今日は1年振りのロン教室。実は先日予約が入ったんだけれど、いきなりのインフル・・・・それでキャンセルがあっての今日。事前に何がしたいか?の情報としてお母さんからメールで伺ってはいたが・・・・それが兵馬俑。ちなみに俺は何だか判らなかったんだけれど、かぐやは知ってて・・・・。
俺が下地かなんかをやっている時に、かぐやがロン母からメール来てますが・・・・それで何するって?と聞くと、あっ・・・またシュールなの作りたいみたいで・・・・それで何?・・・・それが、へいばよう・・・・って言うんだけれど、全く俺の脳が反応しないのね・・・・。
聞いてもピンと来ない・・・・それが、多分俺の脳って一旦ひらがなで入力していると思うのね・・・それを知ってたら変換してくれると思うんだけれど、脳が知らないと韻を踏んだりしちゃうのね・・・・ひととよう?・・・・歌手?みたいにね・・・。明らかに違うなっ・・・って判るけれど、
脳が困っているんだろうね・・・・それで身近な知識のある人に聞く事になるのね・・・・そこでまだ俺が調べる程の事が無い状況だと、今やっている事を優先しつつ、かぐやにどんなもの?・・・・みたいに、ながら・・・・で聞く事になる。
それでいつものように聞いて見ると、俺の脳がその説明を元に、俺の知っているものと似ているものと結び付けて、これと似ていますか?って質問と照らし合わせ、確認をしつつ、より理解をする・・・・って方法を取るのね。そこで、聞いた後に・・・・つまり中国のはにわって事?・・・・ってね。
はい、それで・・・って返って来たので、大体打ち合わせ初日としては、何を話をすれば良いか?の方向性は見えたので、特に話は広げなかったのね。
そんなこんなの今日、ロンが来て・・・・まずは謝る事にしたのね・・・・おぉしばらくぅぅ、ひとまず賞のオメデトウ・・・。
それと、去年のラクビーの話の中のイメージの違い・・・・ロンと話をした中にそのラクビーの話があって、俺は一度早稲田VS明治を見た事があって、そのイメージは、相撲部みたいな機敏な太っちょがぶつかって、玉を取った瞬間、扇に広がりボールを後ろに回し、最後に足の速い奴に渡してトライ。
それで後にキックする都合上、ポールに近い所にトライをする・・・・みたいなものだったが、ロンと話した後に、五郎丸さんの件があって、見る機会があり・・・すると、みんなで抱えて人を持ち上げボールを取ったり、太っちょであんまり走らない人なんていないし・・・・あれ?って感じで・・・。
俺の見た頃のラクビーとは違っていたのね。それを書き替えたよ・・・ごめんね・・・・って話をして、それじゃ本題なっ・・・すると、資料の本を何冊も持っていて、更に画像のレプリカもあったのね・・・・。そこでこんな話をしたのね。まずは今どんな感じになっているか?の検証から・・・。
ちなみに前回は、ギターを木で作りモザイクをした・・・つまり掛かった時間から考えれば、木工メインのモザイクもやった・・・って仕上がりだった。
じゃ今回は?と聞くと、半立体でこの兵馬俑なるものを作りたい・・・・と言うのね。しかも、これは単なる人形のようなものじゃなくて芸術にも思えるものに見えるって・・・・。なるほどね・・・・。じゃ、教室始めるかっ・・・・。
俺は声を張る為にトイレまで離れて・・・・それでさぁ・・・・ってわざわざ大声で話したのね・・・・さっき1m圏内で話した時と、トイレまで離れた時に明らかに声の出し方は変わる・・・何故?・・・・って質問をすると、聞こえないから・・・って返って来たのね。
じゃ、この位で聞こえる?・・・・って声を張らずに調整して、それで離れているのと、接近したのは意味ある?って聞くと、不思議そうに見てるから、遠くに離れても接近していた時と同じように伝えようとすると、声を張って何とかさっきと同じくらい伝えようとすると大声を出したくなる。
つまりただ聞こえれば良いのと、伝えようとするのとでは意味が違うし、伝えようとすると加減をするのでは無くて、伝えようとするが故に、大声になり声を張る事になる・・・・前者は能率効率みたいな・・・聞こえれば良くて、後者は何としても・・・伝えようとしたって違い。
さて例題を終えて、じゃ次、兵馬俑って何?・・・・えっと・・・って知識をひけらかすから、こらこらそんなのはクグれば良いじゃん。俺の聞きたいのはロンの言葉であって、ロンの見解。別に説明なんて聞いてない・・・・って言うと、久しぶりなんで・・・あっそうだった・・・って。
思い出してくれたのね。そりゃそうだわっ・・・オリジナル作りたいのに、ググって判る説明聞いても仕方無いのね。けれど判っても・・・ん・・・ってついつい説明になっちゃうのね・・・・けど、随分と頑張ってくれたので、向き合い疲れしちゃったんじゃ、まだまだ先は長いんで・・・・。
じゃ俺の見解ね・・・・俺は中国版の土偶やらはにわみたいなもんで、死者へのねぎらいやらはなむけやら、俺も共に・・・と入りたい所だけれど、俺の代わりに・・・やら、魂みたいみたいな・・・・共に・・そんな気持ちが入っているものだったりすると思うのね・・・・って。
それでその死者が偉いと凄くいっぱい・・・何体も・・・ってね。すると、ロンがそれだ・・・って。ばかちぃぃん・・・自分で持って来たお題なら、その程度は言わないと・・・・なっ。だとしたら、始皇帝なんて言ったら、とんでもない数だったりするよな?・・・・
じゃ何体くらいにする?・・・じゃ6000って。じゃ6000体作れる?・・・・無理です。だよな。じゃ、大体限界はどの位の仕上がりか?ってなると、ギターの前例から言えば、1mくらいが限界だと思うのね・・・・常識から考えてね。じゃ本物はどんな大きさ?って聞くと、等身大って言うのね。
そうなのね、日本のはにわとか土偶ってお人形みたいだけれど、兵馬俑って等身大なのね。って事は、小さく何個も1mの中に作れば良いのかい?って聞くと・・・ん・・・って。ん・・・だから悩んでいる。そして答えた事が違うって。じゃどんな?って聞くと、半立体で・・・って。
さっきも言ってた・・・つまり本当は立体を作りたいが、半にする事で何とか折り合い付けて・・・って聞こえるのね。しかも、今の声の張り方で考えると、小さく沢山じゃなくて、それじゃ半立体で1対大きく・・・・って。それじゃ、話に付き合うとするかっ・・・となる。
じゃ半立体で1m以内で1体の兵馬俑を作るとして・・・・その資料の本を良く見てみ・・・どのページの何がロンの思う兵馬俑なのか?教えて・・・となると、思った通りに何千体もあるページを開いたのね・・・・やっぱりね。おおぉぉぉぉい、そんなに作れるのかっ。
ちゃんと自分の言った通りに沿って考えろっ・・・1体なんだろっ?つまりロンは6000体の等身大の兵馬俑に1体の半立体で戦いを挑むって話になるよなっ?・・・どうする?ん・・・じゃ一番偉い人を1体って・・・・なるほどね。歩兵の沢山よりも殿1体ね・・・考え方は悪く無い。
じゃそれを1mの中に入れてみ・・・・迫力が無いって。だよね・・・じゃ迫力って何だ?となり、アップで・・・となり、半身となった。じゃ殿の半身で6000相手で行けるか?・・・となると、ん・・・って事になる。要するに自分の考えて来たものと離れていっているんだろうね・・・。
しかも、それを調べると自分で言ったものの、兵馬俑って言葉通りで兵隊さんの強そうなのが作りたいようなのね・・・探しているロンのページがそんなのばかりだから・・・・。じゃ、視点を変えて見ようかね・・・。さっき芸術って言ってたよな?・・・・じゃ芸術って何だ?
えっ・・・えっと、凄い技術で、精密で・・・おいおい、じゃ持って来たレプリカも芸術だよな・・・そっくりそのままなのに、本物よりも小さく精密だぞ・・・・って言うと、そうじゃない・・・って。ん・・・・そんなやり取りをしていると、おぉぉぉ、さくらぁぁ。
まやまぁ、いらっしゃい・・・・いや、すぐおいとましますから・・・・いや、ちょっと聞いてけや・・・・って、やり取りを頂いたお菓子でお茶しつつ聞かせると、流石に弟子だけあって苦笑い・・・・これ何時からやってんの?・・・・ん・・・お昼から・・・・。
げぇ・・・・どっちもお疲れね・・・・あははは、結構ね。じゃ続けようか・・・・芸術ってなんだ?技術、美術、馬術、何でも良いのね。術使いなんだよ・・・・じゃ術ってなんだ?・・・・こうやって掘り下げると、段々泥沼に足を入れたようになる。
ただ漠然と考えたフリをしていた時よりも、大変な事をする・・・・そんな気にはなったはず。でもそれが普通なんじゃないのかな?そもそも、作ろうとしている兵馬俑って言うモノ自体が、人の死に関係するもので、更にそのすべ・・・すべを漢字にすると、術になり、まるで魔法にでも掛けられた
・・・・そんな気持ちにさせられるんでしょ?本人が美術だって言うんだから・・・。それをそんな術使い達が作った膨大な数の迫力を素人の中学生がたった1体の半立体で超えるか?対等に見せたい・・・・って言うのだから、中学のラクビー部の奴が五郎丸さんになるよりも難しくて当然。
クラブ活動は週に何回も練習している事。モザイクは1年に1回。比べるまでも無い。ただね、だからこそ信念みたいなものが無いと、ペラペラな安いものになる。ただ似てる・・・ってね。つまりお土産屋で買ったサンプルよりも安く見えるものを夏いっぱいお金を掛ける気かっ・・・ってね。
もっと気持ちを入れろって話。ただ頑張る・・・だとか、口にしても頑張るって言うだけで良いのなら、五郎丸さんになれるはず。違うのね。
ものの本質を知ろうとする気持ちが必要な気がするのね。そもそもまともにやったら勝ち目は無い。しかも腕も無い。ならば知恵。
自分にしか出来ない事・・・それを考えずに、ただ本物の精密な真似じゃレプリカ。それじゃレプリカ以下にしかならない。
それをただギャラリーとして見る側で浅はかな自分を今是正している訳で・・・ようやくそれを作り手として本気で考えている事になっただけ。
しかしながら、俺は絶対出来ないとは一切言っていない。知恵とは?年齢ではない。知識は覚えるものだが、知恵は覚えるものではない。
いかに知恵を振り絞るか?・・・・ただそう言われてもそう簡単じゃない。それでは自分自身が決まらないのなら、人を知って己を知るしかない。
己発信が出来ないのだから。自分が素晴らしいと思うものの、何処が?何が?・・・そこを具体化して、それを全て真似るのではなくテイストを頂く。
しかも己の技術の無さを知りつつ・・・・つまりアイデア・・・知恵になる。
6000体と半立体の半身、なのにその迫力に負けない迫力、そしてその芸術性に負けない芸術性、更にそれに掛ける時間制限、更に1m以内。
内容は死と向き合う事。自分がそれと向き合った時に、目を背けたくなるような、それでも見たくなるような・・・複雑な気持ち・・・。
間違っても、お土産を買って行こう・・・・ってお金を出してサッと買えるものでは無く、見た人がひるんでしまうような・・・・そんな臨場感。
ある意味、ドン引きする人がいるくらいが丁度良い・・・・。ではここまで言うのだから、俺にもアイデアはあるが中学生に対するモラルや倫理も、
考えるとお勧めはしないが、俺なら殿の首を折る。戦争は相手の首を掲げれば終わるのだから・・・。だから半身の首を転がす。たった1体で6000体と戦うんじゃ、この位言わないと無理だろうな・・・・さっ、ヒントもやったし、中学生らしい戦い方を見せて貰おうか?って話。
じゃ次までにそんな風に見える手掛かりになる絵描いて来て・・・・こんな事を踏まえて・・・・って。本気でこんなお題に付き合うとヘトヘトになるのね・・・・そんなこんなでさくらと夕飯食べて・・・・邪魔しに来た訳じゃないから・・・・って今日は電車で帰ったんで、
折角さくらに貰った時間なんで・・・・
地味に進んだ・・・・。