織り機に糸を掛けるのに手間取っていたのは火曜日・・・だったでしょうか。
雨の日で、昼間、リフォーム工事の見積もりに対応した以外はずっと糸と格闘をしていた。
夜になって、通路の猫除けのガードを外したままになっているのを思い出し、ガレージの奥へ行ったとき、物干しざおに掛けた椅子カバーの端に長い糸が垂れていた。
長さにして私の身長の二倍くらい、丁度、今回の経糸の長さ。
糸が一本外れて服についていたのが、一緒についてきたらしかったので、糸を掴むけれど、どうしても手に掛かって来ない。引き寄せても全然手ごたえがないけれど、糸は確かにあるので、そのまま掴んで玄関に戻って見ると糸は忽然と消えていた。
というか、初めから糸一本、なかったのである。
不思議なことでゾッとしたけれど、これは私の織りのステージがようやく一段上がったのだと思うことにした。
今までの長い人生、幽霊や霊魂の類に全然出会わなかった私ですが、織りの神様が糸になって顕れて、まだまだ、もっと頑張るようにと言いに来たと思えばいいのかな。
またあ、そんな話を作って・・・と言われそうですが、ほんとなんだってば。
余りに糸を掛けるのに手間取って、あれは目の奥に残った残像だったのでしょうか。それなら話が早い。納得。
大学へは車で行けばと勧めてくれる人がいるけれど、倍の時間かけて電車バスで通っている。片道一時間。その間にいろいろなことを考える。
残りの人生は、機嫌よく、人に不平不満をため込まず、人を責めず、したいことだけして、楽しく過ごす・・・そんなことを今日は考えた。
それと夫名義の不動産は、元気なうちに次の世代が使いやすい形に変えておくこと。70歳過ぎると、新しい機械のレンタル契約にも若い人の保証人が必要になった。
ましてや不動産は認知症と認定されたら全然動かせない。故姑の九州の家を姑の親族に譲る話になった時には時すでに遅し。施設で認知症もかなり進んでいて、不動産屋さんが無理と一言。そこで話はあっけなく終了という経緯があります。
夫は私が「親のゴミを早く片付けて、仕事止めたら建物も解体」と急かすのをまだ先のことと受け流しているけれど、体の動くうちに大きなことはしておいた方がいいと思う。
それにつけても最近の不可解な強盗事件の数々。
交通費使って数人が地方で盗みを働いても、民家にそんなに現金はないでしょう。交通費にもならないかも。
後先考えないずさんな犯行。がしかし、いつどこが狙われるか分からない。我が家も防犯対策、しっかりしておきたいと思います。
夏の終わり、隣家に強盗が入りかけたのは風呂場の窓。小さくて侵入するのは無理と分かると勝手口を壊そうとしたらしい。
今回は人目につきにくい窓に二つ格子をつけますが、他の窓も追々考えたいと思います。