里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「オクラ」

2023年09月10日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙   


オクラの原産地はアフリカ北東部と言われています。
そもそもは多年草ながら、日本では越冬できないので一年草として扱われます。
人の背丈を越すくらいに生長し、茎は次第に木化してきます。
普通、店で売られているオクラは10~15㎝くらいのパック入りのオクラですが、あれはあくまで未熟果。
放っておけばどんどん生長し、硬くなって食べられなくなります。しかもそのスピードが速い。
一般の方はキュウリやナスのようには作られている姿を見ることは少ないでしょう。
特徴的なのが、その花が綺麗なこと。
アオイ科の植物と言うことで、同科のタチアオイ、フヨウ、ムクゲなどの花によく似ています。
小生はオクラをしばしば描いていますが、一番はやはり花が綺麗だからです。
今までオクラの実だけを描いたことはありません。
アイボリー色の大きな花と穫り頃の実、そして小さな蕾がいくつも着いているところを描いてみたくなります。