お正月、オーストラリアへ行ったとばかり思っていた三男のmixiに香港の珍寺あり。珍寺探訪を己の崇高な使命としている我が息子、みんな待ってたのにお正月はこんなところへ行ってたなんて。
今夜電話して詳細を聞く予定だけど、また何のかんのと誤魔化されそう。そういえば学生時代も、「マンションの前後左右ががけ崩れで親は近寄れん」とか見え透いたこと言って母親を煙に巻いていた。
ったく、真面目な親にこの息子あり。悔しいので写真は勝手に拝借。
昨年末以来の急激な円安株高である。長く持っていた投信が悲惨な状況だったけど、だいぶ持ち直してきた。
息子たちのお年玉を運用していた海外株の投信は特に値上がりした。上二人は先週売ったけれど、三男は自分の口座がどこにあるかも把握していない上に、仕事場は開発部門だとかで携帯電話持ち込み禁止。本人が昼休みに公衆電話から連絡する気になればいいけど。
買うときは母親が口座を開設して母親の一存で買えたのに、いつのまにか本人でないとできなくなった。お金の運用なんて面倒なこと、息子たちはするはずもない。儲けたところでさっさと手仕舞い。できれば私もそうしたい。
そんな話をしていたら、夫がまだ売るな、まだ上がると横槍を入れてくる。そりゃ投資で大もうけした人の話ならありがたく承りますけど、いつも高い時に仕入れて安くなりきったところで売るんだから、私にはやっていることの意味が分からん。
いつだったか「一億円儲けてあんたを幸せにしてやるから」という涙の出るようなありがたいお言葉を聞いたけど、その後音沙汰なし。まあ気長に楽しみにして待っておこう。
「私は別に今のままでいいけど」とその時にも答えたはず。本業優先、健康で仕事ができるだけで人間は充分じゃないかしら。
人間、持ちつけないお金を持つとろくなことがない。お金持った気の緩みで変なことするし、お金目当てに寄ってくる人がいて家の中もぎくしゃくしたりと、大金を持つならそれに見合う器量が必要です。
お金は必要なだけあればけっこう。足るを知る。空行く雲に青い冬空に、寒椿の赤い色に、その根元のスイセンの花に、過ぎた日の幸せの記憶が宿っている。それを見ながら静かに歳とっていけたら私はそれで充分。まあ平穏に暮らしたいなら、余計な欲を出さないことですな。
本日投信の一部売却。備忘として。