初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

スタジオてんやわんや

2009年01月11日 17時14分54秒 | Weblog
  VTRがなかった時代のテレビ番組は全国的にすべて生番組でした。
特に、生ドラマ番組は神経を使います。何度もリハーサルをして、芝居を固めてもアクシデントがありますし、スリルがあります。

 スタジオの真中から放射線状にいろいろなセットが作られていて、それらを一巡すると番組が出来上がります。ある刑事ものドラマの、取調室のシーンで、容疑者の前の取り調べ刑事がセリフを度忘れしました。その刑事役の俳優さんは、大事なきめセリフをセットの柱に書き留めておいたのですが、その前に別の係官が立ちはだかって書き留めたセリフが見えなくなってしまいました。

 セリフの入りにくい大女優がいました。その女優さんには付け人(その女優さんのいろいろな世話をする人)が何人かいまして、その中に気のいい青年がいました。その青年のことを大女優は「じゃがいも」と呼んでいました。
 その青年は大女優のセリフを紙に書いて、カメラサイドから見せる役でした。
そして、後でいつも大女優に
 「見せる位置が悪い。それに字が汚い読めへん。バカ者…」
いつも、大女優のストレスのはけ口にされていた気のいい「じゃがいも」君は怒られ役も務めていました。
 

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