テレビは黒白(モノクロ)で
スタートしました
カラー映像が見たければ
映画館で、モノクロ映像はテレビでと
映像の棲み分けがありました
やがてプランビコン管(カラー受像管)の出現で
テレビもカラー映像が扱えるように
なりました
シャドウマスク方式のブラウン管テレビや
トリニトロン方式のカラー受像機が
出現しましたが、高価でしたので
おいそれと揃えることはできませんでした
放送は徐々にカラー番組が増えていきました
せっかくテレビがカラー化されたのに
テレビ局員がカラー番組が見えなくてはと、
テレビ局が給料天引きの長期月賦で
カラーテレビを斡旋しました
何も置いていない独り者の居間に
いままで14インチモノクロと
17インチカラーテレビの2台並べて
カラー番組をカラーとモノクロで見ていました
カラー番組が始まっても料理番組は
しばらくモノクロ番組でした
料理番組の女子アナが
料理番組の料理の出来上がりを
見せて
「この盛り付けをカラーでお見せできないのが
残念です…」
と云っていました。