初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビジョン

2008年12月28日 20時43分08秒 | Weblog
京都市川端今出川下がるの広場で、NHKの展示公開のテレビジョンが初めての出会いでした。あかあかと照り輝く照明の舞台にテレビカメラがあって、モデルさんが客席に向けられたモニターに映っていました。

 当時のテレビカメラは、旧式のアイコノスコープ管を使用した感度の低いカメラでした。間もなく、高感度のイメージオルシコン管を使用したカメラが実用化されて、テレビ放送が始まりました。

 テレビスタジオの照明は、映画スタジオほど大げさではなく、照度を低くして夏は冷房で快適でした。カメラのイメージオルシコン管の撮像部分の面積が、35mmのフィルムのサイズに近く、カメラのレンズは35mmカメラのものが流用されていました。ニッコール35mm,50mm,85mm,135mmの四本レンズが、ターレットに取り付けられて、カメラ後ろからのレバーで切り替えて使いました。絞りはF5.6~F8で、映画に比べてかなりの感度がよかったです。舞台中継などは、180mm,250mm,300mm,600mm,などの望遠レンズを使いました。

 皇太子ご成婚パレードの中継では、系列各社がテレビ中継車を東京に持ち込み、分担を決めて、長いレールを敷いて移動撮像などもしました。この機会にテレビ受像機が大量に売れて、日本にもテレビ時代が到来しました。テレビ受像機のサイズは14インチのものが標準でした。

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