松本清張 時代小説短編集第二弾
松本清張の時代小説は視点がするどい感じがするような、社会派小説家らしい時代小説の技法という感じがする。
時代小説だが今の時代に対する批判精神が隠されてるような感じがする。
標題の佐渡流人行
佐渡金山への送りを奉行所与力の男が自分の妻が浮気したと勝手に思ってる御家人の男を罪をなすりつけ、獄につなぎ
そして自分の上役が佐渡金山奉行で栄転するのに合わせて自分も佐渡金山へ行く、このタイミングで御家人の男を出てきたすぐに
また罪をなすりつけ佐渡金山送りをする・・
最後は意外な結末が・・嫁は自分の上役に実は寝取られていた。
佐々成政の冬の北アルプス越えの話も、実はどこを通って富山から岡崎までいったのか、どこの峠を越えたか
の推理が光っている。
だれか、下着泥棒大臣をモデルに変態のボンボンの犯罪小説とか書いてくれないかね。
早く白状しろという感じだわ、パンツ野郎高木め