時代劇ではキャメラの構図の中の,
電柱、高圧線の電柱、新しい建物など
気をつけなくてはなりません
キャメラのファインダーを覗いて
電柱,高圧線電柱,現代の建物は大道具さんは
持っていった,木の枝や常夜灯などで隠します
… … …
時代劇映画のロケで気を
つけなくてはならないことが
もうひとつあります
見通しの良い、遠くまで写る構図の場合は
道の遠くを現代人が
横切らないということです
そのため助監督をはじめ
大勢の人除けスタッフを画面に
写らないように配置します
現代人が画面に入らないように
注意するのは良いのですが
遠くの方を通る自転車、バイク,自動車,
トラックに注意しなくてはなりません
現代劇のロケーションでは遠くを
自動車が走ろうが関係ありませんが
今から50年ほど前
アメリカ映画に「ベン・ハ-」がありました
ウィリアム・ワイラー監督、
主演チャールトン・ヘストンの宗教時代劇です
戦車競走のロングの場面で
ロングに小さくダンプカーが走っていた
と、あるカツドウヤ(活動屋=映画人)から聞きました
このシーンはきっと大勢の俳優と,大がかりな段取りで、
監督が
「スタート…」
と号令をかけると場面の撮影をストップが出来なかったのか
全く、ロングの自動車にスタッフ(見張り)が
気が付かなかったのかでしょう
私はこの映画を見ていませんのでわかりません