4/19 午後から黒い森地方の小さな村、ザスバッハバルデンを訪ねます。公共交通機関では辿り着くのが難しいらしく、詳しい旅行記はネット上にはほとんど見当たりません。
昨年秋、広島県の市町職員研修でこの村も訪れたそうで、その報告書で概要は分かるかと思います。
http://www.j-hiroshima.or.jp/shokuinkensyu/kaigai-26houkokusyo.pdf
ドイツ南西部、フランスとの国境近くの人口2,400人くらいの小さな村。産業はブドウ栽培にワインの醸造、木材加工。そして観光とあります。民宿などの宿が小さな村なのにたくさんあるそうで、年間10万人の観光客。殆どがドイツ人で外国人は約一割。それもおそらくヨーロッパからの人が多いと思います。
日本人は私達だけ。この旅行社でも新しいコースですが、来月は何と8本のツアーが催行だとか。
まだ見ぬ美しいヨーロッパを訪ねて、人間の好奇心には果てがありませんね。それにいまどきパリへ、行った、イタリアへ行ったと言っても誰も驚きません。旅行通を自称するなら誰も知らないところへ行く。これしかありません。
ツアーの皆さんは旅行慣れした方が殆ど。初めての海外旅行にここを選ぶとしたら、それはそれでとてもいい趣味と私は思いますが。
ゲンゲンバッハから北へ約44キロ、なだらかな山に囲まれてザスバッハバルデンの村はあります。
村のメインの通りは坂道なので、あとで集まりやすいよう、下の駐車場にバスを入れていただきました。
ぐるっとまわります。
小さな小屋は待合室。ベンチが少し。
途中まで一緒に行きましたがインフォメーションは休みだし、地図貰って各自で歩き、一時間後だったかな?に元の場所に集合です。
さあ出発。あの先で家並みは終わり。
取り敢えず坂道を登って行きます。薪を積んだ農家?
メインの通りから横の道へ。妻側いっぱいのバルコニーがチロル風。
今回の旅行で分かったこと、横道にそれると地元の暮らしのわかる素晴らしい眺めが待っている。でも生活の邪魔にならないよう静かに観光。
もうあの先で集落はおしまい。小さな村。でも建物は日本の感覚で言うと豪邸。陽当たり良し。とっても贅沢な暮らしぶり。
後ろはブドウ畑。
観光客ちらほら。黒髪の女性は我がツアーの方だったかな?違う気もするけど、だとしたらごめんなさい。
家の後ろはすぐブドウ畑。高くブランコをこぐ白いワンピースの少女。観光客が村はずれに車を停めている。のどか。
道は折り返してさらに高いところを通ります。ツアーの人は誰も見えなくなりました。私一人でドイツの田舎の村を歩いています。
日差しがけっこうきつい。
下る道がありました。やれやれ。ドイツ語で足元注意と書いているらしい。注意しますとも。こんなところで転んだら洒落にならん。
やれやれ、大通りも近そうです。もっと上がってみましょうか。
これぞ美しい村。ブドウ畑の向こうの小さな教会。
行ってみたいけど集合時刻が気にかかる。
下ります。最後はホテルの前庭(私有地?)みたいなところを通って復帰。
こちらはレストランらしい。
ゲンゲンバッハと違って、家は間に余裕を持って建てられている。こちらも何かのお店。民宿かも。
ホテルの案内板。派手な看板の代わりに、敷地の入り口にインフォメーションを設置。
さすがドイツ、いい材木を使っています。硬いカシの仲間でしょうか。
元の場所に戻ってきました。やれやれ、間に合いました。ここでは買い物の時間なし。でも買い物しない方がゆっくり観光できます。これからはなるだけそうしたいものです。
この村を中心に、車やバイクのロードレースのコースになっているらしく、通行量多いです。ベンツのオープンカーのオフ会なのか、中高年のオーナーの車が何台も激走しています。
これから観光客増えたら危なくないか、ちょっと心配。
いゃあ、午後からの村の眺め、よかったあ~。はるばると極東の地方都市から来たおばさん、大感激です。
さよなら、またいつか来る日まで。
このあと282キロ北のルクセンブルクへ。朝1:30に目覚めて眠れなかったので、約四時間、バスの中で眠りました。途中どこかのGSに停まって、その時アイス食べたのは覚えているけど、また寝てしまい、今度気が付いたら、ルクセンブルクのとっても素敵な街並みが車窓から見えました。
ホテルはビジネス地区にあるノボテルキルヒベルクです。ノボテルって確かアメリカ系のホテルだと思うけど、シンプルでいいホテルです。以前ロンドンでもノボテルに泊まりました。ノボテルロンドンエクセル。市街地からは遠く、再開発した広々としたところでした。
私の部屋はエントランスと同一階、しかも一番フロントに近い部屋で楽でした。
ロビーに集合して今夜の食事はホテルのレストランで。仲良くなった方とお揃いのワンピースです。受けました。楽しかったです。
前菜。おかずが多くて結構でした。もうこれだけでもいいみたい。
メインは魚のフライ、お米の付け合せ、ラタティユみたいな野菜の煮物。マヨネーズがスピード感あり。ちょっとした工夫だけど。
デザート。
朝食。何でも少しずつ。無理して食べない。とは言え、これだけの量になった。
ルクセンブルクのこのホテルは連泊しました。