里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ジャガイモの省力植付け法

2020年03月24日 | 畑:土物類
 ジャガイモの植え付けをしました
 この辺りのジャガイモの植え付け適期は3月下旬から4月初めです。
 品種は男爵。かつては何品種か作りましたが、今は貯蔵が利き何にでも使いやすいこの品種だけにしています。面積も1アールほど。畝幅も広くとっているので利用率はさらに落ちます。昔から見たら何分の1ですが、今はこれで来年の春先まで老若男女10人ほどを賄います。消費量が少なくなりました。
 購入した種芋は5キロ。


 不足分は自家種を6、7キロ使います。前年の購入種から収穫したものを取っておきます。自家種は生育が進みますし、経費が節減できます。


 購入の種は3週間ほど浴光しましたが、芽はあまり伸びていません。


 自家種の頂芽はすごく伸びました。貯蔵中に最初出た芽を搔いたものも取ってみましたが、今ではどちらもあまり変わりません。


 購入の種芋はM玉なので、大きな芋はなく全て2分割です。
 芋は縦切りにします。


 種芋切りは、早朝に済ませておきました。
植付けるときに切り口が乾いていれば問題ありません。昔は、切ったところに必ず木灰を塗ったものでした。傷口を塞ぐのと肥料効果も期待したのかもしれませんが、おまじないのようなものだったのでしょう。


 この畑には落ち葉を全面にすき込んでいます。
 2週間ほど前に、畝間1メートルになるよう植え付け位置に目印線を付け、その線に沿って4、50センチ幅に元肥を散布しました。帯状の全層施肥です。


 そして、最低速度でロータリー耕耘しておきました。


 植え付けは、まず、元肥をやった位置に再度目印線を付けます。


そこに種芋を少し押し込むように置いていきます。


 株間は畝間を広くしているので30センチ弱です。


 土をかけるのに管理機を使います。
 畝立てロータ1連の爪で左側を外向き、右側を内向きにセットし、はね上げは最低にします。


 これで、種芋の植え付け位置が中心になるよう両側を逆転ロータで往復し畝を盛ると、土が細かくできて適度な覆土になります。
往き、


復り、


往復後。


 あとは、軽く鍬でならして手直しすると覆土5~6センチとなり、終了です。


 昔は縄を張り、鍬で溝を作って肥料をやり、また土を戻して種芋を植え付け、さらに覆土をしていました。できるだけ疲れない省力植付け法を考え、このやり方に至っています。
 この畑は、午後の日当たりが少し悪くなるのですが、霜の落ちる心配がなく、山砂を客土したため肌がきれいに仕上がります。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大好きな男爵です‼️ (bluesky)
2020-03-24 10:59:17
いよいよジャガイモの植え付けですか。
春ですね。
男爵は、ほくほく感があり大好きです。
成長が楽しみですね。
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blueskyさんへ (kaz)
2020-03-24 13:44:14
コメントありがとうございます。
少し早めにジャガイモを植付けました。
男爵いもは汎用性が高いので、無難なようです。
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