久々に松本清張を読んで見た。
松本清張の時代小説てほかの時代小説家がやらない、歴史の細部の史実をついて小説にしてるところが独特だ
この短編集でも
西南の役前に薩摩の流通させる札として西郷札を発行させて流通させた
その西郷札をめぐり、明治政府が買い取ると話がはいった・・
そこで西郷札を買いあさりに宮崎のほうへいくが買い取れない、みごと明治政府の策略にはまったという話。
なかなかこのような話は歴史の舞台にでてこない。
佐賀の乱の江藤新平の逃避行を描く作品も
松本清張は明治政府に対しての批判精神があるような感じがする、明治政府に対する反骨
そのあたり司馬遼太郎とは全くの正反対
司馬遼太郎の坂の上の雲は好きではない、日本の欧米列強と肩を並べんがために海外進出
を美化してるような気がする、日露戦争を美化する、安倍70年談話に共通するものが感じられる。
日清日露戦争は朝鮮半島の支配を強力にすすめるために必要であった、それをアジアの帝国列強からの植民地支配
から解放した日本としてアジア諸国に勇気をあたえたという安倍談話は司馬遼太郎の歴史認識と同一の感じがする
歴史認識がおかしいと思う。
今 沖縄は徹底的に政府より弾圧されている、日本による琉球民族に対する弾圧である。
同じ日本人として考えてるように思えない、全くの沖縄差別としかいいようがない
大半の日本人も関心がないのではないか、関心がないというのは沖縄になんとも思わず
無関心の名のもとの差別となると思う。
辺野古がいるいらないという話は同じ日本人としての話として関心を持つべきだと思う。