初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

腕時計の石

2009年03月29日 17時22分15秒 | Weblog
  昔は中学生になると、万年筆と腕時計を入学祝いにもらいます。
腕時計は、うれしくて、毎日決まった時間にネジを巻きました。腕時計は今と違ってゼンマイ駆動ですから少しでも正確な時間どおり動いてもらおうと思っていました。

 時計はいろいろな歯車を軸受けて保持しています。金属の軸受けだと摩耗して、正確な時間が刻めなくなります。そこでルビーなど金属より硬い宝石で軸受けを作ります。その時計で使用している宝石の数を表わすのが石です。
17石、14石、10石などと呼ばれます。時計の文字盤に21Jewelなどと銘記されています。

 友人の持つ腕時計と石の多少を自慢したものでした。
まず、腕時計の石の数がその時計の優劣の見分ける方法として心に留めました。

 戦後しばらく経って、カメラ業界も活発になってきました。
少しでも明るいレンズをと業界は鎬を削っていました。ツァィスのゾナー50㍉、F1.5に対して、ニッコールはF0.1だけ明るい50㍉、F1.4のレンズを発表しました。

 早速、ツァィスからF1.5とF1.4の違いは何かなど文句がきました。
レンズの絞り値は算術的な計算です。レンズ口径と焦点距離の比率ですから、寸法が合っていればそれでよいのです。

 そのあと、ズノーF1.1、キャノンF0.95など、各社でレンズの開放絞り値の競争が続きました…。
 レンズの開放F値の明るさが私にとってレンズの優劣というか値打ちの尺度の一つになりました。

 LPレコードも普及してきますと、レコードを再生するHiFiアンプが問題になります。トランスメーカーの山水(サンスイ)から総合アンプが発売されました。

 当時、高出力の30Wの「マンモスアンプ」と呼ばれて話題になりました。

 技術雑誌には、家庭にそんな高出力のアンプは要らないしボリュームを絞って再生していては意味がない。また、音声出力のピークは意外に大きいからひずみの問題から高出力が良い…。その後、各社からいろいろな高出力のアンプが売り出されました。

 私には、アンプの出力が良し悪しの尺度の一つになりました。

       続く…。





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