同居する人=夫のリクエストでアップルパイを作る。
今年の冬、三度目。切りやすいように初めから筋を入れておく。
卵液、塗り忘れ。
以前、絵付けをしていた時の大皿に載せる。
転写紙のシールで作る。緑は絵の具で。
こちらもシールを貼って製作。
うんうん、だいぶクリスマス気分になってきた。
自分のために人形買うなんて、うーーーん、ヤフオク雛以外では初めてかもしれない。
先日、糸を買った店で半額セール。安かった。
子供のころ、人形は自分では買わない。
人形は祖母が、よく旅行土産に買ってくれていた。
秋の農繁期が終わったら、祖父母は毎年「関東二十四輩巡り」という団体旅行へ。
二十四輩というのは、親鸞上人関東在住時の弟子たちゆかりの寺院、そこを巡るらしかった。
東京まではたぶん夜行列車。交通の不便な昭和30年代、関東一円を巡る大旅行で、最後は一日東京見物、その時にお土産を買っていたらしい。
地元ではまだ売っていなかった「だっこちゃん」、ソフトビニールで出来た「ミルク呑み人形」、それからこけし人形などなど。
(だっこちゃんを知っている古老も今は少なくなりましたねぇ・・・・と遠い目)
もう、嬉しくて嬉しくて。今、自分で何を買ってもあの時ほど嬉しくはなれそうにない。
その他に「これでクリスマスとお正月(のプレゼント)」と言って、近所の文具店で花柄のボールを買った貰った。それはあまり嬉しくなかった。
私は運動が大の苦手、外で遊ぶことをほぼしない子供でありました。家の中で絵を描いたり、今の時期だと、折り紙や綿を集めてクリスマスの飾りを作ったり。
ほぼ今と同じですね。人の一生は、その人らしい完成へ向けての長い旅路。
人形の服の生地、先日大学で貰ったのに花柄のいいのもあった気がするけど、フリマをする友達に上げた。それはそういう流れだったのでしょう。手から離れたものを悔やまない。
今年は何もかも省略。お餅も自分で作るのはやめた。年賀状も書かない。
後は一か所、網戸の補修かな。夫は背中が痛いのでしない。以前補修した時の道具と網の残り、夫に預けていたら失くしたそうで。
もうそんなものと思って、無駄に感情を乱さない。
石油ストーブに掛けたケトルの湯が沸いて、静かなイヴの夕方です。