今日は朝から昨日の問い合わせの件で、こちらに見えるとの事。こう言う事は何度と無くあって、何度と無く作った事もあるし、何度と無く残念な思いもした・・・ただ残念と言うのは仕事が流れた事では無く、こうしたお会いした段階で無理だな・・・と判ってしまうそんな話。
どう言う事かと言うと、そもそも簡単な話で欲しいと思った方が直接お客さんの場合、ほぼ簡単に話は決まる。何しろ欲しいと思っていらしてくれるのだから。まぁここで終わる場合で言うのなら、金銭的な折り合いが付かなかった場合。そう言う場合は大抵、そんなにするとは思わなかった・・・
こんなセリフが似合うかな?つまり欲しいとは思って下さったが、高いと判断したのね。逆に決まる場合にはそんな額で大丈夫ですか?と逆に聞かれたりする・・・全く反応は正反対。つまり同じものを見て・・・ここが問題でネットで見つかり画像で両者ともに気に入って貰ったからの問い合わせ。
しかし大きく変わるのは、作品を生で見て頂いた場合、画像よりも良く見える。当たり前の事だが、お見合い写真じゃあるまいし、修整やらより良く上手く撮るなんて誤魔化しどころか、俺が撮るだけなんだから、ただ撮れたってだけ。つまりそんな粗悪な画像で良く見えたのだから生が良く見えて当然。
ただ最後の最後の値段の話になった時に、結局いくら?って話になった時に簡単な話で、良く聞く事はいくらか判らないんで・・・と言われるのね。
特に難しい事は無いと思うんだけれど・・・要するにオーダーメイドって何?って話。1点モノを注文するって事は比較対象が無いって事なのね。
じゃ信頼関係も無く、見た事も無く、設計図なんて何も無く、お客さんの気に入ったものをいくらで?と言われても答えようが無い・・・。そこで1人が1か月生活をするっていくらですか?・・・・と尋ねる。何とも簡単な話で、最低賃金をそちらに委ねる・・・って言っているようなもん。
すると場合に寄っては材料費はいくらですか?・・・と聞く方もいる。この時点でもはや絶句である。何故ならば1人が生きる生活費を決めて・・・と言ったのに、材料費はいくらですか?では、聞きたいのは儲けはいくらですか?と聞かれたようなもの・・・。もはややる気よりも絶句である。
例えば寿司屋さんで仕入れの値段聞くかな?マグロいくらで仕入れたか?って・・・店に入ったら信用みたいな取り引きしているんじゃないのかな?
そもそも質問は人が1人の生活費は?って言っているのであって、家族が生活をするなんて言っていないのだから・・・。
つまり家族もいない俺は家族を養うお金を下さい・・・では無く、この先も続けられる最低賃金をお決め下さい・・・って言ったようなもの。つまりここで流れた話は誰にでも出来るアルバイトの賃金にも満たないもの・・・って言われたも同然なんで、左程欲しいとは思われてはいなかっただけ。
つまり別にそれはどうでも良い。その程度なのだから。流れるべくして流れた話であり、残念なのは費やした時間。タイムイズマネーと言うのなら、こんな俺の時間もそう言うものには該当しないのだろうか?・・・って話。ではお客さんと直接の話でこんな事になったりするのだから、間に入った場合は?
これが良く使うサッカー用語の2列目、3列目・・・なんて言葉。要するにバスの伝達ゲームみたいなもんで、単なる繋ぐって話だと思うのね。いかに最後の人に同じように繋ぐか?って話。ここでも当然2つの例が単純に発生する。そうね、そもそも2列目がお客さんでは無く、3列目になった。
この時点で今の段階はお客さんは欲しいとは思っていないどころか、知らない。これからプレゼンして・・・と2列目に見つかっただけ。ではその2列目はどんな人か?で大きく変わって来る。さっきと同じ話をしたとする・・・あぁ面倒だわっ・・・って思う人は電話のみで終わる。
当然なのね、ただ見つけただけで、他の探すかっ・・・ってだけだから。所詮電話程度の話。熱意なんて言葉以前の話で、会話と言うよりも一方的にそれっていくら?って感じで駄菓子屋さんに買いに来た子供以下の話なのね。
そもそも駄菓子屋さんに買いに来た子供なら欲しいって意気込みを感じる。しかし、電話で聞かれて判りましたぁぁって、手慣れた話し方で、この後もまたネットで他を探して、また同じように話すんだろうな・・・と思われる。とても1点モノを探しているとは思えないのね。
いくらでもきっと見つかるってご判断なのだから。こんな話を枕で広げた理由は、どれにも該当しない方だったから・・・。そもそも2列目は俺の値段に上乗せして3列目のお客さんにプレゼンするのだから、儲かるか?儲からないか?とか、自分の思う通りに事が進む事が大事なんで、
前例に無い事のやり取りなんてその程度では無理なのね・・・何せこちらは俺が責任者、そんな場合の相手は結局その人には何も責任を負えるものは無い。それでは単なるコピー機みたいなもんで、こう言ってましたぁ・・・って3列目のお客さんの前に上司なんてのがいたりする。
つまりお客さんは4列目以降・・・そもそも2列目に左程やる気が感じられないのだから、上司には伝わらないだろうし、逆に2列目が大きく膨らまし過ぎて、上司に却下なんて事もある。それが今日の方は電話で無く来店、こちらが伺うでは無くて・・・しかも経営者。
しかも今後のお客さんとの関係の為の話であって、もし正式に決まるのであれば、直接お客さんとやり取りして下さい・・・との事。2列目が儲けの話をしない・・・この時点で今回もし流れたとしても、いつかこの方の仕事をする事もあるんだろうな・・・と思わせて貰えた。
熱意も心意気もあって、何しろ話をした・・・って気分になった。会話だった。それが時間を使っても・・・と思わせて貰えたのだろう。そこでお時間があるのなら、現物を見ませんか?とお誘いして生で見て貰ったのね。時間にして1時間程度ではあったのだけれど、良い時間だった・・・。
ただ正直に今の話をその方にもお話して、今日もまたそんな方が来るのかも知れない・・・とも思っていました。しかし、折角の来店、礼には礼と言うのなら、お茶を出すよりも現物を見せるべき・・・と考えたつもりだし、正直、何か決まって行く話みたいに感じました・・・と。
あっ、催促じゃなくて、2列目の人が欲しいって熱意が感じられるので・・・そんなやり取りの中で、でもkatsuさんそれでもきっと必要料金があると思われるので、無理な値段では無くて、お客さんに欲しいと言って貰えたら、また同じ質問するんですけれど・・・と言われた。
ただ、このやり取りを踏まえた上でなら、恐らく2か月は掛かるとは思われるモノ・・・俺の生活費っていくらに設定するか?・・・本気で考えないといけないな・・・と思うような話だった。そんなこんな後は、初のアトリエ教室のおかみさんと棟梁の相席教室。
カルチャーでも無く、kameyaさんでも無く、アトリエ・・・何が違うの?って言うのは、体験した人が決める事なんだけれど、あえて言えば、ここでははっきり指導を出来るって事かな?・・・もっと言えば思い切って・・・遠慮無く。そもそも何と無くでは無い2人なんでね。
楽しむだけなら今までで十分なのに、わざわざここまで来る・・・ならばもっと上手くなりたいって事になる。当然上手く・・とは?となると、厳しい話も出て来る。今までは良かったものが、それでは・・・となり、直して貰わないとならない事も多くなる。
出来た・・・だけでは評価は出来ない。上手く出来たかどうか?になるのだから。では上手く出来る為には?それは意識改革。切るだの張るだのを一生懸命やってももう左程の伸びは無い。それよりも意識をするって事を向上させないと・・・。道具の扱いに慣れたなら、作り手の意識と見極めの目。
良くあるのが、何か変・・・なんて気が付く事。けれど普通はそう思っていても何が?何処が?と掘り下げずにそのまま進む。偶然良くなれば持ち直せるがねそう何度もは偶然は無い。けれどそれが小物なら1度の失敗の立て直しは簡単だが、大作となるとそうは行かない。
しかも何度も何度も失敗らしき事が続く・・・いかにどう立て直すか?が大事で、言い方を変えれば成功ありきの小物作りでは無く、失敗をどう回避したり、立て直したり出来るか?であり、小物ばかり作っていては判らない苦しみを味わう事になる。
つまり簡単な話で幼稚園の子なら完走すれば転んでも立って走って、泣いてもゴールしてペケでも拍手して貰える。がしかし、小学生ならどうだろうか?中学生なら?高校生なら?大学生なら?・・・そして社会人なら?・・・・もはや話にならなくなる。
階級があれば判りやすいが、趣味って言葉は全てを曖昧にする。先生と生徒・・・2つしか無かったりする。でも本当は生徒と言えども全く違うもので
上手い人もいればそうで無い人もいる。ただ趣味だから・・・と言えば本人が満足すれば良い。これはカルチャー的な場所。
しかし、これが同じ習うでも先生が足を運ぶ場所と生徒さんが通って来る・・・とでは目的意識は大きく変わって来る。そうね、塾のような感じになるのかな?・・・カルチャーはそう言う点では学校かな?ニュアンス的には・・・。
そんな中、いきなりおかみさんに指導ってのもこちらも厳しいので、棟梁の指導を聞いて貰った・・・そんな間接的な指導だったんだけれど・・。
そんな棟梁への指導は、それじゃ張るに当たって、みどり教室が参考になるのだけれど、絶対に色合わせはしない事。そもそも色が好きぃぃなんて選び方をすればあぁなる・・・ってブログで散々見ただろうし、同じ失敗をしない。するのなら違う失敗を・・・って話。
そもそも大巨匠でもあるまいし、自分の好きな色なんぞありゃしない。そんな考え方では本気のモザイクには向いていない。だって混ぜられないのに自分の好きな色なんて・・・・こらこらって話。ただ理想は伺いましょう・・・あくまで理想ね。
すると、髪は黒とか茶色じゃなきゃダメですか?・・・って質問。そもそもファンタジックな絵だから、何色でも構わないんじゃないの?って言ったとしたら安心して好きな色を選ぶんだろうね、きっと。ただ絶対にそんな事は言わないけどね。つまり作るって言うのは設定するって事でもある。
設定とはなんぞや?って言うのは、この女性の妖精的なものは大体いくつ位に見えると良いのだろうか?ってね。それに見えるにはどんな色が良いだろうか?って決めると良いのだけれど、何か好きな色と始めれば、行き詰るのは目に見えている。
そんな説明をすると、白茶色みたいな色が・・・って言うのね・・・げっ、言ったそばから始まった・・・そもそもそんな色はタイルに無い。そうなると棚を見て忠実に選ぼうとすると、白と茶色を見る事になる。ただ白は1色だけなんで、見るほどの事は無い。
だとすると茶色を見る事になる・・・・こらこら茶色は嫌って言ったのは誰?・・・もはや本末転倒になっている。しかも白って髪、白髪なんて言葉を大好きな人ばかりなら白髪染めはいらないでしょ?しかも女性みたいな妖精なのに白?・・・するとパールなんかを持って来てキューティクルって。
確かにそれは良いかも知れないが、羽根やら何やらにもう使う事が決定として描き込まれていて・・・・かぶる事になる。もはや始まって早々に暗礁って感じ・・・でもね、そんな中、白髪の話の時に、白いと年配には見えるけれど、ロマンスグレーって言葉はお洒落感あるよねぇ?・・・。
この文章を話の中に入れて置いたのだけれど、ここは流されて話の最後にヒントは言ったんだけれど・・・おかみさん判る?って聞くと、えっ?何処?って・・・勿論棟梁も・・・。そこでもう1回ロマンスグレーは?って言うと、グレーかぁ・・・って言うのね。
あぁまだ判っていないなぁ・・・と思うも、じゃグレーと思うもの出して見て・・・と言うと、何色もあって全部出して来て、ただこれがグレーかっって、かなり黒に近いグレーも出して来たのね・・・こらこら、もはや趣旨なんて一切関係無しで、ここまで来ても趣味のみで持って来る・・・。
こらぁぁぁぁ、それがロマンスグレーになる?同じ質問でおかみさんにロマンスグレーってどれ?って聞くと、これ・・・・って選んだのは、棟梁よりも薄いが、まだまだ薄いグレーまでは行かなかったのね。棟梁は一番濃いグレーを選ぼうとしていたのだから、まだまだおかみさんも濃い。
要するに最初に黒や茶を否定して、茶色を選び、好きな色は濃いはっきりした色だから、ついついそっちへ目移りする。しかもアトリエの棚は見た事の無いような色数・・・色酔いしちゃう感じね・・・。だから、そうならないように趣旨だの意識だのって言うのが大事って言ってたのに・・・。
つまり妖精なんて見た事の無いものを作ろうとしているのだから、どんなものなのか?と考えた時に、この妖精は自分自身だって言うのね。まぁ当然聞かなくても判ってたけど・・・確認しただけ。だとするといくつの設定?って事になるでしょ?・・・そこで、ロマンスグレーなのね。
年齢が入っているうにも見えるし、他のアイテムで若くも見えるかも知れない。これが仏像なら性別無しって話だが、私自身と言うのなら女性じゃないとね。それが仏像が性別無しと言うのなら、これは年齢無しみたいな曖昧さが必要なんじゃないのかな?・・・・。
そう言う考え方が出来れば、みどりと一緒で、老婆心の扉が私自身なら、単なる扉なら適当に作りゃ良いけれど、私となると扉を女性に見立てた比喩的な作り方になるだろうし・・・でも老婆心なのに、ピカピカ、テカテカ、可愛いぃぃってな訳には行かないでしょ?
考え方はどれも一緒。私なのだから・・・。つまり棟梁は若くも無く、歳でも無く、いくつか判らないように作れれば良いんじゃないのかな?・・・あはははは。すると、今度はどうしてこんな事気が付かないんだろう・・・ってへこむのね。また、あははははなのね。
ねぇ、もしかすると、それを習いに来たんじゃないの?・・・って話。つまり好きな色を切って張るだけなら、材料屋さん紹介すれば良いんじゃないの?もう自分で楽しめるんだから。切る張る事が上手くなって物足りない部分・・・そこがオリジナル作成の考え方だったとすると、それを習いに。
じゃ出来なくて普通じゃん・・・って話。けれど、ついつい切る張るが上手くなると、出来るって気になっちゃうのね。でもそれは下絵やデザインありきの話であって、オリジナルと言うのなら全く先の話なのね。簡単な話で見てすぐ簡単に盗まれていてはオリジナル感は薄い。
そう言う点では棟梁の作品は完成すれば中々のもの。そう簡単には出来なくても良いんじゃないのかな?むしろ転ぶ前提で立ち上がる事のが大事なのね。逆におかみさんは絵ありきの作品。そうね、ラップの音楽みたいな感じで判るかな?
昔のヒット曲のある部分をループさせて、今風の音楽に作り上げて、歌詞を変えて見たり・・・つまりオマージュ的な作品。つまりしっかり模写じゃなくて変更させている・・・しかし、原形を大きく変えれば、その絵はその色のバランスで良く見えているとしたら?・・・・
適当に変えれば良くなるとは限らない・・・・そこもただ色選びじゃなくて、しっかり原形に沿って変えた方が感だけに頼らずに単なるパクリでも無く、オマージュって形になると思うのね。自由ってのは勝手に・・・とは違うのね。しかも慣れないと自由が不自由な事もあるのね・・・あははは。
そんな中、更に相席でご夫婦で店舗の床を施工する・・・ってDIY的な教室。今日は仕込んだ花びらを張る日。
何しろモザイクが初めてなのに8㎡弱の店舗の床を張るのだから、無謀と言えば無謀。けれどね、出来たらラッキーじゃん。勿論、アシストするけれどね・・・ただ図面も無ければ、コースターも作った事が無い・・・こんな事を受けられる人は他にはそうそういないと思うから受けたのね・・・。
正直、4500枚の花びらを仕込めるかなぁ?・・・・ってそこから心配だったんだけれど、思ったよりも旦那さんが協力的で、すでに1人で1000枚は切ったみたいで・・・しかもご夫婦以外に他にも別に頼んでいるらしく・・・・何とか花びらを切るのは問題無さそうだが・・・。
これからが本題なのね。要するに今までは左程責任は少ない。何故なら切ったものが余程質が悪く無い以上、全部で9000枚の中でへたっぴぃぃこれ・・・ってならなきゃ良いだけであって、責任感無しで進められるが、今度は味付けって感じで、奥さんの好みで・・・となると、
図面でも無い限り奥さんにしか張れない事になる・・・・しかもバックに3色使うみたいだから、どんな割合になるか?も、奥さんにしか判らない。
何もかもが奥さんに掛かっている・・・コースターも作った事が無いんだけれどね・・・。でも、別に気にする事も無いのね。
そもそも図面や色決めなんて、設計屋さんになりたい訳じゃないし、そんな難しい事は必要ない。何せきちんと何をどうしたいか?それを見て出来る事と出来ない事を指摘するだけだから、やりたい事がはっきりしないと先に進めない。ただねぇ、そんなの出来るはず無いでしょ?普通はさ。
そこで、最初に戻って出来る訳無い事をやれるんだ・・・って思えたのなら、あれもこれもと理想よりも、出来る事は何か?じゃないのかな?って話。つまり張って失敗すべき・・・もし失敗したのならそれは辞めれば良いし、出来たのなら、それを踏まえてこれは?と増やせば良い。
目安になるものが無いのだから、目安を自分で作るしかない。つまりこれが一番へっぼこなパーツになる。それで良いのね。これが基準だから、今後これ以下は認めない・・・ってやれば質は落ちない。それを慣れてしまってこれを見なくなった瞬間、初心を忘れスピードを気にして、
美しさよりも終わらせるって能率効率のみに走るし、逆にこだわり過ぎれば当然全く終わらなくなる。しかも年末年始が休みって言うのなら、時間に余裕はあるし、出掛けたり日頃の埋め合わせとなるのなら、忙しくなるだろうし、そうなると1月10日以降からスタート位になるだろうし・・・
いずれにせよ、1月中に仕込みが全て終わらないようだと、厳しくなるとは思うけれど・・・まっこっちの分になると思われる4500枚分は仕込みさえ終われば終わったようなもんだけれど・・・、。いずれにせよ、まだまだいろいろとやる事もあるし・・・・そんな中の桜錦。
後、蝶尾3つで張り終わり・・・。