先日、ユ-ミンママの体調が悪く、挨拶をせず早めに帰って来たが、勿論手ぶらで帰る
俺じゃない。これからの展望だけは考えて来た・・・・
今までは偶然にも、2日教室して1日現地って言うスタイルになっていた。がしかし、
今週は日曜日までノンストップで教室となると、仕込んだ分は今までの数倍になる。
これは単純計算。しかしそうならないのが現地へまめに行けない事。
実は2日分の仕込みパ-ツのデザインと数量を計算してから仕込んでいたのね。
つまり計算ずくだった。しかしこれからはその計算が出来ない。ただこのセリフでは
後ろ向きになる。だから折角行けないのである・・・とする。
折角・・・ここで行けないと困る理由を考える。それはデザインが決まっていないから。
ふぅぅん、決まっていないと俺は困るんだ・・・ならば決めなきゃ良いんだ・・・
そうつまり、決めて来たパ-ツだけを見て、どんな形にするか?って考える・・・・
つまりアトリエで考えて、現地でそのパ-ツを何処に入れるか?を考えれば良い。
こんな事は作詞が先か?作曲が先か?くらいなもんで慣れてないから、困っただけ・・・と
考えれば良い勉強になる。と考えれば困る事は何も無い。慣れれば進化に繋がる。
そんな事を考えながら、仕込みをして待つ。すると常連さん到着。
実はさくらが予約してあった日だったが、この所の教室ラッシュ・・・1日1人では、
対処し切れない。そこで先日のキウイ、タピオカ教室やキウイと友人教室のように、
時間差を作って2人の相席教室と言う事を慣れて貰う事も良いだろう・・・と
さくらに弟子は無条件の相席教室ありき・・・と言うスタイルでよろしく・・・と伝えて
置いた矢先、常連さんがこの日でも良いですか?と頼まれた。
そこでまず早めにいらした常連さんからスタ-ト。これがいきなりビックリ。
えっ?また宿題終わっちゃったの?先日、白金の9.5mmでぞうの縁取りって話だったのを
たった1週間で終えて来た。しかもそこそこなグレ-ドでこなして来た。
さてさてどうしたもんかなぁ・・・?悩んでいる俺の理由は、やり過ぎでは無いか?
しかし本人は俄然やる気。ならば、ぞうの中身のイメ-ジをお聞かせ下さい・・・と言うと
淡い感じで白っぽく・・・なんて表現をする。
じゃそれに当てはまるタイルを探します・・・白っぽいって表現で言うと、まずぺきぺき
ならば、白、ベ-ジュ、肌色の3色が選べます。では次。1cmや9.5mmのタイルだと
白から数色あると思われます。そしてここが一番近いと思われるコロ。
淡いが売りのタイルです。黒とグレ-以外の全色行けると思われます。
説明はここまで。では老婆心です。安全なのはぺきぺき。1cmだと文字と縁取りに使って
いる以上、照りも同じ事で淡い仕上がりでは無く、表現としては同化させる事で、
曖昧に出来る・・・となると思われます。しかも、縁取りに白金を使っている事で、金の
部分が判りづらく、いかがなものでしょうか?判るには判る・・・程度に仕上がります。
そして先程俺が押したコロですが、淡いが売りなので完璧です。そして白金の縁取りも
コロの白と照りが無い分、交じり合う事はありません。更に白っぽいって表現にも、
許容範囲が広げる事が出来れば、黒、グレ-以外すべてが使えます。がしかし、良い事と
悪い事は背中合わせ・・・・つまりまた初体験のタイルになってしまいます。
普通なら1cmにもっと慣れてから次に・・・と言いたい所なのですが、こうして結果を
出して来た。ただ終わらせた・・・では無く、グレ-ドもそこそこ・・・・
ならば次・・・と進むのも構わないでは無いか?と思う俺もいるし、無理をさせる訳にも
行かない・・・って俺もいる。だから、選択はお任せしますが、1cmよりも厳しいかも
知れません・・・さぁどうしますか?と聞くと、崖へ・・・と悩んだ末、コロを選択。
それでは崖へようこそ。ここからは1cmで仕込んだやり方は通用しません。
見ていなくても判るが、何枚も切り置きしてから、いっぺんに張った・・・って感じが
出ていたのね。一応確認するとやはりそう。つまり切り置きするとは?何が起こるか・・・
1枚切ってそれに合わせる・・・とやって行けば、隣同士のタイルは幅が合うが、
切り置きは必ず隣り合わせが揃うはずが無い。しかし、それと無く合ったりする。
しかし、コロを選択した以上ね切り置き禁止。
その事で更なるハ-ドルが上がる。今までとこだわり度が変わってしまうのね。
しかも時間が掛かるし難易度も上がる・・・についてもご理解があるし、向き合う時間も
しっかり持っている。ならば・・・と、それでは1cmやコロでただクラッシュで小さく
して中身を埋めるでは、文字まで作ってしまうのだから・・・・物足りないかも・・・と
流れでも作って貰うか・・・とこうして下さいに変えた。受け入れる姿勢と、許容範囲の
広さからも・・・。
ただし、流れを作ると言っても容易では無いのね。それは白金の精度の良し悪しが左右されるから。それに合わせて流れを作って行くのに、その白金は初心者がやったもの。
それなのに更に初心者のコロ・・・ただし両方共、白を選択した事がやって見るか・・・に
繋がった。露骨な露呈にならなくて済むから。
しかし老婆心も、始まるといらないのかな?って位、付いて来る。中々やるじゃん。
そんな中、大御所さくらの到着。
えっと常連さんのぞうの表札の方、こっちは弟子のさくら・・・と紹介して、更に具合が
悪いので、時より具合悪いです・・・って事になるかも知れないけれど、気にせず
ほっといて下さい。とも紹介した。そう言って苦い顔していると思うさくらを見ると・・・
ん・・・・何だこの違和感・・・・あれ?さくら美容院行った?いえ・・・ん・・・
化粧品変えた・・・って聞きたい所だったが、もう理由は判った。俺がさくらを見て
綺麗だと感じた時は、間違いなく調子がもっとも悪い状況・・・・げぇ最悪だわっ。
ならばと、えっと弟子のさくらは非常に悪い状況にあります・・・理由は綺麗に見えたから
です・・・と伝えると、何それ?って反応をする。そりゃそうだわっ。誰でもそう思う。
えっと、働く女性でしかも専門職の場合、賃金が多い分、責任の負担も多いものです。
更にそこに責任感の強い人は、調子の悪さを見せない気迫からか、りりしくなります。
それが今のさくらです。しかし、それを隠そうとしてもさくらの場合、病気な事からも
長続きはしません・・・ですから、先に露呈を選択しました・・・と伝えた。
そうね、ハウルを見た人なら、魔女のおばさんがハウルのお母さんに会う時に、どんどん
痩せこけて元気が無くなる・・・・あんな感じになっちゃうって思い浮かべると判りやすい
つまり隠す必要は無く、受け入れて貰うしかないのね。しかもさくらは相席に同意して
くれたのだから、常連さんも受け入れてイ-ブン。
すると心配する必要も無く、意外とすんなり意気投合。
そんな中、キウイがやって来る。実は1日にキウイの娘が受験で小1の女の子が1人きりに
なってしまう事から、お教室で預かる事になった。
その事で軽い打ち合わせ。それが、南行徳駅に迎えに行き改札で待ち合わせ、手を繋ぎ
アトリエに着いたら、教室をして夕飯に、ほか弁で天丼を買って一緒に食べるって段取り。
そして会話の中での禁止用語の確認。その一つがデ-トって言葉・・・・キウイが差し入れ
を置いて帰った後に、常連さんから質問を受ける・・・・あれ何ですか?
あはははは。えっとキウイの娘に限らず、常連さんの仲の良い子にkatsuのお嫁さんに
なるかも知れないから、優しくしないとね・・・とか、大きくなったら遊んで貰えないから
今の内にデ-トでもすっか・・・とか良く口にすると、キモイ・・・とか無理ぃぃぃって
言われているんですよ・・・と言うと、本当にキモイかも・・・と言われる。あははは。
そうね・・・だって俺、オオサンショウウオになりたいんだもの・・・と比喩すると、
えっ?また判らないって言う・・・・あはははは。えっと知ってますか?
オオサンショウウオ。天然記念物っで国で守られている生き物なのにキモくて綺麗な水で
しか生きられなくて、図鑑に載るくらい有名なのに飼う事が出来ない・・・・
これを変換して、新作落語のように作り変えると、大変珍しい絶滅種にならないように
国が守らないとならないモザイク作家で、なのにキモくて清くメルヘンの世界でしか
生きられなくて、有名で飼う・・・じゃなく買う事が出来ない・・・・ほら凄いでしょ?
あははは。ほら目指すのはオオサンショウウオ。
って言うと、その子の気持ちが判るぅ・・・とあらまっ。
こんな話もありますよ。作品は素敵だけれど、katsuの話時々キモい・・・とか、
素敵な妄想なんて表現した人もいるし、小2の女の子に、katsuさんは可愛い子みんなに
大好き・・・なんて言うからダメなんだよぉ・・・・1人に言わないから・・・って。
だから、昔結婚した時にそうしたんだけれど、いなくなっちゃったから、
たくさん言うようになったんだよぉぉぉぉって言った話をすると、呆れ顔・・・なんて
話をすると、私も腕は認めるけれど、みんなと同意見・・・なんて発言の横でさくらは失笑
これで良い。和やかな雰囲気になるのなら、馬鹿話大いに結構。汚れても笑いは大事。
指導はしている。常に緊張と緩和。緊張だけでは疲れ果ててしまうのね・・・・
そんな中でのさくら。指導は1つ。調子の悪い時に振り返る事はしない。振り返るなら
調子の良い時にやる事。そんな時はまずしのぐ。それには今出来る事に向き合う事。
そして明日に繋げる活路を見出す。それが受け入れて出来るようにする事。
ただし、受け入れるのなら強くなる事。ただの受け入れでは奴隷にもなり兼ねない・・・
そんなさくらはこうなった。