里山悠々録

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冬囲いしたダイコンを穫る

2023年02月12日 | 畑:根菜類

冬囲いしたダイコンは必要な都度逐次取り出しています。
一昨日大雪になる前に取り出しました。
冬囲いしたのは12月25日。品種はすべて「耐病総太り」。
冬囲いは二通りの方法で行っています。
こちらはダイコンの葉を付けたまま囲ったもの。


奥がダイコンで、手前はニンジン。ニンジンは作業場内に取り込んだものがあるため全く手つかずです。
こちらはダイコンの葉を落とし土中に埋め込んで囲ったもの。葉付きのダイコンを消費した後に取り出します。


葉付きのダイコンは、土を掘りあげ稲わらを挟みながら斜めにして埋め込んでいます。


ダイコンは多少氷点下になったくらいでは問題ありませんが、連続するようになると凍害を起こします。
この「耐病総太り」は根の半分くらいが地上に出るので、厳寒期に放置すれば根が凍結します。
ですから、当地では冬囲いは必須。今冬大寒以降の酷寒の環境では貯蔵の効果が発揮されるはずです。
上の右手前の方から順次取り出しています。


冬囲いした時点では畑にも残していたため、取り出しの進度はまだ半分に達していません。
冬囲いは昼夜とも0℃で保つのが理想で、多雪地帯なら雪中下に貯蔵すれば理想的な環境が保たれます。
当地はそのような環境にはなく、日数が経てばダイコンは次第に傷んでくるのは避けられません。
この部分を取り出します。


藁を返すとダイコンが現れ、容易に引き出せます。
今回は2本だけ引き出しました。


気温が低ければ一度に数本引き出し、泥着きのまま保管しておけば効率的です。
藁と土を軽く元に戻して取り出しは終了です。


洗ってみました。


畑から穫りがけの綺麗な肌と言うわけにはいきませんが。
この程度なら全く問題なし。形はイマイチながらずしりと重く約3㎏。
「耐病総太り」は少々肌が悪くなっても中身は上々です。
但し、気温が上がってくると、根が動き出し傷みが目立って来ます。
消費増加に助っ人は今年も切り干し大根を作っているようです。



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