今日はkameyaさん教室。いつものように4人でまずはラパンさんから。まぁ昔からステンドをやっている事もあって、ぺきぺきのモザイクはお見事なのね。パーツを1枚で切るって行為がステンドに似ているし、コツを良く知っているから・・・この結果。特に全く問題は無く何も言う事は無しなのね。
これだけ楽しんでこの結果なら、十二分に満喫したと思うのね。それを良く見た上で、これを見て欲しいのね。
今日はおかみさんもこのミニテーブルをやったんで、ご一緒に・・・。
どうかな?別にグレードに何も問題は無いんだけれど、1枚も切っていないのに、何か進み具合が悪く無い?って思わないかな⁇って話。ちなみにここの所のおかみさんは?って言うと、男風呂用の今月のお休み伝言板的なもので・・・
こんな細かいものを作っているのね・・・2人共にこれだけ作れるのに、1枚も切っていないのに、こんなに進まないの?って疑問・・・そうなのね。切る事に困らない話であって、つまり切る事が無いって事は、2人は得意な事を封印した・・・って事なのね。つまり1からの人になったような感覚。
けれど、気持ちの中では、切らないで張るだけでしょ?・・・って気持ちが少しでもあったりすると、それは過信にも繋がって、気持ちが落ち込んだりするものであったりするのね。それはサンプルが無いから・・・素材は自由に、デザインはご自分で・・・となると、ビストロスマッ〇みたいな感覚になる。
つまり色んな素材を使って良いから、素敵なミニテーブルを作って見て・・・ってね。しかも切らなくて良いよ・・・何も規制が無く自由。ただサンプルの物真似ばかりをしていると、その自由はとてつもない不自由になるし、逆に切る事が苦手だったり、切りたくない人だったりすれば天国な話になる。
では2人は?って言うと、そもそもこの作品を作る人なんだから、切る事が苦手なんて人では無いから、切る事を封印されたような感覚になるはずなのね。となると、いかに素敵に見えるアイデアを出して、いかに巧みな配列、色合いに出来るか?であって、技術が平等になるのね。切らないのだから。
例えばもし仮にどちらかにアイデアが出て、それを色々違いで並べたとしよう。ただだからと言って、後出しじゃんけんのように後から出した人が勝つとは限らないのね。何故なら均等な目地幅や、ボンドの付け方、左右対称や、色選び・・・なんてもんは、きちんと・・・って意識1つでいくらでも変わる。
それをいきなりどうしようかな?・・・って考えずに悩んでも、時間が経つだけで何も解決しないのね・・・まずは悩むなんて幅を広げずに考える事なのね。例えば、考え方の1歩は、このテーブルって完成は何色?みたいにね。仮に青って言うのなら、青を結果として多く使わないと、赤ばかり使って、青く
見えるはずが無いのね。だから側面に濃い青を張る。こうしてきっかけの1枚目を張れば、ここからどうする?って自問自答。100対0なら全部青くすればぁ・・って事になるが、それでは味気ない。そこでいかに青では無い色を触れるか?になって来る。ただ例えばここで、自分がどんな好みか?を考えない
と、そもそもが濃いのが好きなら、いきなりの濃いのは大丈夫だけれど、薄いのが好みの場合、既に無理をしていたりするもので・・・それなのに、それを忘れて進めると、こんな濃くなるはずじゃ無かった・・・なんて事になるし、逆に濃いのが好きだから・・・と、濃いのばかりを使えば、メリハリ
が無く、塩分取り過ぎな感じになり、好きなモノばかりを集めれば、当然もっともっとと濃くなるもので、濃いのが好きな人はいかに薄いのを使えるか?となり、その薄さがより濃く見せるテクニックだったり、逆に薄味好きなら、いかに濃い色が頑張って使えるか?になるのね。
その事でいつもの薄味よりもパンチの利いた仕上がりになるはずなのね。そう言う点では、今日のおかみさん、かなりのパンチな仕上がりなのね。まぁ2人はやって見て判っただろうけれど、切る事が上手くなった人なのね・・・だから、切らずに均等な目地幅とか、全部同じように張るって言うのも、
ガラスタイルが乱形なのに、丸いタイルは精密って言うと、きちんと張ろうとしても合わなかったりする訳で・・・良い塩梅って言うのは、感覚的なものだから、ただ中心にすれば良いものじゃないのね・・・良く全体を見て時には、ずらしたりしないとね・・・ただ張ってもだめなのね。
この2人の宿題は、張らなくて良いから、次の展開を考える事・・・張る事では無く考える・・・それは片付けもしなくて良いし、電車の中、お風呂、トイレ、いついかなる時でも出来るもので、お手軽なのね。ただお手軽な分、出ないときついのね・・・えぇぇぇ1つも無しなのぉ?って事になるから。
あはははは、頑張ってねなのね。そんな訳で次はりょうさん。
りょうさんはガラスタイルを切っているから、まだまだ不慣れな分余裕が無いのね。だから、自分が既に作ったテーブルの感想を聞いても、難しかったです・・・のみで、あははははなのね。こらこら、もう慣れようよなのね。先人として体験した事で、こんな事に悩んだ、困った、こんなのが参考になったとか・・・って言うと、私は先生のサンプルの色違いだから・・・って。でも、それでも何か感じた事があるでしょ?・・・感じた・・・。
それが2人の参考になるものなのね・・・だから先人は伝える義務があるのね。そしてそれが、自分を上手くさせる練習になるのね。だって伝える能力がアップすれば、教えてくれる人により伝わりやすくなるし、余分な説明や老婆心を聞かなくても済む事にもなる訳で・・・時間短縮にもなる。
つまり相席での質問がスムースになるから、みんなが均等に質問が出来る事に繋がって行くのね。ただ、流石にガラスタイルなんで、余裕が無いのも判るから、ここはスルーでも・・・となるが、では棟梁は?と言うと、先日インフルになったらしく、それが生まれて初めてのインフルらしく・・・。
その間、寝たきりでモノ作りが何にも出来なかった・・・って感じの初日らしく、どうやら上手く行かないようで・・・
しかも大作・・・何でこんな時に大作やるかなぁ・・・って気はしたが、意気込みは判るし、ただね、しばらく大作に向き合っていなかったのに、病気明けでいきなり・・リハビリ無しで・・・って、要するに切る事には困らないけれど、心構えが必要なのね。それが上手く切れないぃぃって言うのね。
でもね、じゃ何故切れない?って言うと、しばらくのぺきぺき、しかも病気明け、随分と空いたから・・・とここへ来てやる気を出したが、切れない・・・この理由は、しばらくぺきぺきの柔らかさに慣れて、硬いタイルになって感覚が違っているから・・・とでも言うだろうが、それだけじゃ無く
実は心持ちだったりもするのね。そもそもやる気なら、りょうさんのように下地に張らなくてもテープに張ってパーツ切りなんて事も充分に出来たはずなのね。しかしながら、条件が全部揃わないとテンションが上がらないのが棟梁の性格。しかも厄介なのは、やらなかった・・・と、やれなかったの、
違いが判らないから厄介なのね。例えば、やらなかった・・・ってどんな感じ?何かそこに意志があるような気がしない?やりたくない・・・みたいな。では、やれなかった・・・となると、やりたかったんだけれど・・・って、私のせいでは無い感が強いのね。あははははなのね。
ここが問題で、じゃこの言葉を全てのものに当てはめると良いのね。じゃ、棟梁は病気でやれなかったんでしょ?これは私のせいじゃないから仕方が無い。けれど、じゃその前の額縁を作っている最中は?と言うと、額縁が出来ていないから、やりたくてもやれない・・・ほらね。
でも、さくらもりょうさんも、張らなくてもパーツ切りをテープで張って進めたりしているのね。そうなのね、出来るのね。つまり、棟梁がそれは何か嫌だって事なのね。じゃそれはそれでOKにする。所が額縁が出来てやろうと思ったら、まさかのインフル・・・。やろうと思ったのに・・・。
こうなると、やろうと思ってた・・・から相当経っている気がするんだろうね。急に。そこで今度は急に巻き返さないと・・・って気持ちが焦る事になるのね。何でか?取り戻したいから・・・けれど、それなら、最初からパーツ切りしとけば良かったじゃん。ちょっとは進められたのに。ってね。
所が嫌なのね、それじゃ。ガンガン進めたいから。もう本末転倒なのね・・・どうしたいの?って話。そもそも巻き返したいのなら、病み上がりじゃなくて、体調も心持ちも万全になってからにすればぁ・・・って話で、今こそリハビリで楽しめば良いのに、どうして自分と向き合う大作なんだろうか?
ただね、俺もそこそこ長い付き合いになったんで、そこそこ棟梁の傾向と対策はあるのね・・・くっっっ。立て直さないとね。心持ちが弱いわぁ。そこそこ理由は判ったんで・・・さて、何処から是正しようかなぁ・・・ねっ、棟梁。
何せ心持ちって眼に見えないから・・・。