ってホ－ムセンタ－に行って見ようと思った。

たまに行かないと、品揃えのチェックが出来ないし、あっもしかしたらチュ－リップさん
に作品見せられるかな？とも思ったんだけれどいなかったから素通り。
先日の電話で見たいなぁ・・・なんて言ってたから・・・残念。

買ってアトリエに荷物を置いて、自宅へ帰って歩き。そう自転車がパンクしてここの所
ずっと歩き。まっ健康の為にもいいかっ・・・ってな感じ。

戻って作品をやっていると、タピオカから電話。どうやら手工芸展の搬入にラムと行っているらしい。すると、どうやら出展要綱とは内容が違って俺にも権利があるらしい。

実は、書類上では駄目みたいだが2人が確認した所、ＯＫが出たらしい。
そこはさっき車で通った所・・・搬入は明日の2時までらしい。

有難うって電話を切ると、しばらくしてキウイから電話が入る。
様子を聞くと、連れて行ってくれると言う。そこで便乗させてもらった。

出展するのは、以前受賞した事のある女の人に蛇だのざりがにがまとわり付いている奴。

到着すると、担当の女の人が対応してくれたのだが、名前を見て、いつも有難うございます・・・と言う・・・えっ？何が・・・まだ来たばかり・・・

良く書類を見ると、教育委員会生涯学習課と書いてある。そっか・・・そりゃ有難い。
おととし浦安市でもらった賞は教育委員会賞だもの・・・

しかしそれにしてもご丁寧な挨拶をして頂いたので恐縮します・・・と言った。

ちらっと見渡すと、サ－クル数名のもあったし、何よりも例のあの少年らしき人の作品も
あった・・・良かった・・・素直にこっちにも来たんだ・・・

その子と俺は、浦安市展で審査員の一人に、こう言うのは手工芸展にしてくれ・・・
作品が少ないから置いてやったが・・・と言われた。

あの子も来たんだ・・・ちょっとほっとした。また一緒なのかって。

キウイにお礼言って分れて、作品作り。するとさくらから電話。携帯が壊れたって。
そっか・・・近いうちにまた行くよ・・・

久しぶりにその後、遅くまでやった・・・今日の音楽は吉田拓郎さんの落陽。
何だか色々とあった・・・何だろう随分と長かったような短かったような・・・
そんな1日。

なるさんの水森亜土風味の表札2

張り出し2日目。朝から資料とにらめっこ。ん・・・亜土さんねぇ・・・
まずは、文字。必ず入るのね、英語で。　これは入っているからクリア－。

花、ここは修整。亜土さんは5枚花びらは少ない。ほとんどが4枚。しかも黒い線で描いた後に塗る部分がはみ出していたりする。これは無理。

仕方無いから白い花を影のように何箇所か作って雰囲気を出す事にする。

それが更に厄介なのは、フリ－ハンドの良さなんだろうけれど、結構アバウトな描き方
するのね・・・亜土さん。きちんと切ると雰囲気出ないし、あんまりアバウトも
美しくない・・・

更に確認の時に、マンションが地味なので華やかに・・・と言う事で鮮やかな色に変更。

顔の線を黒は文字とかぶるのが嫌で、艶なしの茶を選択。何しろここを細くしない事には
文字が太く見えないし、あまり斬新な色も髪の毛にも見えなくなり過ぎるのも
どうかな・・・？って事で・・・

そんなこんなやっていたのだが、休憩の時に次のチュ－リップさんに連絡をした。
以前頼まれた時のイメ－ジは見返り美人のような作品。

具体的な事は、来週打ち合わせの日取りが決まったからその時に・・・とは言え、
かなりハ－ドル高い事言ってたなぁ・・・・

本当に出来んのかな？俺・・・あはははは。でも楽しみなのね。

そしてまた亜土さんに戻るけれど、問題は髪。茶に塗ったは良いけれど、タイルにすると
いざやろうとすると、これがまた地味なのね。また資料に戻ると、ほとんどが黄色い髪。

時よりオレンジなんかが入っている。結構派手にはなるけれど、華やかなのは許容範囲

バック次第でこれも有りか・・・って所でこうなったのだけれど、果てさて・・・

その後ご新規さんがやって来る。しかしながらいつもと違う・・・・
それはご相談のみだった・・・

遠方からいらっしゃったのだが、自宅の外壁にモザイクをしたいと。

質問の内容にただ答えるだけ。それとメモ書きのような施工方法や材料、注意点など
まとめたものを渡し、更によくよく話を聞いて行くと、どうやらティ－ア－トさんに

お任せした方が良い御客さんのようだ。
プレ－ティ－って言ったかな？1ｃｍのタイルを切らずに並べてネット張りを作る。

それで幾何学模様なんて感じのデザインらしい。そこでティ－ア－トさんのカタログを
差し上げた。その後施工するなら、最寄のタイル屋さんにでも頼めばやって頂けるのでは

なんて話もした。勿論、ご自分での施工も考えられるので、色々とこちらからも
お尋ねしたりし、1つずつ解決して見た。

何しろ専門用語は何一つとして使えないに等しい。モルタル、目地ごて、くし目こて、
シ－ラ－、プライマ－、下地材、・・・だからこんな風な・・・みたいな比喩だらけ。

説明は必然的に長くなる。それが更に、日本に置けるタイル業界の話から、メ－カ－
施工業種なんて事まで発展して行く・・・・

タイル屋の前身はレンガ屋さんだとか、御馴染みの帆掛け舟に富士山なんてのの、
大半はモザイクでは無く絵付けタイルだとかの説明だったり、

昔は、高級住宅、風呂屋、ビルなどの専門的タイル屋さんに分かれていたとか・・・
昔の風呂屋さんの床の施工は特殊で難しいとか・・・・

墨だしの仕方、割付、モザイク以外のジョリパットのような別施工のやり方、
何しろ質問もかなりマニアック・・・・

こっちは4年生から手伝わされている・・・タイル屋。色々なタイル屋さんの手伝いにも
行かされたし、その後だって18年タイル屋。

独立した後だって色々なタイル屋に行ったし、ありとあらゆる裏の情報だって、
今の日本のメ－カ－の状況、組合にも入っていたし、・・・・

聞かれた事には全部答えた。

そもそもこんな感じではお金のもらえる状況では無いし、お話して納得されて御帰りに
なれば、遠方からわざわざやっていらっしゃったのだし・・・・と思うと、

お金を帰りに頂いた・・・きちんとお断りしたのだけれど、お客さんが御納得されて
ご厚意としてとおっしゃるので、ハ－トやハッパのタイルを差し上げて、
お教室代を頂いた・・・・

知識と知恵・・・・不思議な感じだった・・・・

水森亜土さん風味のなるさんのモザイク

まず木を探す事にした。該当するのがあるかどうか？
大きさが小さい為にいつも通りやると縁取りばかりが目立つ。

そこでコロを使って縁取りする事で、側面を見せて縁取りにしようとした。
がしかし4分の1くらいタイルが空中になる。

いつものボンドでは少し心配。そこで江東区の砂町小で使ったのと同じボンドにした。
所がこのボンドは使いづらい。思わぬ時間が掛かった。

確かに強度はあるから安心なのだけれど、普通あんまりやらないよな・・・
多少無茶もあったが何とか終った。そして裏のペンキも終った。

そんな中、郵便物が届く。ひとまず明日かぐやに確認をしなければはっきりはしないのだけれど、中身は現金なのだろう・・・

実はもうその前に決めてあった事がある。実は数日前のサ－クルの前に館長から
自転車置き場の壁画の件が却下になってしまった・・・と言われた。

そもそもその前のサ－クルの時に、katsuさんお時間を頂きたいのですが・・・と
館長に言われた時点で、もし決まったのならすでに報告があるはず。

しかしながらそうでは無い。なら悪い話になるな・・・ってね。
だからあっさり聞いていた。

ここにはさほど驚きも無かった。ある意味当然。
それでは・・・と昨日の売れたお金・・・・これを使おうと。
つまり以前のル－ル・・・依頼品じゃないモノの場合、3万以下で・・・って奴。

って事は29999円が最高額になる。つまり3万と1円は当代島に壁画の為に寄付しようと。
勿論、この郵便物が愛媛さんのであればそれもそうするのは当然な事。

馬鹿だと思われるだろが、何より年々講師料も多くなりこの当代島公民館には世話になっている・・・・

それなら無いながらも少しずつ寄付し続けるしかない。

何しろ立体のサメの作品を浦安市は受理して頂いたのだから、何の問題も無いはず。
何なら毎月少しずつでもやろうと思う。

ここには俺を見つけて下さった小笠原さんがいる。
みんなでここに何かモザイクで何か作りたい・・・それが浦安市に書類まで上がる所まで
来た。結果は残念だとしてもね。

ならやれるようにコツコツやるしか無い。何もしないで待つより何か出来る事をする。
そうする事にした。

だから寄付。小笠原さんに見つけて頂いたお礼と思えば良いし、サ－クル、連続教室、
子供教室と世話になったし、何より誰よりも当代島公民館が好きな人になりたいから。

小笠原さんのいる当代島公民館。その位の価値はある。

当時、さほど教室がある訳でも無かったのにここには随分と世話になった。

いつになるか判らないが、いつかみんなで作りたい・・・