巨大な独楽、パラソルに
乗って姿を現す忍者、
奇想天外な作風の「仮面の忍者 赤影」
ですが、いかに面白い忍術絵巻を描くか、
スタッフ全員に宿題のようにして
アイディアを提出させました。
スタッフはどんな忍術が
使えたら面白いか
自分の子供に尋ねたり、
頭を絞って番組中の
忍術合戦を盛り上げました。
敵忍者はどう見ても
戦国時代の者とは思えない
怪人物が登場したり
空飛ぶ円盤や、
巨大なロボットなど
SF的なアイテムが
次々と繰り出されました。
敵忍者が用いる武器・小道具も、
アクアラングや扇風機、
リボルバー拳銃など、
現代の製品が堂々と画面に登場しました
スタッフに自由に考えさせ
発想を大胆に活かす試みは
制作現場に大いに活気を生んで
作品成功の強力な
原動力になったようです。