
原木シイタケの古いほだ(榾)木を処分するとともにほだ(榾)場の整理をしました。
さらに、現在仮伏せしている原木を本伏せするためのスペースも作りました。
ほだ(榾)木とはナラやクヌギの原木にシイタケ菌を植付けたもの、そして、ほだ(榾)場とはそのほだ木からシイタケを発生させるよう置いておく場所のことです。
ほだ場は直射日光が入らず、光線がチラチラと入る程度の半日陰になる場所が適するとされています。
ここが我が家の原木シイタケのほだ場で、条件には合っているのですが、灌水できる環境にありません。
ここが我が家の原木シイタケのほだ場で、条件には合っているのですが、灌水できる環境にありません。
現在の全体の原木はこのような配置になっています。

右の列手前が今年が植菌2年目の原木、次に植菌5年目の原木、右奥が少し残している植菌7年目の原木。
左の列手前が植菌3年目の原木、左奥が植菌4年目になる原木。
右外れに少し見えるのは番外で7年目の傷んだ原木のうちまだ穫れそうなものを寄せておいたもの。
厳寒期になればシイタケの発生は止まってしまうのですが、僅かながらポツポツと出ています。

たまに見つければ穫っていますが、凍っていることもありました。
僅かに出始めのものが多くみられるので、これから気温が上がってくれば春子として穫ることになるでしょう。

本格的に発生してくる前に傷んだほだ木を処分し、整理します。そして、今年植菌した原木を本伏せするスペースを確保します。
このような配置の計画です。

稙菌7年目の原木はまだ使えそうなものだけ番外に移動し、他は全て処分します。
その空いたスペースと4年目の原木の置いている先に置き場を増やし5年目の原木を置くことにします。
これが植菌7年目の原木でここに残して置いたもの。かなり傷んでいます。

一部だけ番外に残し傷みの酷いものは処分です。
右側の一番奥の空いたスペースに5年目の原木を移動します。

4年目の原木の先にも新しく原木を立てるよう仕掛けをし5年目の原木の一部を移動しました。

5年目の原木がこのように奥の両側に移動になりました。

移動するついでに天地返しも行うことにしました。
天地返しとは原木を上下反転させて置き換えることでシイタケの発生ムラの軽減に有効とされます。

5年目の原木でも細身のもの数本はスペースの関係で番外に移動します。
5年目の原木を置いていた場所には稙菌2年目の原木を移動します。

5年目の原木を置いていた場所には稙菌2年目の原木を移動します。

今年稙菌した原木を置くスペースを一番手前に確保するため少々変則な配置になりました。
移動が終わったところで手前から見ると、一番手前の2年目の原木が置いてあったところが空きスペースになりました。

ここに、今年植菌し仮伏せ中の原木を、しかるべき時期に本伏せすることにします。

植菌7年目の原木は大概処分ですが、まだ発生する余力がありそうなものと稙菌5年目の細身の原木数本を番外としてこちらにまとめました。

廃棄処分の原木は一旦堆積しボロボロになったところで畑にすき込みます。

これで春の原木シイタケの発生を待つことにします。
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