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名残惜しい大学

2024-12-11 | 日記

昨日は登校日でした。火曜日は本来はイレギュラーで、工房には学生さんが大勢、先生も忙しそうでした。

絣の糸染めをしたり、とても長い糸を先生が整経していたり、機にもだいぶかかっていますが、つづれ織りも組織織もレベルが高い。

そして資料館ではこんな催し物をしています。

こちら看板。

海岸の流木を集めて上半身に、下半身は石を積んでいます。

こちら廃材?

ジャンル分けは彫刻、でも石や木を彫るいわゆる彫刻の概念の幅をうんと広げる独特の造形でした。インパクトがありました。

室内の展示も廃材をとてもうまく使っています。

廃材や古い家具をつかった「蛾」が特に面白かったです。古いタンスの金具と赤い漆塗りのお盆が羽の模様に。

前期は余裕がなくて、資料館の展示、見ないのが多かった。残念です。

そして通学もあと4回。名残惜しいです。

みんなで何かを求めるその姿勢、それが好きなのかも。

市内からはひと山隔てた内陸部、遅いサクラがまだ咲いていた時期に入学して、今はもう木々も葉を落としてすっかり冬の装いです。

初めは3学部だけの小さな大学と思いましたが、見慣れると結構大きい。そして何よりも山の中にあるのが嬉しい。今の季節、クヌギやカシなど雑木の葉の色が本当に美しい。

ケヤキ。

向こうは社会連携センターと広島平和研究所★★

冬空。

日脚。


本日午後から、学部3年生の展示を見に行く。場所は袋町小隣接の人街プラザ。

来年、社会人受講生の修了展があり、会場の下見に。

学部の学生の作品と軽く考えて見に行ったけど、とてもレベルが高く、びっくりした。技術もさることながら、テーマがはっきりとしていて、それを作品に昇華させる腕も確か。

どことは言いませんが、少し前、さる大学の卒業制作を見学。ポップな作品の数々は面白かったのですが、総じて高校の文化祭的ノリ。こちらは本格的な芸術の香りがする。

そして気が付いたのたけど、表現活動、すべからくテーマが大切。テーマ、テーマ、テーマ、もうテーマだけで8割方成否が決まると言っていいくらい。あとはそれをあらわすデザイン力、そして実際の作品に仕上げる技術。

どんなに優れた技術も、テーマがなければ技法の見本帳に過ぎないと今日気が付いた。

何を言いたくてその作品を作るのか、それが感じられない作品は人の心を打たたない。ということですね。

同じ会場で来年、私の作品を展示してもらうのが申し訳ないくらい。今年度は受講生が少なく、壁面展示はスペース余り気味。私の作品一つで、正面の三間幅全部を使うらしい。晴れがましくも恥ずかしい。

けど決まった以上、作品の完成に向けてラストスパート!!

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