ザ・シンフォニーホールでは初めて
ベルリン・フィルとカラヤンによる
モーツァルト、ディヴェルトメント15番が
重厚なサウンドのうちに、終わりました
拍手のなか、指揮者カラヤンは舞台下手に
退場します。続いて楽団員も退場します。
クラシックの演奏会は一つの曲目の演奏が
終わると全員舞台から退場します。そして
短い休憩のあと、次の曲目で再び楽団員は
舞台に登場して、そして、指揮者カラヤンが
舞台下手から登場します。
次の曲目は
リヒャルト・シュトラウス交響詩「ドン・ファン」
でした。
ザ・シンフォニーホールに固唾を吞む?一瞬、が
おとずれます。
指揮者カラヤンは両手をサッと振り下ろしました
しかしオーケストラの演奏が始まりません
コンサートマスター(第一バイオリン)は
安永徹(やすなが・とおる)さんでした
その安永さんが最初の数小節を演奏されるだけで
オーケストラは沈黙したままでした…
我々テレビ取材スタッフをはじめ
ザ・シンフォニーホール全体が 一体なにが起こったのか
わからなくなってしまいました…