katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ひとまず

2008-02-19 04:41:19 | 世界遺産をみんなでつくろ!
しばらく振りの深夜営業・・・寝る

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チュ-リップさんの見返り美人のモザイクの張り出し

2008-02-18 04:57:52 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨日、切った所に切り忘れや、ささくれだった部分の補修からスタ-ト。
当然、2枚重ねた脇の部分のパテも。そして明日ペ-パ-掛けをする。

その間、椿をもう一段増やす。より立体感が出た。
そんな時に突然フイギュアが来る。何か凄い事になっちゃっているね・・・って。

大した話も無く、ほんの少しの休憩って感じ。

その後、ガラス玉を埋め込む。更に目を作ったのだけれど、中々難しい。
そもそもこの細さを出すのも四苦八苦だろうなっ・・・って思ってはいたけれど、

何度かやり直しした・・・その事で是正する場所が判った。

鉛筆で描いた下絵から考えて、迷い無く黒を選択したのだけれど、ここが間違いだった。
つまり下絵のまま作れたのなら、黒でも良いが多少太くなった事で黒を選択すると、

雰囲気が変わる。そこで色を薄くしないといけない。

毎回の事だけれど、その度に勉強だ。まだ納得した・・・そこまで行かない・・・


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チュ-リップさんのオブジェの下地3

2008-02-16 22:53:15 | 世界遺産をみんなでつくろ!
そろそろタイトルのネ-ミングの良いの考えないとまずいなぁ・・・

まぁそれはそれとして、今日はいよいよ中身を切り抜く。1cmの縁取りでずっと・・・
無理だわ・・・いくらなんでも・・・

けれど、新しく買ったジグソ-の刃が調子良い。思いの他上手く行く・・・
確認だけして、周りとの兼ね合いも考えて、音のたたない方の糸鋸の部分をやる。
これひょっとして行けるのか?・・・何て時に電話がなった。

おっと、ってすぐに音に反応して電話を取ってしまった・・・両手離して・・・・
そりゃその後の出来事は簡単。ひびが入った・・・やった・・・

まっ軽症、全く問題無し。電話はチュ-リップさん。順調ね。って言われるも、
たった今、やりました・・・えっ?びっくりしたろうな・・・本人の電話でなんて・・・

どうやら着付けの資料を持って来てくれるらしい。こりゃ助かる。

電話を終えて、外に出る。ひと段落ついたので、アトリエ内に戻ると今度はなるさんから
電話。作品が到着したらしく、お礼の電話だった。

久しぶりに話をした。色々な事を・・・どうやらご理解して頂いたらしい。
なるさんはネットで知り合った俺の作品の最初のファンだろうな・・・

何か懐かしかった。ひとまず良かった。何より・・・

その後、チュ-リップさんがいらっしゃった。下絵を確認してもらいながら、チェックしてもらい、その場で手直し。

良くなったと思う。一緒に作る・・・って意味をご理解して頂いている。有難い。
しかもすべての思いのたけをお話しても、何もぶれずに良いわね・・って言って頂いた。

ここですべて明かす訳には行かないが、この作品のコンセプトとしての1つのお話。

実は次回作のキウイさんの作品とチュ-リップさんの作品は2つで1つの作品になる。
よく神社仏閣に仁王像みたいなのがある。風神、雷神とか、助さん、角さんとかみたいに

対になっているモノがある。今回はつまり凛とした女の人がお参りする神社の門番みたいな作品にしたいと両者に伝えてある。そして両者共に許可が出ている。

その1つ目がいよいよ明日下地が終る。

緊張しているのかな?・・・最近こんな日が多くなった。
左の脇からひじあたりの付近に汗が出る・・・こんな時は気合が入っている・・・

今までも何度かあったから、こう言う時は、落ち着く為の音楽なのか?そのまま熱くなる
為の音楽なのか?気分を高める為に帰り際に必ずじっくり聞いて行く。

何を選択するのかな?俺・・・すると荒野の果てを選んだ・・・必殺のテ-マ。
更に、長渕さんの三羽ガラス・・・角嶋工務店の社歌・・・・

これはどうやら相当気合入ってしまったんだな・・・・再確認。

ならこの女と1ヶ月心中するんだな・・・そう言う事なんだな・・・久しぶりに・・・
恐ろしい向き合い方になりそうだ・・・

この女と死ぬんだな・・・これが終れば死ぬんだな・・・始まったら最後、俺にしか
作れないのだから、それまでは生きていないとな・・・・

完成してお別れが来るまで、この女は俺のだな・・・綺麗に素敵に良い思い出になるように・・・いつか会える事があるのなら完成した時の美しいまま逢える様に作るから・・・

夜になったらこの額から抜け出せるように、生きているように・・・・・
誰にも見つからないように・・・・逢いに来てくれ・・・・夢の中まで・・・


落ち着いて、いつも通りやれば必ず結果は付いて来る。
とは言うものの少し怖い・・・こんな緊張感久しぶりだ・・・武者震いに近い・・・

こんな気持ちが2作品続くのか・・・こんなの初めてかも・・・










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チュ-リップさんのオブジェの下地2

2008-02-15 20:54:42 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝、かぐやから駄目出し。何かやつれ過ぎた感じだし、襟の折れ具合が不自然だと。

まず首の是正。鎖骨の骨っぽさがそう見えたのだろう。内容的にはそれも有りだが、
見返り美人・・・となると美人って所から、若干離れたんだろうな・・・

昔、す-と人魚のオブジェを作った時に、奴は痩せているのが好きで、俺はぽっちゃり
が好きで、結構もめた事を思い出した。

そんな事を踏まえると、この位なのかな?

それと襟元。俺は着物を見た事はあっても着た事は無い。襟が硬そうだ・・くらいは
見れば判るが、かぐやは例え肩を出そうとも、あんな不自然な曲がり方はしない・・・

と教えてくれた。これは有難い意見だ。するとバランスとして、色々な所が変わって来る
1箇所直すって事は、それに関係する場所はすべて直すと思っても良い。

勿論それは完璧な下絵である場合のみだが。
例えばリフォ-ムみたいなもの。クロスだけ汚れているから直すと言いつつ、幅木は
構わないのか?ってなると値段との相談か?場合によって当然直す。

それは元々の原型がしっかりしているから。俺の場合、デッサン力が完璧では無い。
だから、そこの付近も直さなければならなかったり、そこだけ直すと良くなったり、

安定感がまだまだ。芸大出た訳では無いから。しかしながら随分と形にはなって来たと
思う。当初はほとんど下絵とは違うモノになってしまったから・・・

そう言う点でも、良くなって行くと思われる是正ならいくらでも受け入れる。

ひとまず納得する方向性になったので、昨日の続きの下地作り。
何しろ進まない。ただ今日の部分はほんの序曲に過ぎない。

明日から中身部分を落とすと言う事は、1cmくらいの細い枠を作ると言う事。
いつ折れるか?ほんの少しのミスが失敗に繋がる。

5時過ぎると、周りの建築業者が帰ってしまうので、外で木を切るのがやりづらくなる。
1人で音を立てると目立つから。まだ数日、音が立つから・・・・

そこでそれ以降は、糸鋸でやって見るが、結局切りづらい・・・そこでペ-パ-掛けに
切り替える。

明日上手くすると、切る事が終れるのだけれど、思い通り行くかどうか?


  

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チュ-リップさんの下地開始

2008-02-15 00:45:40 | 世界遺産をみんなでつくろ!
昨日、確認も終ったので下地作りに入るものの、まずは木の在庫確認。
ん・・850mmx600mmでは大きすぎてここには無かった・・・・

では買いに行く事になる。でもそれにはまずは銀行に現在の状況を確認してからとなる。
何しろしばらく振りにかなりの貧乏だから・・・

家賃と携帯を支払うと、全財産の残金は後2万。ん・・・かなり厳しい・・・
さてどうするかな・・・?ってアトリエに帰ると、神がやって来ていた・・・

なるさんの入金だ。ひとまず食費は確保。って事でホ-ムセンタ-へ。
道が混んでいて、何と無く景色を見渡すと、取材の会社の前を通過する・・・・

帰りに寄って写真を取りに行くか・・・と決め、やっと到着。

今回はランバ-を2枚。5000円。厚みが厚くなっても良いのならアトリエにあったのだが
大きさから考えると、少しでも軽くしたいと言う事で、仕方無かった。

折り返すも、また混んでいる。例の会社により、担当者さんを職員さんに尋ねると、
食事に行ったらしい。あっお昼なのね。それでは・・とモノだけ返してもらえるように

話すと持って来て下さった。よろしくお伝え下さいと言い帰る。

さて切る前に、もう一度アイデアの確認。何しろ失敗するのは嫌だから、しばらく考える

ここで画像。随分と変わっているのが判って頂けるだろうか?
更に修整をし、確認も終わりいよいよ切る。

かぐやに電話番をしてもらって外に出る。何しろ木を切るって行為は音がうるさいし
寒いから、沢山着込んでいるし、バイブとしての機能もままならない。

そんな中、外に出るも暖かいとは言え、手がかじかんでしまって長くは切って入られない
更に俺だけの問題だけでも無く、機械も連続使用に耐えられなくなる。

いつもながら入り組んでいる。かなり良い刃を選択して買ったものの、あっと言う間に
駄目になる。確かに今回の外枠は、滑らかなア-ルでは無く、ガタガタさせた分、

いつもよりも手間が掛かる。なんてすったもんだの結果がこれ。


   
ん・・・思わぬ苦戦。明日から益々難易度が上がる・・・・

なんて考えながら、ひとまずペ-パ-掛け。何しろなるさんの入金は不在通知。
再配達待ち。結局最終になってしまった。

その後、アイフルさんの納品だったので、こりゃ時間掛かるなっ・・・って思ったから
連絡はしてあったとは言え、随分と遅くになった。

しかしながら、ご馳走にまでなりいつもながらご丁寧で頭が下がる。
最後に何も言わずにご理解願って、頑張ってと声を掛けて頂いた。

さて明日何とか上手く行くと良いんだが・・・・



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完成とは言ったモノの更に見直し

2008-02-14 01:28:32 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今日はチュ-リップさんがお出掛けと言う事と先日の取材にお貸しした写真を届けて
下さると言うのでアトリエに行くものの特に何もする事が無い・・・・

とは言うモノのなるさんとアイフルさんの納品はしなくてはならない。

なるさんのは今日発送した。アイフルさんのは特に変化も無いので近日中にご連絡・・
と言う事になれば、もう一度下絵の見直し・・・と言う事になった。

まず気になった事。長襦袢から肩を出したくなった事。おでこが少し広い事。
鎖骨を作りたい事。これらの是正。

更に色決め。顔のガラスモザイクの色の候補が2色。そして藤の紫のガラスモザイク、
それとバックのガラスモザイクの2色を選択。

それとティ-ア-トさんでピンクのコロってタイル、それと黒の1cm、・・・

こんな感じで作りたいって色の在庫確認。これもかなり時間が掛かる。
これだけで2万くらい掛かるんじゃないかな・・・?

結局これだけで1日費やしてしまった。贅沢な1日だ。

そんな中、結局夕方にメ-ルが来て来れなくなったらしい。拍子抜けしてしまった。
何だか・・・俺なら電話するだろうけれど・・・

って思っていると、チュ-リップさんから電話。すると旦那さんと下絵を見に来てくれる
らしい。誠に有難い。

いらっしゃって全体的にはオッケ-が出るも、顔の輪郭変わったよね?って尋ねられる。
ほぉぉ、お気づきになった・・良く見て下さっている。

そこを手直しって事ですかさずその場で直す。色についても相談すると、こっちで・・・
って決まって行く。

明日これで出来る?って明らかにお気遣いして頂いている。お陰で明日から下地の木の
買い物や上手くすると、下地作りに入れる。勿論タイルの注文なども・・・

今回も下地は難易度が多いし、モザイクが始まっても1つ初挑戦な事がある。

随分前から言っていた、日本刺繍。このスタイルの切り方はまだ一度もやった事が無い。
上手く行けば、これからの花の作り方として画期的なスタイルにも発展するだろう。

上手く行けば・・・・

それには本体部分の85点をすんなり取りに行かなければならない。
白椿にそれをしようとするには、余力を持ってチャレンジしたいと思う。

いよいよ始まるのか・・・・

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やっと完成。チュ-リップさんの下絵

2008-02-12 22:06:39 | 世界遺産をみんなでつくろ!
正直ここまで和風に徹して来た。厳密に言えば女の人の眼にはシャド-も入れたし、
唇もかなり現代風だから和風と言ってもそうでも無いが・・・

それでも大まかに言えば、かなり演歌調。それを縁取りで巻き返す・・・これは至難。

何しろスペ-スを考えても本体対縁取りでは勝ち目は無い。
それを金と奇抜な形で、あら?って感じにしたい訳で。

しかも更にこの絵が通っても、下地の難易度はかなり高い。何しろ大きい事・・・
糸鋸で切り抜くと言うのは50cmくらいが限界・・・・

なのにこれは、1m位はあるはずだ・・・何パ-ツか?に分けないと切れない・・・
でもそれについては今日、良いアイデアは出たが・・・

さて通るのかな・・・?

こっちだけの問題なら、今の俺の実力は精一杯だと思うし、納得する絵は出来た。
これなら実物を見せに行く事は出来るし、直される事にも納得も行く。

つい最近、テレビでこんなのを見た。ある歌舞伎の絵を描く画家の展覧会にお客さんに
駄目出しくらった箇所に付箋を張られていて、珍しいモノが見られる・・・って話。

まるで司会者は不思議そうに語っていたけれど、別に当たり前なんじゃないの?って
見ていた。頑固に拒んでやっていても上手くはならないし、問題なのはそこじゃない。

ここだけは・・・って言う箇所が作家にはある。そこだけは何もされたくない・・・と
言うこだわりはあっても、意外と柔軟さは備わっている人は多いと思うんだけれど・・・

勿論、俺に逆らうな的作家さんは逆も真なり・・・こちらも多いだろうね。

そもそも俺は1人でやって行こうって作家になりたい・・・と言ってはいないくらいだから、良いモノは良いし作りたいモノにより近いアイデアが良いに決まっている。

ただ根拠や、シチュエ-ションにそぐわないと嫌だ・・・って事。

今回の場合の例なら、凛としている女性・・・とは?が俺のテ-マだった。
では、どんなシチュエ-ションに凛とする場面に出くわすのか・・・?

そこで坂本冬実さんの夜桜お七の歌が浮かんだ。ただ強いだけなんてのが素敵な訳じゃないと思うし、この歌のお七は理想とする凛さ加減が非常に近かった。

これについては小部屋の解説でお楽しみ下さい・・・

ただそれをどう見せるか? 顔については何にも語る事は無いのだけれど。
あえて言えば、こんなのが美しい・・・かな?って思った中の一番良い出来なのを選択。

むしろこだわりは、肩をガッカリさせる。落とせるだけ落とす。眼を力強くした反面、
肩を落とす事でバランスを取った。

それによって、首が長く見えても、色っぽさに繋がってくれると良いなとも思う。

勿論、襦袢が見えている事にも繋がる。脱いでいるのか?脱がされているのか?
何しろ風は、男に例えているのだから・・・

自分の意思にも見え、またこんな時だから身を任せているのか?とも思わせる・・・

なおかつ、自然の中の1人にも、風の中の藤に身を任せているようにも見え、不自然な
風が吹いているようにも見え、見た人によってその日の気分でいかようにも見える様に
作りたかった。

髪についてもこだわった。アップにすると確かに和服には合う。がしかし、あえて短く
したのは、頭の中にチュ-リップさんが浮かんだのであろうと思われる。

描いている時に、短くしたいな・・・って思った。出来て行くとかぐやもそう思った
らしいが、似ているよね・・・って言い出す。

確かに雰囲気はある。あぁ考えていたのでは無く、脳に残像として残っていたんだな・・
って事は今に限らず良くある事だ。

そこで短くする為にはそうならなきゃならない話が必要になる。
だから髪を切るって必要性があった。

しかしながらここで問題が発生する。よりリアル感を出す為には、短刀を手に持たせ
切った髪を持った方が良いし、決意の強さ見せるには、首筋に血が付いた方が良い。

しかし、それは美術としての思い入れとしては良いだろうが、自宅に飾るとなると
そうも行かないかも知れない。

比喩では無く、直接表現になるから。
勿論、聞くだけはタダだから聞いては見たものの、当然却下だった。

ここがいつも悩む所なのだ。

では、1つ例を挙げて見よう。時代劇を思い出して欲しい。
映画なら、首や腕の1つは血しぶきをあげた方がリアルだが、テレビならそうは行かない

なのに、小説なら事細かに描写する。一体何がベストなのか?人それぞれなのだ。
リアルと言われれば迷わず血を使いたいのは作家として当たり前。

では寄席。ここでは本編に入る前の枕と言う世間話を盛り込んだその場を温める話がある
そこではエロ話は付き物だ。

しかし笑点ではそうは行かない。これもテレビだから・・・
ここで判るのは、万人受けする為には安全を気にしなくてはならない。

昔、歌舞伎などを描いた作家さんは、時代の風刺や春画と言う陰部まできちっと描き込む
絵画を描いた。それはまさに庶民が要求したもの達なのだ。

時代風刺とは、犬奉行をせせら笑い、比喩に比喩を重ね、笑いを取ったり、不平不満を
言えない厳しい時代の世論の代弁でもあった。

また春画などは、狩野派のような恵まれた環境では無いそんな無流派の奴らが、
食う為、筆や紙を買う為にご法度を犯してまで挑む命掛けの仕事だった。

まぁ今で言えば裏ビデオのようなもの。正論では悪い事だが・・・

こんな事を踏まえたら、この作品はかなりギリギリまで追求し描いた・・・・
どこまで受け入れてもらえるか?もう俺の問題じゃない。

やるだけはやった。




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チュ-リップさんの下絵の続き

2008-02-12 00:22:14 | 世界遺産をみんなでつくろ!
ほぼ終わりは近づいている・・・大きさの割には物凄い速さで下絵が終っていると思う。

正直この時点で広大なスケ-ルになってしまっている・・・大きさを抑えようにも、
すべて女の人の目じりや髪の毛の細い部分のタイルが切れなければ、この作品は

すべて台無しになる。何しろリアルの追求・・・そんな作品だから。

昨日までは本体部分に関しては、ほぼ完成って事で額の部分に入ったが、太めの額は、
かんばしくない。しかしながら、細めでは下地の木を切れたとしても、もろい。

ここまでは強度の関係上であって、ここからは美としての問題。
そもそも本体の和風をこの額によって洋風になって行かなくてはならない。

イメ-ジとしては、日本人が作ったのではなく、日本に詳しい外国の人が作ったように
少しズレがあるくらいな仕上がりを目指している・・・

正直、チュ-リップさんの望んでいるリアルやモダンがこれなのか?まだ判らないが
ここまでの完成度は、自分では気に入っている。

何しろ久しぶりの芸術作品として大作に望める。そして何よりこの作品はとても重要な
ポジションにあると思われる。

今まで男らしい部分でのkatsu作品の龍のような受賞や大物の立体作品での受賞と確かに
実績として増やして来たが、この作品はここ数年作って来た女らしいkatsu作品の
集大成と言っても過言では無い。

そう言った点でも、納得するまで妥協はしたく無い。勿論今までだってそうして来たが、
内容がそれぞれ違う。

時にインテリアだったり、時に企画モノ的な面白さの追及であったり、時に職人的な
技術だけの追求であったり、時にモザイクだけでは無くアイデアとしての下地の追求で
あったり、ありとあらゆる事をして来た。

それらは今の俺の形成であり、何の問題は無いのだけれど、更なる飛躍の為に用意された
ステップとしては、この作品はすべてが出せると思われる。

こう断言出来る理由は、チュ-リップさんとお話した時に、俺はこう話をした。
チュ-リップさんは家に飾る作品としてお考えでしょうが、俺は美術館に飾っても

見劣りしないそんな作品が作りたいのですが・・・と。
この話でチュ-リップさんはすぐにご理解なさって下さった。

家に合った作品が美術館に合うか?と言うと必ずしもそうとは限らない・・・・がしかし
美術館に合う作品が家に合わないか?と言うとそれはどうだろうか?

考え方一つでこんなにも違う・・・ただ目指しているのは間違い無く、芸術家なのだ。

売れてからこれもkatsuなんだ・・・と振り返る作品も良いが、売れるきっかけとなる
作品と言うのはそう簡単に依頼はされない。

何故なら思想を受け入れて貰えない場合は、写生みたいなモノになる。
それなら下絵を提供して頂ければ、すぐにモザイクに取り掛かれる訳で、悩みも少ない。

勿論、らくがき程度でも代書屋さんみたいな事で済むと言う事だ。つまり清書するだけ。

あくまで俺の考える芸術家とは、ある意味、思想家な訳で。
歌で例えれば、作詞、作曲、編曲、そして演奏、すべてをやりたいのだから・・・・

とは言うものの、食べて行かなきゃならないし、とは言うモノの限界の追求は常にして来た・・・・常にその葛藤の中でやった来た。

チュ-リップさんはリピ-タ-なのでその事を十分ご理解なさって頂いている。
そして1ヶ月、俺を買ってもらったと同じ・・・・

ここまで受け入れて頂いたのだから、結果を出さないと・・・・





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チュ-リップさんの下絵

2008-02-11 00:23:16 | 世界遺産をみんなでつくろ!
ここ数日久しぶりにアトリエには行かずに、缶詰で家で下絵。
昨日まではチュ-リップさんに直接確認したので、ひとまず問題は無い。

白黒だった時は、かなりの迫力にちょっと反応は思わしくなかったのだけれど、
色を打ち合わせしてアップした後のコメントで了解は取れたと思う。

今日はひとまず長襦袢に模様と言う事になったので、調べ事からスタ-ト。
しかしながら、伺った名前の模様が見当たらない。

ただ格子では無く、菱の検索で似たモノがあったので多分それだと思うのだけれど。
まだ決定では無いので、軽く描きとめては置いた。

その後、藤を増やし、より藤棚の下にいるような雰囲気を出す。

これで本体の下絵はほぼ完成になった。
次は額なんだが、ここに白い椿を入れて欲しいって事になっていて、今度は椿の資料集め
になる。色々と種類があって、オ-ソドックスなのを選択。


  
それでこうなった。四隅にこんな感じなのが付く。ただ数は各々違うのだけれど。

もっかその四隅に繋がる道中の模様を模索中。
すると夜遅くに珍しい来客。フイギュアが来た・・・・家に来るのはいつの事だろう?

さし入れ・・・って。アトリエ行ったけれどいなかったから・・・って。
あら?じゃあ・・・って煙草も無くなった事だし、外へ出る。

アトリエ行って、忘れ物を取りに行く用事があったので、そっちで一服。
久しぶりだわ・・・フイギュア・・・・

まぁそれはそれで、何しろここまで徹底的に和風にしたので、ここからの額の部分に
相当の斬新さが加わらないと、単なる和風になってしまう・・・

ここから洋風テイストがどれだけ入るか?・・・・中々しっくりこない・・・

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なるさんの水森亜土さん風味の表札モザイク完成

2008-02-09 23:56:11 | 世界遺産をみんなでつくろ!
ぺきぺきの厚みと1cmのタイルが違う事と、ガラスタイルのバックが細かい事、
その他にも理由はあるが、昨日完成するのを辞め今日にした。

そもそもガラスタイルや1cmのタイルは吸水性が悪い。ぺきぺきのような素材・・・
ん・・・内装の壁材なんかは吸水性が良い。

そんな場合に、無理やり目地をやるにはリスクが多い。まだ張ったばかりのガラスタイルや1cmでは、ヘタにやると張ったタイルを動かしてしまう事がある。

逆にぺきぺきは多少強引に行っても何とかなる。しかしながら今回は、そのぺきぺきですら、乾くまでに時間が掛かる。

そんな訳で今日って事になった。
当然、無理をしなかった分、何の問題も無く終った。

最後に悩んだのは、角にも見え、猫である部分。ぺきぺきでやるのは決めていたが、
パ-ルで言わないと判らない人もいるようにするか?金で万人に判るようにするか?

しかしながら、金だと角のままずっと・・・ってなるといくらなんでも・・・と考え
パ-ルを選択した。その事によって泡みたいに見える人も出て来るだろうから、
美としても成立するだろう・・・・

それとガラスタイルの白をバックにしたが、上部にも白い花を1cmで作ったのが、
目地を入れて、予定通りはっきりしたのは良かった。

ほぼ思い通りの仕上がりになったと思う。



  

今日はすでに白黒の段階で確認して頂いて次に進められるようになったので、軽く色を
付けて見た。

明日は、襦袢の模様を描く事と額としてカメリアのデザインをやる事になる・・・・



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