里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ドクダミはなぜこんなに生える

2019年07月14日 | 

 今、ドクダミの花が庭の至る所に咲いています。

一つ二つ咲いていれば、よく見ると結構風情のある花です。

 しかし、これだけあるとうんざりしてしまいます。何とかならないものでしょうか。昔は、庭にこんなに生えてはいなかったと思うのですが。オッコウ(イチイ)の下にもこのとおり。

 少し調べてみるとドクダミは地下茎で増える多年草ということなので、ちょっと引き抜いたくらいでは元の木阿弥と言うことです。庭には除草剤を使うわけにもいかないのでお手上げです。

 ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは生薬として知られ、煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるとされています。昔の人は実際に利用したと思いますが、私は一度も経験がありません。
 幼少の頃、これを束にし、乾燥させるため軒先に吊されていたぼんやりとした記憶があるような。
 ドクダミ茶として飲用するだけでなく、天ぷらにして食べたり、お風呂に入れて楽しんだりすることもできるそうですが、これも試したことはありません。

 ところで、この花に見えるのは苞(ほう)という葉が変化したもので、本来の花は中心にある黄色い棒状の部分だというのは最近知りました。