前日ママの作品の目地が終わらなかった事で、急きょ今日もママの所へ来たくなる。
しかしオ-ドリ-教室・・・・ん・・・と悩んだ末に、ママの所に来て・・・・と頼み、
ここからアトリエに行ければ、何とか数時間目地が出来る・・・と考えた。
そんな訳で朝一番にママの目地の残りをやりに行く。当然メジャ-はワンセグの音のみ。
幸い寝転んで目地なので音のみでも何と無く映像は浮かぶ。
今回の話は嫉妬。父をデットボ-ルで無くした主人公、その責任からそれを見守る投げてしまった投手、そしてその事で家族が崩壊したと考えるその投手の子供・・・
主人公は敵討ちのようにその投手との対戦だけを夢見てメジャの道を進む。
投げた投手はそれを待つ。その子供は父を取られたような恨みのみで2人を恨む・・・
誠に残念な図式。何も言わずに何が起こりえるか?が判る。
一見、同じようだが全く各々の人間模様が出ている。デットボ-ルを投げた投手は、
父を奪った責任から、主人公の壁になるがごとく第一線に君臨する。当然その責任は大きい
背負っているものが他人の人生なんてものなのだから、その責任をまっとうしようものなら
その為の努力は無限大。そうそう凡人では出来る事では無い。結果は必ず戦える事になる
だろう。そしてそれを目指す主人公も待っていてくれる事を信じてその夢は叶うだろう。
この2人の関係は、きっと野球を通じてライバルとして戦えるだろうし、主人公はその責任感をまっとうした相手に敬意をも感じる事だろうし、その意思を今度は継ぐものとして
第一線を背負って行く選手になる事だろう。残念なのはその子供。家族が崩壊したのは
死んだ相手が悪く、主人公を恨み母が死んだ事も父であるその選手がすべて悪いと
その復讐心のみ。ではこの人の先にある人生とは?仮に凄い選手として腕があったとしても
復讐心のみでは続かない。それでは1度対戦し勝ったとしたら、その先には何があるのだろうか?つまりその先には当たり所の無い空虚感があるだけ・・・・結果は見えている。
まるで戦国時代の織田、明智、豊臣の3人を見るようだ。家臣に確かな信頼感の無いもの
だらけの中に、本当の信頼を豊臣に見つけ、農家のせがれでもこうなれる・・・と
言う見本としたり、優秀な血として明智の登場で本当の優秀さはこう・・・と今までの
のほほんとした家臣に新しい血を入れる事で刺激とした。
その2人はいずれライバルとなり結果嫉妬から敵は本能寺にあり・・・となる。
自分は優秀なのに何故こんな農家のせがれと比べられるのか?と言う思い上がりの人生は
たった3日の天下しか取れず、本当の勝者は天下取りをする。
浅はかな者はこんなもの。そもそも大投手の子供や奥さんになった以上、例えどんな環境でも、やって行く自覚が必要。きっかけはデットボ-ルを投げた事で単身日本に残ったが、
メジャ-でやっていたとしても移籍はいくらでもある。そもそも自覚が無い事から生まれた
悲劇なだけ。その事だけを恨むのなら、父の部分だけを恨めば良い。
それを父の夢の野球を打ち砕く事で仇を取る・・・と考えた時点で、父では無く大投手に
戦いを挑んでいる・・・って判断をしない。甘えの局地・・・・
主人公は敵討ちではあるが、あんな大投手と戦うのか・・・と自覚がある。
これでは差は歴然。努力の度合い、負けた時の対処も出来ない。
しかも仮にメジャ-になってもその父の偉大なネ-ムに押し潰されるだろう。
同じ職業を選んだ悲劇。つまりその道を選んだ時に父では無くライバルなんだ・・・・と
言う自覚の無さは命取りになる。ただそんな事。もうアニメよりも上の目線で見れるように
なった。ひとまず冷静さはあるはず・・・・と確認。
そんな中、目地が終わる頃にオ-ドリ-が到着。着くなり凄い・・・有難い話だ。
俺が教えている生徒、しかも弟子になりたいと思っている者に凄いと言われた。
誠に恐縮するが、オ-ドリ-にはこれが師匠になりたいと思っている人の本当の今の実力だ
・・・どうだ?と言った。真のkatsuの作品。そうね・・・真の新のkatsuの作品が適切かな?
そんな訳で片付けをしてアトリエに。それがその前に、1本の電話が入る・・・・
声を聞いて愕然とする。実はもう一つ教室があったのだ・・・・玄関の方。
アトリエに来てしまっていた・・・・そこで謝って次のフォロ-を考える・・・・その結果
オ-ドリ-を連れて玄関の方の家で出張教室をする事にした・・・・
幸いこれから施工する玄関は広く、そこでお教室。お恥ずかしい限りです・・・と謝罪し
スタ-ト。ひとまず何とか危機回避。これで施工まで間に合う段取りとなる。
そこで教室を終えて、アトリエへ戻ってオ-ドリ-教室。
今日は二転三転済まなかったね・・・借り作ったなっ・・・有難うね。
途中、子供だましだけれど、伊勢屋さんで餅菓子買った・・・
何だかとてもこの数日疲れた。ミスするような場面のミスだから、仕方ないが結果として
弟子になりたい・・・と言ってくれたオ-ドリ-に助けて貰っての危機回避。
お陰で大きな失態にはならずに済んだ。けれど、結果としては逃げ切った・・・・
本来明日も教室だったが、キャンセルになったので明日はお休みする事にした・・・・
そして火曜にペンキの塗りなおしや細かい部分の手直ししてママの作品の終わりにする。