里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

リーフレタスの収穫はしばらく続く

2022年06月25日 | 畑:葉菜類

直播きの非結球レタスを穫り続けています。
何れも4月15日に直播きしたもの。簡単なバラ播きで、間引きを一度。
順調に生育し、5月下旬から間引きを兼ね穫り始めました。
ようやく本来の株間になってきました。
こちらがサニーレタス。


発芽が極良で、生育も順調。


かなり収穫して本来の株間に近づいてきましたが、すぐ株は生長し一面に広がります。
依然隙間が見えません。


今がちょうど穫り頃と言えます。食感も良い。
しばらく収穫は続きます。

グリーンリーフレタス。


こちらも発芽、生育とも極良。
大分収穫しましたが、すぐ株間は埋まり詰まってきます。


いくら穫っても畝一杯と言ったあんばい。


やはり今がちょうど穫り頃になっています。


サラダ菜。


こちらだけが発芽やや不良。それで本来の間引き後と言ったところ。


サラダ菜としてはかなり大株となり、中心が少し巻いてきました。
サラダ菜だけに虫食いが少し見られます。


サラダ菜は大株になっても軟らかく、食感が変わりません。

一株でかなり大きくなってきました。


収穫が未だ追いついていない感じですが、当分穫り続けます。


タマネギを長期貯蔵に向け本格乾燥

2022年06月24日 | 畑:土物類

過日、タマネギを一斉に収穫し、取り込みました。
中晩生種の「ネオアース」。今年は納得できる豊作です。
5月10日くらいから穫っていますが、この品種の最大の長所は長期貯蔵。
「ネオアース」1品種で来春まで食します。
収穫時は濡れた土が付いており、作業場の下屋に広げて10日余り放置。


例年より長く陰干ししました。
貯蔵中に腐れが出ないようにしっかり乾燥する必要があります。
乾燥不十分なまま沢山詰め込んでしまうと、貯蔵中に腐れが出てしまうことが多い。
我が家で行っている乾燥法は2通り。専ら助っ人がやってくれるので助かります。
一つはごく一般的に行われている吊しによる乾燥。


8~10個のタマネギを、茎を2、30㎝付けてひもで縛り竿に吊します。


少々雑然としていますが、雨に当たらず風通しが良いので、毎年ここに吊しています。


この方法は必要な資材もいらないのでやりやすい。
ただし、大玉は吊しているうちに重みに耐えかねて落ちるものが出てきます。
この程度の中玉を中心に吊すのが無難。


そこで行っているのがもう一つの方法、かご形のコンテナに並べる乾燥です。


近年は、こちらをメインにしています。
こちらも周りは雑然としていますが、空きスペースを確保。


この「ネオアース」は大玉の比率が高い。
今年は、例年にもまして大玉が多いようです。例年多少は出るクズのような小玉が殆どありません。


乾燥の目安となるのは茎と根の部分で、ここがしっかり乾くこと。
かご形コンテナの下に空間を設けることで、上下から乾燥させます。


コンテナには出来るだけ重ねず並べるようにします。
500g級の特大玉が相当数あります。


ちなみに超の付く特大玉を計ってみました。中玉3個分あります。


大玉は貯蔵性が良くないと言われますが、必ずしもそうでもないようです。
近年はあまり気にせず食してはいるものの、特大玉は前半に消費するつもりでいます。


3回目に播いた春ホウレンソウを穫る

2022年06月23日 | 畑:葉菜類

3回目に播いた春ホウレンソウを穫り始めました。
1回目の我流の早播きをした春ホウレンソウは5月いっぱいの収穫。
2回目に播いた春ホウレンソウは5月末から穫り始めほぼ終わります。
満足の出来と思いましたが、後半になり葉が黄化してきました。
6月上旬が雨続きで、大雨の影響が大きかったようです。
これは「ボーカル」の穫り残し。


これが「スプリング」の穫り残し。


あとは処分です。しかし、かなり穫ったので十分といって良いでしょう。
これが3回目に播いた春ホウレンソウ「ボーカル」。


4月中には播くつもりが、田植え後の種播きとなりました。
2回目との収穫の間が空くと思ったところ、続けての収穫が出来ました。
この時期のホウレンソウの生長は早く、1ヵ月半も掛からず収穫開始となりました。
但し、種播き後雨が極端に少なく、発芽が不揃いです。灌水したものの遅きに失しました。


種播き後、6月初めまで不織布をべた掛けしていました。
隙間があり見栄えは良くないものの穫り頃になってきました。


少し密の所もありますが、間引きはしていません。


この時期のホウレンソウは葉が薄く軟弱になります。
「ボーカル」は、やはり春ホウレンソウとしてはがっちりタイプ。他に比べると葉色が濃く肉厚です。


これが「スプリング」。


こちらも発芽が不揃いです。


「ボーカル」よりも葉色は明るく、葉肉は薄い。


今の春ホウレンソウとしてはこれが普通かもしれません。


最後の春ホウレンソウは発芽が不揃いだったものの11月から6月と8ヵ月間ほぼ途切れることなく穫れたので、近年では一番満足できる結果となりました。


水墨画「初夏の蔵王連峰」

2022年06月22日 | 水墨画:風景他
画仙紙 全紙1/3 

初夏の蔵王連峰を水墨画で描きました。
実は、これは以前、墨画会に出品するため描いたものですが、お蔵入りになった曰く付きです。
この季節のものなので、敢えてここに記録することにしました。
残雪を抱いた蔵王連峰。
この場所は南蔵王を望む絶景ポイントの一つと言えるでしょう
流れる川は阿武隈川支流の白石川、橋梁は東北新幹線、周囲は新緑。
前景が開けているため、雄大な蔵王連峰が迫ってくるような迫力を感じることができます。
水墨画では、前景は濃く、後景は薄く描くのがセオリーとされます。
しかし、それだと静かな風景となり、連峰の迫力が出ないので、敢えて濃くし、迫るような雰囲気を出そうとしました。
しかし、やはり違和感ありと指摘を受け、作品にはしませんでした。
今改めて見ると、全体的にメリハリに欠けるようです。やはり前景をあまり描かない方が無難なのかもしれません。
但し、必ずしもセオリー通りでなくても良いのではとは今でも思っています。




ナスに廃材を利用した誘引支柱を立てる

2022年06月21日 | 畑:果菜類

これまで、ナスには株ごとに1本の支柱を立てています。
枝葉が伸びてきたので、廃材パイプを利用した誘引用の支柱を立てました。
6月に入り天候不良が続き、生育は良くありません。


昨年の今頃は、好天で生育が進み収穫が始まっていました。
品種は中長なすの「くろべえ」。
土砂災害警戒情報が発令された大雨のダメージが大きく下葉の枯れもあります。
一番花の多くが実を着けていません。


樹勢も弱い。一番果は着かなくてかえって良いのかもしれません。
支柱を立てる前に、わき芽の整理をします。


仕立て方はごく一般的な3本仕立て。
一番花の着いている親の枝と、そのすぐ下のわき芽2本を伸ばし3本を主枝とします。
他のわき芽は全て搔きます。


例年ならもっと強いわき芽になっていますが、今年はわき芽も弱い。
いつも誘引支柱を立てる頃にはもっと茂っています。
次に支柱を立てます。
様々な誘引法を試しましたが、最も簡易なこの方法が定着しました。
全て古いパイプハウスを解体した時の廃材を利用します。
まず植えられているナスの両側に適当な間隔でパイプ支柱を立てます。
支柱は心持ち上の方が少し広くなるように打ち込みます。


これは生育途中に上方を広げることも可能です。
この支柱に、横に直管パイプをフックバンドで止めていきます。


このようにフックバンドは完全に止めず、簡単に動く状態にしておきます。


この状態で、横パイプが落ちることはまずありません。
枝が伸びるのに合わせて、この横パイプを上げていきます。


フックバンドはそのままの状態で下から軽く叩くだけで簡単に上がります。
殆どの場合、枝はパイプに誘引止めしません。


誘引止めしなくても枝がパイプに密着し、あまり動かず垂れ下がりが防げます。


今年は株が大きくなる前に誘引の態勢が整いました。
皮肉にも梅雨入り宣言後に晴れて気温が上がってきました。挽回してくれれば有り難い。