6/1と6/2は友達二人と一緒に、お四国を逆に行くことにしました。
元々は四月のお花見が延び延びになっていたもの。でも暖かくなって、緑濃い札所を巡る素晴らしい旅になりました。
昼過ぎ、バスターミナルでpick upしてもらいまず88番大窪寺へ。うどん屋へ直行するのかと思ったら、先ずお参りだそうで。慌てて真似する私。
緑のシャワー
本堂。
近くの店の打ち込み汁。三人前。美味。完食。
おみやげ色々。こんにゃくも。
このあと長尾寺へ。その途中、翌日のランチのお誘いがあったけど、お四国廻っていると断る。残念!!
宿には五時前到着。温泉行って、食事して、お喋りして・・・のはずが二人は9時過ぎたらさっさと寝てしまった。
えええええっーーーーと驚く私。我が家ではまだ宵の口です。
到底眠れないので、部屋のバスタブに座布団敷いて、読書一時間。
まだ10時。到底眠れないので、トイレの前に布団引っ張って行って、布団の中で読書一時間。結局寝たのは日付が変わってから。
翌朝は4時に友人が私の枕元を通ってトイレへ。で、目が覚めた。
「何時?」
「4時、もう明るいよ」
「そうなんだあ、こんな時間に起きたことないので知らんかった」
「私、散歩行く」
「待って、私も行く」と、まだ眠いけど付いていく。
朝焼け
海
島、いろいろ。
泊まったのはこちら。和室15畳に三人が寝て、二食付いて7,000円。
入り江
友人とフラフラと海岸近くまで下りて行く。
テイカカズラは今が盛り。定家と建令門院右京大夫以前にもこの花はあったはず。それまでは、どう呼んでいたんだあ~
ウツギも今が盛り。
ハマウド。暖かい地方の海岸に生える。葉は厚くて光沢があるのが、高い山のシシウドと違うところ。
クワの実。
思いがけずに植物観察ができて楽しい散歩でした。それにしても4時間くらいしか寝ていない。
夜更かしは悪癖、早起きは善行。世間の常識はそうらしい。常識から大きく外れた私の日々の暮らし。
友達の家行って、ワイン工場へ行って、続いて志度寺です。
最近、どちらかの像が(友人の説明)運慶作と分かったそうです。とても由緒ある古刹です。檀家もないそうで、周りに塔頭寺院たくさん。
境内は雑木林。斑入りのハナミズキ、シマトネリコ、ビヨウヤナギ、など園芸店から買ってきて植えたようなのもたくさん。
ご住職の考えだそうです。境内のクリニックと介護施設もご住職の経営。ご住職は医師でもあります。
地元では草抜きしない荒れた庭のことを「志度寺みたい」と言うとか。あまりに木が多いと、却って不用心のように思われますが。。。。
八栗寺。
結局二日で四か寺、廻りました。見物するだけかと思ったら、ロウソクとお線香つけて、般若心経その他を各寺で二回ずつ。納め札も二枚書いて納める。初めてお参りの作法を知りました。
真言というのが難しい。八回唱えて、全然言えません。
それから納経帳にサインと朱印押してもらいます。いやあ、この歳までそんなことさえ知らなかった私。
祖父が生きていたらとても怒られたと思うけど、最近のお四国はどんな宗旨の人でもいいそうで。
うーーむ、一人ではとてもお参りしないと思うので、いい経験になった。お経は短くてけっこうでした。
昼ご飯食べて、待ち合わせた従妹も一緒に車に乗って、四人でJR駅まで。そこで解散。私は従妹とさらに話をして夕方帰路につきました。
瀬戸の夕焼け。梅雨入り前のつかの間のさわやかな季節。
時は巡り、人は老いる。でも元気なうちは一緒に旅行しようねと誓い合った四国の初夏でした。