以前から読もうと思いつつこの年にまでなった。
最初に読もうと思ったのは20代のころだった・・
戦後日本で起きた怪事件の数々を推理を働かせ書いている。
この上の巻はGHQの占領時代の事件
下山国鉄総裁謀殺論、最後まで事件の真実があきらかにならなかった、自殺か他殺か?
当時国労との労働闘争最中で暴動が起こるかという勢いの中、大幅な人員削減をおこなうと断言した下山総裁
しかしながら、うしろにはGHQのいうがままに動いてるのが事実。
そして常磐線の線路に機関車にひかれて死亡・・
ひかれて死んだのではなく、殺されてひかれたように見せる仕組み
その事件にもうしろではGHQの特殊工作隊が暗躍していた。
もく星号遭難事件・・
二大疑獄事件
白鳥事件・・・この事件も決論がでず。
そして革命を売る男 伊藤律
日本共産党の戦中の特高のスパイでソ連のスパイ、ゾルゲ事件にも関与している。
この本がでたのが1974年、伊藤律はもう北京で拘束されて、腎不全もやんでたからもう死んでるだろうとしているが
1980年伊藤律は帰国している。
戦後占領下での共産党の混乱期がよくわからないが。結構複雑なんだなと。
下巻を続いてよまなければ