里山悠々録

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ナバナ「寒咲花菜」は大きく遅れてこれから最盛期

2025年02月25日 | 畑:花菜類

ナバナ類の「寒咲花菜」は想定よりも大きく遅れてこれからが最盛期となります。


12月10日頃から主枝を穫り始めましたが、進度が遅くなりました。
1月末からは予想より半月ほど遅れてわき芽(1次側枝)を穫り始めたもののこちらの進度も遅い。
わき芽(側枝)が盛んに穫れるようになれば最盛期ですが、例年に比べると1ヶ月くらいも遅いと言った印象です。


但し、この時期の姿としては旺盛。
この時期になれば、何株かは凍害で枯死していてもおかしくありません。
今冬はそのような株は一つもなく、着実に穫れています。ばらつきも少ない。


最低気温が連日-5℃を下回るような酷寒の年なら無傷では済まず凍害を受けます。
幸い今冬はそれほどになっていないものの先週来再び寒波襲来でかなり厳しい寒さでした。
さすがに全体に葉が垂れ強い寒さに当たった姿ですが大丈夫。十分に耐寒性が付いているものと思われます。


主枝の収穫は全て終わりましたが、側枝(わき芽)はまだ多数残っています。
低温のためか主枝の下位節間が例年にもまして詰まっており側枝(わき芽)の数が多くなっています。
一株で多数の花芽が確認できます。


側枝(わき芽)の数が多いことから競合して伸びが遅くなっているようです。1株から10本以上が一斉に伸びている株が多数。
例年なら早いものは孫茎に当たるわき芽(2次側枝)が生長し穫れていてもおかしくありません。
遅れている株のわき芽の数も凄い。気温が上がればこれらが次々に穫れるようになるでしょう。
花菜は多少花が咲いても大丈夫ですが、花の咲く直前が一番美味しい。


少しかき分けるとこのようにしっかりしたわき芽が伸びています。


2芽くらい残して切ります。ここからさらにわき芽(2次側枝)が伸びてきます。
穫りました。


数株穫れば十分な量です。


立てて見れば新葉に囲まれて蕾が見えます。


今冬の「寒咲花菜」はこれまででも最も進度が遅く最盛期がずれ込んでいる印象です。
ただこれに続く茎立ち菜も遅れそうなので悪いと言う訳ではありません。
これから気温が上がれば沢山の蕾が見えるようになり、最盛期らしい姿になるでしょう。
花菜は皆からの人気が高い。蕾、茎、新葉と軟らかく風味があり余すところなく食べられます。