乱歩賞受賞作の森村誠一の「高層の死角」が
素晴らしい出来映えの影に隠れてしまったのが
夏樹静子(なつきしずこ)著「天使が消えていく」です
この作品を候補作として葬るには惜しいというのでした
そして異例ですが出版されました…
毎年、乱歩賞応募作品には、素晴らしい作品がドッと
集まることがあるのでしょう。
夏樹静子の作品に「Wの悲劇」がありました。
エラリー・クイーンに
「×の悲劇」「Yの悲劇」「Zの悲劇」の三部作が
あります。つまりX、Y、Zですが、それにWを
加えたオマージュでした
現在、もベストセラー作家の東野圭吾(ひがしのけいご)も
第31回(1985年) に272編の応募作の中から
タイトル「放課後」で受賞して、作家デビューしました。