KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

大窪寺

2012年01月27日 | 雑記
今まで何度も訪れているのに、奥の院まで歩いたのは初めてでした。








この奥の院の背後には、大きな岩がそびえ立っています。

その昔この岩窟で弘法大師が虚空蔵求聞持法を修め、

大きな窪みの側に堂宇を建てて、自分で薬師如来を刻み本尊としたのが

大窪寺の名の由来だといわれています。



またいつもは本堂しか訪れたことがないので、昨日は境内をゆっくり歩いてみました。







大きな大師像や






ずらっと並んだ大師像






そして寶杖堂(ほうじょうどう)というガラス張りの建物の中に、

結願したお遍路さんが奉納した金剛杖が収められていました。







これは春分の人8月20日に柴灯護摩供(さいとうごまく)で焚き上げられるそうです。

その時には苦楽を共にした杖が燃え上がり、煙となって

お遍路さんたちの思いを天へと運んでいくのでしょう。

何十日もかけて四国を廻り、やっとたどり着いたお遍路さんの

締めくくりとなるにふさわしいお寺でした。