里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナバナ類の穫り始めはアスパラ菜

2024年11月08日 | 畑:花菜類

ナバナ類とは広い意味でアブラナ科野菜のトウを利用するものと言えます。
我が家で最初に播いているナバナ類は2種「寒咲花菜」と「アスパラ菜」。
まずはアスパラ菜を穫り始めました。


今年は気温が高いため例年より1週間ほど遅く播いています。
悪条件の種播きでしたが、適度に降雨があったためか欠株もありません。
追肥土寄せ後の生育も順調。種播きが遅い分、穫れ始めは遅いものの想定した通り今月早々から穫れ始めました。
株の中心から主枝(親茎)のトウが伸びてきます。
殆どの株でトウが伸び出し、すでに過半は収穫が済みました。


蕾のうちから穫ることもできますが、主枝(親茎)のトウは蕾のうちだと短かく少々もったいない。
このくらいに花が咲きトウが長く伸びてきたところで穫っています。


アスパラ菜は軟らかく、多少花が咲いてからでも問題ありません。
これは少々穫り遅れ気味ですが、穫ってみます。


主枝(親茎)は数芽残して切ります。


収穫後。すでにわき芽(子茎)が伸びています。これが伸び出し何れ収穫されます。


わき芽を多く残せば本数は沢山穫れますが、茎が細くなります。
一見数芽残しのつもりで切っても地際のところは節間が詰まっているため後にはもっと多く出てきます。
わき芽(子茎)からさらにわき芽(孫茎)を穫るので、残すわき芽は多くしない方が得策です。
これらは数日前に穫った株。すでにわき芽(子茎)が大分伸びてきました。


主枝を穫り終わった頃にはわき芽が穫れるくらいに伸びてくるでしょう。


数株穫ってみました。


主枝はトウに付いている葉が大きい。茎、葉、花余すことなく美味しく食べられます。
そもそもはアスパラ菜はサカタのタネが「オータムポエム」として売り出したもの。
我が家のアスパラ菜はトーホク種苗のものですが、通称使用として自由に使えるのでしょう。
アスパラ菜は中国野菜の「菜心」と「紅菜苔」を交配させて育成された野菜。
かつては「菜心」や「紅菜苔」も作ったことがあります。今はアスパラ菜に全て置き換わりました。
こちらは、同じナバナ類の「寒咲花菜」。


こちらも今年は欠株がなく、生育も順調。


12月早々からの収穫開始を見込んでいます。

1回目のブロッコリー大きな頂花蕾が穫り頃

2024年11月06日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーの植え付けは3回になりました。
そもそもは2回の予定でしたが、苗が不調のため追加で播き直したもの。
品種は全て「緑嶺」。


1回目のブロッコリーの頂花蕾を1週間ほど前から穫り始めました。
今穫り頃になっているものが多い。


種播き7月16日、植付け8月8日、追肥土寄せ9月5日。
概ね順調に生育しました。
大雑把な言い方ですが、ブロッコリーの花蕾は株の大きさにほぼ比例します。
小さな株では早くは穫れても小さい花蕾で終わってしまいます。
その極端なものがボトニング(早期出蕾)と言われるものです
畝間は80㎝と広めながらすっかり葉で覆われました。


さすがにこれでは少々茂りすぎの感じですが、安心感があります。
大きな花蕾に育ってきました。


但し、気温が高いと花蕾が乱れることがあります。
一時のような高温ではなくなってきたのでその心配はなさそうです。
花蕾は締まり何れも綺麗な姿です。


小生は頂花蕾だけでなく側花蕾も頂花蕾並の大きな花蕾を目指しています。
そのためには太い側枝(わき芽)に生長させる必要があります。
土寄せ時点からしっかりした側枝が出ていましたが、大きく生長しており期待できそう。
頂花蕾の見える手前に伸びているのがこの株から出ている側枝(わき芽)です。


穫り頃のこの頂花蕾を穫ってみます。


直径15㎝くらいになっています。3Lの大きさです。


これが追加で播いた2回目のブロッコリー。


こちらも概ね順調に生育。花蕾が見えてきました。
1回目が穫り終えた頃に穫れそうです。
こちらは3回目のブロッコリー。


これは本来なら2回目だったもの。順調な生育ですが、1、2回目とはっきり生育差があります。
あまりかち合わず収穫できそうに見えます。
これからそれぞれのブロッコリーの頂花蕾、側花蕾さらには孫の花蕾と春先まで穫り続けるのが目標です。


ナバナ類2種の生育は順調で追肥と土寄せをする

2024年10月19日 | 畑:花菜類

ナバナ類2種とは「寒咲花菜」と「アスパラ菜」のこと。
生育は順調で、追肥と土寄せをしました。
今年は異常に気温が高く、例年より1週間ほど種播きを遅らせました。
この辺りは強粘土質土壌で、ごろ土が酷かったのでかなり不安でした。
これが「寒咲花菜」。


直播きなので発芽が一番の問題。
例年、欠株が出たりして、追い播きすることもままあります。
それが今年は欠株がありません。
種まき後、連日雨が降り水分十分だったことがプラスに作用したようです。
発芽後、2回に間引きをして1本立てにしました。
多少生育にバラツキは見えるものの例年と比べ上々です。


見にくいですが、畝の両肩に速効性の粒状肥料を施します。


管理機で土寄せ。


今年は雨が多く機械が殆ど使えていませんでしたが、ようやく使えます。
それでも未だ湿気は多い。


土が跳ね上がり葉に掛かかりやすいので注意しないといけません。ごろ土は相変わらずです。
鍬で手直し、株元までしっかり土を寄せます。


このくらいの大きさの時が強風には一番弱いので土寄せが不可欠です。
土寄せが終わると、急速に株が生長してきます。バラツキは殆ど目だたなくなるでしょう。


「寒咲花菜」は我が家郎党で人気が高い。12月早々からの収穫開始が目標になります。
こちらは「アスパラ菜」。


やはり例年なら欠株が出て、追い播きすることがあります。
今年は欠株がありません。
「寒咲花菜」と同様2回に間引きをして1本立てにしています。


追肥。


同様に管理機で土寄せ。


鍬で手直し、株元までしっかり土を寄せます。


これで土寄せは完了です。


こちらは11月上旬からの収穫が目標です。



ブロッコリーは概ね順調で再び追肥と土寄せ

2024年10月09日 | 畑:花菜類

今年のブロッコリーの植え付けは3回になっています。
2回の予定でしたが、1回目のブロッコリーの苗が不調で追加で播き直したからです。
品種は全て「緑嶺」。
これが3回目のブロッコリーで、こちらはもともと予定していたものです。


植付けて1ヵ月余り。概ね生育は順調です。


一昨日、冬キャベツに続いて追肥と土寄せをしました。
例年なら管理機を使うとこころですが、水分過多で断念。
大雨にはならないものの雨模様の日が多く、なかなか乾いてくれません。
さすがに気温も落ち着いてきたので1、2回目のブロッコリーのようにはわき芽(側枝)は伸びていません。


植え付けが遅くなるほど下方のわき芽(側枝)は少なくなります。
それでも結構出ている株もあります。


まずは追肥。株の両側に速効性肥料を施します。


続いて土寄せ。
大きな花蕾を穫るには大きな株にすることが大切。土寄せは不可欠です。
頂花蕾のみならず側花蕾も頂花蕾並の花蕾を穫ることを目標にしています。
管理機のようには土を細かくできないものの鍬でしっかりと株元まで土寄せします。


わき芽(側枝)が出ている上のところまでがっちりと土寄せします。


こうすることでわき芽の付け根から不定根を出し生長を促します。これが小生流です。
3回目の時期になると気温が下がり難しくなることは確かですが。
今年3回となった追肥と土寄せは全て完了しました。


こちらが1回目のブロッコリー。


かなり大きくなりました。
わき芽(側枝)も順調に生長しています。
頂花蕾はまだ見えていませんが手で触れば感触があります。
天候不順もあって収穫開始は少し遅れるかもしれません。
これが2回目のブロッコリー。1回目の苗が不調で追加で播いたもの。


概ね順調のようです。わき芽(側枝)も順調に生長しています。
本来ならこのブロッコリーはなかったはずでした。
生育が3段階になっています。


収穫期の分散にはなりそうですが、どうでしょう。


ブロッコリー再びこだわりの土寄せ

2024年09月29日 | 畑:花菜類

今年、ブロッコリーは結局3回の植付けとなりました。
本来は2回だったのですが、1回目のブロッコリーの苗が不調のため追加で播き直したからです。
品種は全て「緑嶺」。
その追加で植付けた2回目のブロッコリーに追肥と土寄せをしました。
植付けて1ヵ月ほど。まずまずの生育と言ったところ。


畑は依然過湿状態、しかも株が大きくなり畝間が狭く機械は使えません。
手作業で1回目のブロッコリーと同じように再び拘りの土寄せをします。
1回目のブロッコリーと同様にすでにわき芽が沢山出ています。
気温が高く水分も十分補給されたからと思われます。


1回目のブロッコリーにはハイマダラノメイガ(シンクイムシ)が原因と思われる芯止まりが若干出ていますが、これには出ていません。
まず畝の両肩に速効性の肥料をバラ撒きます。


土の水分は過剰ながらも大分落ち着いてきました。
本来なら管理機の逆転ローターで土をはね上げたいところです。
それでも、鍬での土寄せ作業に大きな支障はありませんでした。


大きな花蕾を穫るためには大きな株に育てる必要があります。
小さな株では大きな花蕾が穫れません。甚だしいとボトニング(早期出蕾)でごく小さな花蕾となります。
小生は頂花蕾だけでなく側花蕾も頂花蕾並の大きな花蕾を目指しています。
そのための大事な作業として土寄せに少々拘っているのです。
このようにすでに強いわき芽(側枝)が出ていれば期待が高まります。
このわき芽の付け根が埋まるほどにガッチリと土寄せします。


こうすることでわき芽の根元から不定根の発生を促します。


わき芽が太い茎に生長すれば大きな葉が沢山付き主枝のような姿になります。
結果として頂花蕾並の側花蕾になる可能性が高まります。
土寄せが完了しました。




想定したような株に育ってきました。
わき芽(側枝)も順調に生長しています。


本来ならこの2畝は同じようになっているはずでした。


これは3回目のブロッコリー。


こちらは2畝ともまずまずの生育です。
後に追肥土寄せすることになります。
最終的にはこんな配置になりました。


作業はやや煩雑ですが、収穫が適当にずれてくれることを期待です。