初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

カツドウヤ

2009年05月15日 17時27分05秒 | Weblog
写真説明:散歩の途中の畑で、じゃがいもの花 ?を見つけました。愛用のコンパクトデジカメ(Nikon L6)の接写モードで携帯のレフ板を左手に、右手でカメラを支えて撮りました。

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 映画の始まりは、活動写真と云われて、それに携わる人を「カツドウヤとか活動屋と云われていました。

 いまでもその名残はあります。服装は、帽子を被り、腰にタオルを挟んで、反対側の尻のポケットに台本を入れて、ラフなスタイルで歩き回っています…。

 この腰にタオルが、一目で分かる服装でした。帽子を被るのは、スタジオ内のセットの上に照明器具が鈴なりですから、それが頭に落ちてきてもケガが少ないようにという予防です。

 大抵、活動屋は撮影所の近所に住んでいました。職住接近です。近所でもその格好で生活しています…。

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 テレビが始まりました。スタジオのセットのあちこちに照明器具がありますが、帽子も被らず、ラフなスタイルで動き回っていました…。

 テレビ屋という服装もなく、雰囲気もありませんでした。

 テレビの歴史がまだ浅いからかなあと思っていました。

 夕方、仕事が終わって退社時間になると、スカッとした背広姿の背の高い青年が通ります。どこかで見たように思うのですが分かりません。

「あれは大道具の××ちゃんやないか…」

といわれました。

「こっちは、小道具の○〇ちゃん…」

 退社時、裏方さんは、風呂に入って背広に着替えて颯爽と帰ります。

 出入りのタレントさんが、どっちが俳優か分からないと感想を述べています。
 
 最近は服装でその人の職業がわからないといわれるようになりました。

 昔は、大工さんはいかにも大工さんという服装と雰囲気ですし、板前さんはいかにも料理人という雰囲気でした。それが、通勤電車に乗るためか、職業も雰囲気もわからなくなりました。

 映画のカツドウヤという独特の雰囲気に対して、テレビジョンのテレビ屋はどんな雰囲気が生まれるのかと思っていましたが、いまだに無味無臭のようです。

 次は、自由に出入りできるテレビ局の警備について記します。


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